2004年04月12日

中島美嘉さんのコンサート【1】

週末は良いお天気でしたねぇ。
私の住む地域は桜が咲き乱れていまして、川辺では多くの方々が、花見で盛り上がっていました。

そんな11日の夜、新潟県民会館において、中島美嘉さんのコンサートが行われました。
83年生まれの若い女の子ですが、歌姫としての実力、同年代の人とは違った曲の路線、そして折れそうなまでにスラリとしたスタイルに長い黒髪と、かなり存在感のある人です。
コンサートのチケットは発売と同時に即完売となってしまうプラチナチケットが、偶然にも手に入ったので行くことにしました。

入演はPM5:00からで、開演はPM5:30。
いつものコンサートに比べると早い時間から開始ですね。
さっそく会場へ入りますと、女・女・女。
10代・20代前半と思われる女性ばかりでした。
それも、奇麗な方が多かったですね。
女性が女性を支持する。
芸能界という流行り廃りの多い中で、これは力強いことではないでしょうか。

女子トイレの前は、物凄い行列となっています。
対して男子トイレは、人っ子一人いませんので、すぐに用を足すことが出来ました。
それからチケットをスタッフの人に渡して、コンサートホールへ。

途中、グッズの販売所がありました。
多くの女性客が、いろいろと買われています。
中島さんデザインのTシャツ・通称「ミカT」等があります。
そんなにグッズの種類は多くありませんね。
それに対して、モーニング娘。はもの凄いですよぉ。
種類も、販売する量も半端ではありません。
売る気、マンマンです!
そしてそれらを買うモーヲタの物欲魂たるや、大変なものがありますから。
手提袋がパンパンになるぐらい買います。
中島さんは、アイドルというポジションではありません。
だから、グッズ販売に必死になる必要もありません。
残念ながら私は、そのグッズの類を欲しいとは思いませんでしたので、その場はスルーしました。

コンサートホール内に入りますと、既に多くのお客様で一杯でした。
やはり女性客ばかり。
ちょっと場違いな所へ来た感があります・・・。
女子高校に、何を間違ったか入学してしまった男子学生のような気分。

ステージは幕が降りていて見えません。
幕には、「MIKA NAKASHIMA LOVE」というコンサートのタイトル文字と、植物の花びらを模したマークが映し出されています。

予定より15分ぐらい遅れ、コンサートは開始となりました。
すぐにステージの幕が上がる訳ではありません。
幕に映っている文字が消えました。
そして、紙を切って作成したような女性のシルエットが映ります(中島さん?)。
雰囲気的には、インドっぽい感じ。
植物がどんどん生長し、やがて大きな木となり、その枝に紐をくくり付けてブランコが出来上がります。
それに女性が乗って、揺ら揺らと動かします。
ブランコから飛び降りた女性は、夢を食べる動物「バク」に乗って空を駆け巡ります。
そして、町中の人々が見ている夢をバクが食べて、どんどん大きくなっていき、ステージの幕が上がります。

するともう一枚、薄い幕が降りていました。
ステージが暗いので、私の場所からは、中の様子がわかりません。
音楽が流れてきます。
観客席の前の方から、歓声が聞こえます。
中島さんがステージに立ったのが見えたのでしょう。
歌声と共に幕が完全に上がって、ステージが見えました。
ステージはシンプルです。
特別なセットはありません。
ギター(男)、ベース(男)、 キーボード(男)、パーカッション(女)、コーラス二人(女)、ドラム(スキンヘッド)を携え、中央に中島さんが立っています。
それまで観客は、みんな席に座っていたのですが、じょじょに立ち上がりました。
中島さんの曲調は、タテノリ系ではありません。
じっと座って聞くコンサートなのかと思っていたのですが、そうではない模様。
けれど、ジャンプしたり、手をあげたりはしません(途中の何曲か、手を動かすのはありましたが)。
基本的に突っ立って聞いて、曲が終わったら拍手という感じです。
中島さんは、黒くて薄い生地のドレス(??)を着ていました。
生地の各部分には、金色の模様があしらっています。
腕の袖口が、異常に広くて長く、着物のようにゆとりがあります。
長い髪は、全て後ろへボリュームを付けて流してあります。
後ろを向くと、その長い髪に、赤と黄色で線状にメッシュを入れてあります。
底の厚い黒いブーツ、足は黒くて太い網状のタイツ(?)。
とても細い体、その黒く長い髪、独特のメイク・・・まるで、大昔に作られた西洋の人形のようです。
アニヲタ的な表現を用いさせていただければ、永野護さんのファイブスター物語に登場する女性キャラ達のような感じです。

彼女はアイドルではありませんが、多くの若い女性の支持を受けています。
それを表すかのように、観客席の至るところから、「ミカちゃ〜ん!」「カワイ〜イ」等の声が聞こえます。
多くは女性の声(一部、ドスの入った野太い声も混じっている)。
特に私の真後ろにいた子が凄かった。
その超音波とも云える高音での歓声は、モーヲタの歓声に慣れた私でも、かなり強烈なダメージを食らうものでした。
可愛いから許す。

ステージで歌われる曲は、ジャズっぽい感じです。
大人の私でも、落ち着いて聞けるものでした。
テーブルの前の椅子に腰掛け、お酒でも頂きながら聞きたい感じでしたよ。
やっぱり、生の楽器演奏はいいねぇ。
モー娘。は全てカラオケでして、その音楽は「メリハリがあり過ぎる音」です。
かえって生の楽器の方が、耳に優しいですね(曲調のせいもあるでしょうが)。

中島さん独特の歌い方・・・ちょっと猫背で、身体を左右に揺らしながら、左手でリズムを取る方法を生で見れて、ちょっと良かったなあと思ったり。

2曲ばかり歌ってMCとなりました。
「こんばんは、中島美嘉です。今日は最後まで楽しんでいってください。私も心を込めて歌います」
と手短な言葉で次の曲へ。
中島さんは、そんなに喋る人ではないだろうと思っていましたから、まあこんなもんでしょう。
巧妙なトークで話している彼女は、イメージ出来ませんものね。

ステージのバックは、何もない壁です。
そこに照明や映像を映し出して、いろいろと表現します。
とある曲では、照明を使って雨を降らしました。
奥の壁には、夜のロンドンのような風景が映し出されています。
いつの間にやらステージの中央に、波止場にありそうなレンガ造りの階段(3段ぐらい)があります。
それに古めかしいガスランプの灯った柱が立っています。
その階段に腰を降ろして歌う様も絵になりますねぇ。

この続きは次回へ。

Posted by kanzaki at 2004年04月12日 07:00 | トラックバック (0)
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