2004年03月28日

本を出したい人が多いそうです

神崎です、こんにちは。
人間がひとり、同じことをコツコツと研究・研鑚していれば、それは世間の目から見ても、かなりの資料的価値があるものです。
ある程度のボリュームになったら、それを世間の皆さんへ伝えたいという気持ちが起こるのも当然でしょう。
また、書き溜めた詩、小説、写真等を一冊の本としてまとめたいと思う人も多いかと思います。
ここ最近、自費や印刷会社と共同で本を出版する人が増えているそうですよ。

人間は、子供を生んで育て、自分の遺伝子を残すことが出来ます。
それとは別に、「俺は、自分の遺伝子を作品で残したい」と思う方もいます。
自分が生きた証を残す。
これは人間の本能がさせるのでしょうかね。

流通に乗るような本を作るのは難しいものです。
出版社も仕事でやっているのですから、儲からないといけない。
この不況時代、そうそう本は売れてくれません。
一流作家の本ですら、売るのに苦労するのですから、そういった自費出版・共同出版の本が売れるのは難しいものです。
利益を出したいと考える場合、本という媒体は、かなりのリスクがありますね。

最近では、自分の作品の発表の場として、ホームページというものがあります。
有料サイトにせず、様々なリンクを駆使すれば、それなりの数の人々が訪れてくれます。
手軽に発表し、それを閲覧できるのは、発信者にも読者にも嬉しい事です。
私も、こうやってホームページで文章を書き、それを見ていただけるのは楽しいし、やりがいがあります。
それを通じて、いろんな交流も出来るのが、また嬉しいことですよ。

自費出版をしたい人の多くが年配の人らしい。
インターネットという概念が無いですから、本という形に拘るのかもしれません。
若い人で本という形に拘る人は、同人誌を作る人なのかな?
同人誌は、人気のある人だと、かなりの利益になるらしいです。
下手なプロより稼ぎが良いのです。

私は文章を書いてご飯を食べられる身分になりたいとは思いません。
文章を書く苦しみを味わうことになりそうだから。
それに今の平凡な生活が嫌いじゃないから。
私が神ナナで書いている内容って、別段、すごい内容なんて一つもありません。
やろうと思えは、誰でも出来る体験を書いているだけです。
プロになると、そもそも生活自体が、普通の人と違うから、書く内容も特殊になります。
特殊な内容は、流通する出版物として魅力的です。
だから売れるんですよね。
私には、そういう要素がありません。
朝起きて、日中は仕事をして、夜は自分の趣味に興じ、そして床につく。
ありきたりの生活です。
プロの書く内容は特殊なものですから、読者は「凄いなあ」「こんな事が世の中にはあるんだ」「羨ましいなあ」等、自分とはかけ離れた世界へ向けた視線で感想を漏らします。
一方、私のホームページや、世間で多く存在する日記系のホームページは、読者の目から見れば、「分かる分かる」「そうだよねぇ」等という共感に近い感情を持ち、発信者と読者の視線が同じ場合が多いです。
後者の方は、インターネットが未発達の時代は、なかなか世間の皆様へ伝える手段が少なかった。
それこそ、同人誌、自費出版等の、かなりの労力とリスクが必要な方法しかありませんでした。
今は、ホームページを作れば、誰だって発信できます。
敷居も低いので、やり易い。
読者も読むのに、お金などの対価が必要ありません(ブロードバンドで定額ですから)。
もし読者の皆さんで、自分も何かを発信したいなあとお思いでしたら、是非、ホームページの開設をお勧めしますよ。

年齢と共に、毎日の通り過ぎる時間が、とても早く感じてきます。
1年なんて、あっという間です。
でも、そんな中でも、驚いた事、感激した事は多々あるのものです。
「作品を残したい」と思うと緊張しちゃうけれど、今この時の自分の気持ちを残しておきたいと考えると、すんなりと書けますよ。

Posted by kanzaki at 2004年03月28日 20:00
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