2004年03月31日

携帯電話

出勤の際、片手にはカバン、Yシャツの胸ポケットには紙のメモ帳とボールペン、スーツの内ポケット左には携帯電話、右にはPDA、ズボンのポケットにはハンカチが入っています。
ふと思い立ち、会社に来てから、ハンカチ以外を外してみました。
軽いんだよねぇ。
モノが入っていると、スーツがデコボコして嫌なのですが、何も入っていないと、スーツのラインが奇麗になっていいですね。
物理的な重さだけではありません。
何だか心も軽くなったような気がします。
モノを所有して維持し続けるというのは、少なからずストレスを抱えることになります。
管理するストレス。
しかも身に付けていると、目に見えなくても、重さとか感触で、常にストレスを感じ続けることになります。

案外、何も所有していなくても、何とかなるものなんですよね。
必要な時に、それだけを持ち歩けばいい。
出先で必要になったら、その場で買えばいいという考えもアリ。
何も、全てを常に持っている必要はないのかも。
日中、社外へ出る営業マンは、必要なモノを抱えなくてはいけませんよね。
所有するモノの数を減らす事が出来ないのならば、一つ一つのモノをコンパクトにする努力はしてもいいと思うんですよ。
かなり違ってくると思います。

最近、所有する事にストレスを感じているものに、携帯電話があります。
多機能になってきて、それに比例するように大きくて、重たくなってきました。
女性は、ハンドバッグがあるからいいけれど、男の場合は仕事以外だと、あまりカバンの類を持ち歩く機会って少ないです。
そうするとポケットに入れて置くしかない。
最初の頃は多機能・高機能のお蔭で、本体が大きくても、持つ喜びの方が勝っていて気になら無かったのですが、その熱が冷めると、ストレスの方が強くなってきました。
携帯電話を常に持ち歩く理由って、「いつ、どこでも相手と連絡ができる為」だと思うんです。
私はその理由の為に、普段は使う事が無いカメラやゲーム機能を取り付けて、巨大化したモノを持ち歩くのが苦痛になってきたんです。
「いつか使う事があるから」と、デパートの包装紙を後生大事に、何枚も押入れの肥やしにして保管しているような感じにも思えてきました。
その「いつか」って、一生無いのに。

単機能なモノに、後から追加するのは容易です。
もし、内蔵するのが無理ならば、その単機能に特化したものを別に買うという手があります。
例えば、携帯電話に後からカメラを内蔵できないならば、デジカメを買えばいい。
必要な時だけカメラを持ち出せば、普段はそれを持つ事で辛い思いをしなくていい。
しかし、多機能なモノから、単機能を取り出すことはできません。

日本の携帯電話業界が進んでいる方向って、正しいのでしょうかね。
私は、カメラとか付加価値を付ける前に、電話としての基本機能をちゃんとして欲しいと思っています。
すぐに途切れるし、音質だって、ハーフレートどころか、クォーターレートになっているのではないかと感じることがあります。
AMのモノラルラジオ並の音質です。
多機能化して、オモチャとしては楽しくなったけれど、もっと本質の部分を極めて欲しいです。
とある携帯電話会社は、新世代携帯電話では多くの割引やら、月額固定制を開始するというのに、一番使われているPDCに関しては、音質向上も放棄、割引関係も放棄していますよね。
無理やり、新世代携帯電話へ移行させようという事なのでしょうか。
そんな事では、ナンバーポータビリティが開始したら、よその通信会社へ変えられてしまいますよ。

そんな私が所有している携帯電話は、SO505iです。
厚さが3センチもあり、重さも140グラム。
こういう極端なモノを買ったせいで、上記に述べたような事を感じてきたのかもしれませんね。
また、通話以外の機能に関しては、PDAでも出来るから、そういう余裕が生まれたのかも。
インターネット、スケジュール、カメラ、音楽、ゲーム、それらはPDAでも出来るし、PDAの方がスペックが上だったりもします。

SO505iを購入し、後10日で10か月になります。
携帯電話の機種交換が容易になります。
そうしたら、私は機種交換するつもりです。
「3万円もしたものをもう買い換えるのか?!」と云われるかもしれないけれど、今後も持ち続けるストレスを抱えていくぐらいならば、何てことはありません。
もう私は、次の携帯電話を決めています。
在庫の確認もしました。
それを買った際は、またここでご報告いたします。

Posted by kanzaki at 2004年03月31日 11:26
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