2004年03月07日

クリエ CLIE PEG-TH55【Voice Recorder】

クリエ CLIE PEG-TH55について、過去、いろいろな側面からご紹介してきましたが、今回はVoice Recorderについて解説したいと思います。
Voice Recorderは、音声メモを録音したり、再生するためのアプリケーションです。
過去に発売された数々のクリエでも、同じものが搭載されてきたので、さして目新しいものではありませんよね。
私自身、Voice Recorderについては、そんなに利用頻度も重要度もありませんでした。
「クリエ CLIE PEG-TH55【THe Go! Go!】」という記事の時にも書いたように、あまりにも頻度が少ないので、Voice Recorder用のボタンは、通常はHotSyncボタンとして活用しています。
たまたま、講演会があったので、その際に録音してみようかと試した事を中心に書きます。

まず最初に、Voice Recorderを起動させて設定関係をしてみましょう。

各設定の意味は、以下のマニュアルのコピペ(一部補正あり)を参照。

・ 操作確認音を出す:録音や再生時にボタンをタップすると確認音が鳴るようにしたい場合は、チェックボックスをタップしてチェックを入れます。

・ 連続再生を行う:複数の音声メモを連続して自動再生したい場合は、チェックボックスをタップしてチェックを入れます。

・ 一覧/録音先:音声メモの保存先や音声メモ一覧表示するメディアを選びます。
− MS優先:“メモリースティック”がクリエに挿入されているときは“メモリースティック”の一覧を表示し、挿入されていないときはクリエ本体の一覧を表示します。

− MS:“メモリースティック”内の一覧を表示します。

− 本体:クリエ本体内の一覧を表示します。

・ 録音上限値設定:録音できる音声メモデータの最大サイズを、本体および“メモリースティック”の両方に設定できます。▼をタップして[制限なし]または[アラーム用(62 KB)]を選びます。

マイクの感度を選ぶ
録音時のマイク感度の状態を選びます。録音中でも設定を替えることができます。

・口述:口述録音モードで録音します。近くの音や大きい音を録音するときに使います。(例:マイクを口元に近づけて録音するとき)
・会議:会議録音モードで録音します。遠くの音や小さい音を録音するときに使います。(例:会議を録音するとき)

録音の品質を選ぶ
録音モードを選びます。録音を始めてしまうと設定を替えることはできません。

・標準:標準録音モード

・長時間:長時間録音モード

私の場合は、写真のとおりの設定にしました。
操作確認音を出さないようにしたのは、別にヤマシイ事に使おうとかそんなんじゃありませんので(汗)。

さっそく会場にて録音開始。
最初は、スーツの内ポケットに入れて少しだけ録音してみました。
数秒間だけ録音して再生してみたところ(ヘッドフォンを装着しなくても、本体のスピーカーから聞けます)、一応、録音は出来ているものの、スーツと本体が擦れる音が邪魔をします。
ボイスレコーダーの類を使った事がなかったので、最初から失敗。
次は、本体を外に出して録音してみました。

講演会の後ろの方で聞いていたので、当然、壇上の上の人の肉声は聞こえません。
上から降り注ぐ、スピーカーの音を拾って録音してみました。
今回は、ちゃんと録音が出来ました。
ちょっと再生してみましょう。

Voice Recorderが起動して、メディア画面が表示されます。
ジョグダイヤルを回して、再生したい音声メモを選び、ジョグダイヤルを押します(または、音声メモ一覧でデータをタップします)。
すると、再生が始まります。
ちなみに、CLIE Viewerからでも再生が出来ます。
さすがにモノラルマイクだからでしょうか、テレビのアニメのような、はっきりとした音が撮れた訳ではありません。
けれど、何を喋っているか等は、ちゃんと把握できましたよ。
これならば、いろんな所で活用できるかもしれません。
特に仕事上で、社外の人と重要な会話をする際、後日、「云った」「云わない」の口論になった時の重要な証拠にもなりますね。
会話の内容を文章に起こす際、私は今まで、メモ帳に要点を書き込み、後ほど、上司に提出する書類を書く際は、記憶とそのメモ帳で再構築していましたが、更なる上質な文章を書く際は、補完資料としても使えるかもしれません。
「音声メモ」という使い方ならば、わざわざ別に機材を買わずに、これで充分ではないでしょうか。

さて、帰宅してから録音したものをパソコンで再生してみようと思いました。
クリエに刺したメモステ内の「PALM」-「PROGRAMS」-「MSSOUND」の順にフォルダを開くと、拡張子がWAVファイルとして保存されていました。(正確には、IMA ADPCM形式で保存しています)
普通に、WindowsMediaPlayerで再生できます。
WAVファイルですので、パソコン上でいろいろと後ほど、加工をすることが出来ますね。

さてまあ、こんな感じで手軽に録音が出来るのですが、問題は、録音できる時間と容量ですね。
私の64Mのメモステ内には、40分以下しか録音できるスペースがありませんでした。
数々の他のデータで満たされていて、1時間以上の公演を丸々と録音することが出来なかったのです。
35分で標準録音だと20Mぐらい必要でした。

今回のことで、「大容量のメモステが欲しい」と思うようになりました。
TH55を買って、最初は検証用に、動画や音楽を再生してみたりしていましたが、いかんせん、私の持っていたメモステは64Mしか無かったので、とてもエンタメ系用に使う空き容量が無く、殆ど音楽、動画関係には使っていませんでした。
うーむ、テキストだけならば、64Mでも構いませんが、せっかくTH55を買ったのだから、AV系の機能も多用したいところですね。
そういや、サンディスクから、容量2GBの「メモリースティックPRO」が発表されましたよね。
詳しくは→ここ
米国での販売価格は1,000ドル。
日本じゃ一体、いくらになることやら・・・・・。
TH55が3台ぐらい買えちゃうんじゃないのかしら。
さすがにここまでは必要ないけれど、256MのメモリースティックPROを買おうと画策しています。
電気屋でチェックしたら、約13,000円。
TH55の3分の1ですか・・・・・・高い。
たかが記憶媒体なのに。
後少し足せば、今ならばクリエのTJ25が買えてしまいますよ。
もうちょっと安くしてくださいよ、ソニーさん。

Posted by kanzaki at 2004年03月07日 22:34
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