またも「ちゅらさん」を見ている神崎です。
さて、そのドラマ内で、主人公のエリーは看護婦になりました。
しかし、あまりにも忙しい初日だった為、へとへとです。
そんな姿を見て下宿先の管理人さんは、「乗り越えるべき壁があるっていいわねぇ」と笑顔でつぶやきます。
みなさんは、「乗り越えるべき壁」がありますか?
壁が目の前にあり、それを乗り越えようという姿は素敵です。
不思議なもので、真面目に生きている人間ほど、その壁が見えるのです。
いつも逃げていたり、何も目標の無い人には、それが見えません。
壁を避けて、今自分がいる場所の中でしか生きられないからです。
自分の記憶の中で、壁を見た回数を思い出せますか?
私はどうだろう・・・。
ひょっとしたら、そんなに無いような気がします。
だから、テレビドラマやドキュメンタリーで、そういう乗り越えようという姿を見ると感銘してしまうのかもしれません。
基本的に人間は、自分が持っていないモノを持っている人に憧れるものですから。
しかし、そろそろ感銘をする側でいる事をやめないといけないのかもしれません。
今度は自分がそうなる番です。
どうも私は、傍観者を決め込む癖があるらしく、その出来事の中心にいても、「自分には関係ないこと」と決め込み、本気になれない最低なところがあります。
それは云わば「逃げ」ですね。
そんな人間に「壁」なんて見えるわけがありません。
瞳を閉じて、自分の現状を把握してみようと思います。
いつも無色透明を決め込んでいたけれど、本当は自分にも感情があり、それに合わせて、自分の心にも様々な色が溢れだしている事を受け止めよう。
「壁」が見えたら、見上げて関心せず、どうやれば乗り越えるかを考える・・・・・否、実行に移してみよう。
それは生きている人間の特権でもあるのだから。
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