2004年03月21日

スパイ

さて皆様、本日のお加減いかがでござりましょうや。
越後屋の神崎でございます。

今日は天気も良いので洗車なぞしておりました。
洗車はまめにした方が良いですよ。
ほったらかしにしていると、いつの間にやら錆び等でボディーに穴が開いたりしますから。

えー、ご存知の通り、私の母は本屋の店長をしております。
しかしここの所、売れ行きも芳しくない有様。
今日は日曜だっていうのに、大した売り上げになっていないとか。
天気が良いと、本屋への客足が減るので、日夜、雨乞いをしている有様です。

さて、そんな母より私目に、指令が入りました。
スパイになり、偵察をしてこいと云うのです。
スパイ?
神ナナの読者の9割は、スパイという言葉を聞くと、ファミコン等で発売された「SPY vs SPY」を思い出すことでしょう。間違いないっ。
このゲームは罠を仕掛けて相手を倒すという、対戦ゲーム黎明期の名作であります。
しかし、対戦モードでやると、友達との信頼関係にひびが入る危険なゲームでもあります。
そういやこのゲーム、「スパイ ブイエス スパイ」なのか、「スパイ バーサス スパイ」、「スパイ アンド スパイ」なのか、発売されて20年ぐらい経過するのに、未だに私には分かりません。

話しが大きくそれたので軌道修正。

母より、新しく開店した本屋の様子を見てきて、感想を聞かせて欲しいと云われました。
駅より少し行った所に、巨大な総合ホームセンターがあります。
多分、あなたが想像するホームセンターを10倍ぐらい大きくしたものです。
その隣に、静岡に本店がある本屋が出店してきたそうです。
新潟市の有名な本屋と云いますと、古町という繁華街にある本屋、万代シティーという所にある本屋を思い浮かべると思います。
ツ○ヤとかもありますが、あそこは純粋な本屋ではないので別枠。
新しい本屋は、新潟の本屋とはコンセプトも違うことでしょう。
考え方が違えば、店内の雰囲気も変わるもの。
例えライバル店と云えども、良いところは見習うべきです。
新潟は考え方に柔軟性の無い県です。
昔から続く考え方に固執した面があります。
それも良いのですが、その方法で売り上げが下がっているのならば、考え方を改めるべきかと。

そんな訳で、洗車が終わった夕暮れ時に本屋へ出発。
タイヤとオイルを交換し、ピカピカになった車を走らせるのは気持ち良いものですね。
車内では、坂本龍一教授の新アルバム「CHASM」を流しながらのドライブ。
ノイズを使った音楽が、私には面白く感じられました。

さて空は暗くなり、車は皆、ヘッドライトを点灯しているような時間に到着。
私は隣のホームセンターに車を停めました。
1000台が停まっても、まだ余裕がありそうな駐車場ですよ。
外に出ますと、ちょっと寒いですね。
この駐車場から眺めると、遠くに明るい照明の建物がポツンと建っています。
ここの駐車場の横にある道路を挟み、その向こうにもある大きな駐車場の奥に、その本屋はありました。
この糞寒くて暗い中、私はとぼとぼと歩いていきました。
よく考えたら、何で私は車で行かなかったのでしょうか?
無駄な労力だなあ・・・・・。
ようやく本屋へ到着。
中から溢れ出る照明の明るさが、外にまで伝わってきます。
概観は、茶色を中心とした建物です。
チェーン店らしい、何か規格通りに造ったような感じです。
これは、ツ○ヤにも通じる空気があります。
さて、中へ入ってみましょう。
まだ出来たばかりなので、少し、建築材料の独特な匂いを感じました。

こんな時間なのに、中は人で一杯です。
隣の巨大なホームセンターでお買い物をした人が、ついでに寄って行くのかもしれませんね。
これまたチェーン店らしく、大きなブロック毎に、ジャンル分けして本が陳列されています。
上の方にある大きなパネルを見れば、どこにどのジャンルの本があるか分かります。
茶系統の色を使った店内は、落ち着きがあります。
店内を流れるBGMは静かなものなので、店内の雰囲気を壊す事もありません。
店の大きな特徴は、天井が高いという事です。
一階の平屋建なのですが、これだけ天井が高ければ、二階も造れるんじゃないのという感じでした。
また、陳列している本棚も、これまた高い。
一番上にある本は、地上から2メートル以上の高さにあるんじゃないかしら。
当然、女性には手が届かないので、至る所に、昇降台があります。
ショッピング帰りのお客が多いせいでしょうか、入り口付近の雑誌コーナーが一番、人だかりがありますね。
奥の文庫本のコーナーは、まばらでした。
客層も、若い人っていうより、ファミリーで来ているという感じでした。
こういう客層には、雑誌系統が売れるのは当然といえば当然。
レジの横に、液晶パネルの端末があり、そこで本の検索が出来るのですが、糞ガキ・・・・もとい、おぼっちゃまが操作されていたので触れる事が出来ませんでした。
店員は若い人ばかりですね。
バイトでしょうか?
私はぐるっと一回りして退散しました。

なかなか店内は清潔感もあるし、店舗の広さもそれなりにあり、陳列棚の高さもかなりあるので、在庫している書籍の数はかなりのものだと思います。
でも、新潟市の有名店を相手に出来るほどのパワーはありませんでした。
ツ○ヤと同じで、チェーン店の匂いがするのです。
特別、何かに特化したという感じがないんですよねぇ。
「このジャンルだったら、新潟広しと云えど、ここにしか無い」
「このジャンルを探したければ、この店へ行けばある」
そういう店舗ではありません。
ホームセンターの横にある本屋としては、とても相応しい感じです(良い意味も悪い意味も込めて)。
だから、雑誌を中心とした構成となり、特色が無いのです。

店の造りも、ちょっと小洒落た雑貨屋さんのイメージを取り込もうとしているようにも感じました。
しかし、雑貨屋と云っても、セレクトショップみたいな店主の拘りを感じるようなものではなく、これまたチェーン店の雑貨屋然としたものでした。
どうしても、量販店ぽい安っぽさが感じられるのです。
量産と云っても、ジオンのザクというより、連邦のジムですね。ジム。


そんな感じだったと、母に伝えました。
予想通りだったみたいですよ。
だから、参考にはならなかったみたい。
母の店は、客の年齢層が高いので、そういう人好みなものを中心にしているそうです。
これはこれで、特徴をつけたもので良いと思います。
しかし残念ながらお客は、横浜あたりにいるハイソなおじいさま、おばあさまのような人達ではありません。
かなり金には、がめつい・ケチな感じの老人が多いのです。残念ながら。
だから今ひとつ、売り上げが振るわない。
まだまだ、研究しなくてはならないようです。

私の好きな本屋の雰囲気というのは、そういうチェーン店みたいなものでも、お洒落な雰囲気の店でもありません。
図書館もいいけれど、ちょっと近寄りにくい。
大好きなのは、汚い古本屋です。
ブックオフみたいな店じゃありませんよ。
とても狭くて、所狭しと古い本が陳列されていて、店主が一人でやっている店。
近所に大昔から一軒、そういうところがあるんですよ。
この競争激化の中、すさまじいまでにマイペースな経営。
ページをめくると、細かい埃が舞い散りそうな古い本ばかり置いてあります。
同人誌、エロ関係が何故か豊富です(これが人気の秘密かな?)。

本に囲まれた生活・・・・売上を気にしなければ、やってみたいものです。

Posted by kanzaki at 2004年03月21日 23:16
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