2004年04月07日

シェスタ

とあるコンビニの調査によりますと、サラリーマンとOLのランチは、平均予算613円だそうです。
あくまで平均な訳ですが、皆さんはどう思います?
外食してしまうと一気にこの金額より上になっちゃうし、お弁当にすれば、こんなにお金はかかりません。
コンビニで適当に何品か買うと、ちょうどそれぐらいの金額かな?
週休二日の会社ならば、ひと月に20日間出勤する計算だから、合計12,260円です。
一年で、147,120円。
自分の小遣いから昼食費を出費しているお父さんは、この昼食代を削ることで他の事へお金を回すことができます。
神ナナを読んでいる方の多くは、パソコンやPDA・携帯電話に対しての出費が多いと思われます。
そういう節約をして買っている方もいらっしゃるのでしょうね(偉いと思う)。

また、その昼食を食べる場所は、会社の自分の席が多く、時間にして約30分ぐらい。
仕事をしている場所と、食べる場所が同じだという事が嫌という人もいるでしょうし、デスクで仕事をしながらパンをかじっているぐらい忙しい方もいるのでしょうね。

日本の会社のお昼休みは、昼の12時から1時間のところが多いと思います。
その限られた時間の中で食事をしたり、銀行で支払い等の私用を済ませたりと慌しいですよね。
私は自宅が会社の近所なので、家に帰って食事をとり、布団に入って15分ぐらい寝ています。
自宅で睡眠をとると、午前中の仕事の疲労がリセットされて、夜の残業時間まで頑張ることが出来ます。
私にとって、この限られた一時間は、「自分への燃料補給」なのです。

最近、「シェスタ」という聞きなれない言葉を耳にします。
私は、「昼寝の習慣」と解釈しているのですが、違うのかな?
地中海・ギリシャの生活習慣でして、昼の2時〜6時までの間、のんびりと過ごすのだそうです。
この時間帯に大声を出したり騒いだりしていると、警察ざたになるぐらい、とても怒られるとか。
そして夜は全く逆でして、遅くまでパーティーを開き、飲んだり喋ったりと楽しく過ごします。
地中海の気候のせいなのでしょうが、それがそこに住んでいる人々の性格にまで反映しているようですね。
日本人観光客が現地へ行ったとしたら、この習慣に驚き、暇を持て余すんだろうなあ。
なにせ店も閉まっていて、何もすることがないのですから。
私が自宅で食事をしたり、布団で寝たりするのは、シェスタの簡易版だと考えます(かなり、スケールダウンしていますが・・・)。
会社にいると、休憩時間だからと云っても、どうしても「サラリーマン」という肩書きを忘れられず、それが考えや行動に表れます。
自宅へ帰ると、ただの一個人へ戻れるので、午前中の嫌な事もリセットできて、午後の仕事に悪影響を及ぼしません。
このメリットは大きい。
ギリシャ人のシェスタと根本的なところが違っていますが、1日の後半戦への体力温存という面では近いものがあるかな?

私の会社の場合、自宅が近所で無い人は、昼休みに社内の人との接触を断つ方法として、自家用車の中で昼寝をする事が多いです。
これもまた、個人を取り戻すのに効果的かもしれません。

本物のシェスタを実践できるような生活スタイルになれればいいのでしょうが、サラリーマンをやっている限り、それは無理でしょう。
けれど、その限られた時間を工夫して、のんびりと過ごしたいものです。

Posted by kanzaki at 2004年04月07日 07:00 | トラックバック (0)
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