2004年05月12日

大泉 洋 VS うたばん【2】

前回の続き。

紹介VTRが終わり、画面はスタジオに戻ります。
大泉さんのドアップ。
少しうつむき加減のその表情は、何とも悲しそうというか、「やっちまったな〜」みたいな感じです。
画面右下のテロップには、「この人が大泉 洋です」と表示。
中居君「さあ、それでは改めてご紹介しましょう。大泉洋 with STARDUST REVUEの皆さんで〜す!」
拍手の中、皆さんが頭を下げます。

座り位置は視聴者から見て、一番左から石橋さん、大泉さん、根本さん(スタレビのボーカル)、中居君。
中央後ろの方に、スタレビの他の御三方が座っています。
大泉さんは、白いTシャツの上にベージュ色の半袖(茶色と薄水色で、迷彩っぽい感じになっている)、首からは銀のネックレス。
石橋さんは、オレンジ色のシャツの上に、アイボリー系で前が開いたカーディガン(私は服に詳しくないのですが、見た目はそんな感じ)。

大泉さんは二度ばかり深々とお辞儀します。
お辞儀というより、謝罪をする人の動作みたい。
二度目のお辞儀のまま、顔を下へ向けています。

石橋さん(その表情を見て)「既になんか、悲しげな・・・」

中居「なんか、ヤラレちゃったみたいな顔してますね」

大泉(こっぱずかしそうに)「嘘ばっかですわ。あのV(VTRの事)は・・・」

石橋「えっ? 何で?」

中居「えっ? どういう事ですか・・・」

大泉「いやっ、そんなに人気がある訳でもないんですけれど・・・」

大泉さん、両手を股の間に挟み、居心地悪そうに笑います。

中居「えっ? 北海道の中では・・・」

大泉「あ〜、まあ僕が、"ああ云え"って云っているんでね」

中居「自分で云っているの?」

大泉「ええ。ですから・・・」

中居「北海道の中では、自分は有名だと・・・」

大泉「でもまあねぇ。ああやって良くしてもらっているんですけれど、決してそういうね、スターとかそういう事じゃないですねぇ」

画面右下のテロップには「皆さん よ〜く見て下さいね。この人ホンマおもろいで・・・」と記載。
ちょっと不思議なキャラクターに、石橋さんは大泉さんを興味深そうに見ています。

中居「じゃあ、何ですか?」

大泉(大きく目を見開いて)「な、なんでか、テレビには出ているんですよ(笑)。テレビには出ているんですけれども。でも微妙だと思うんですよね」

大泉さん、語り方が割りとオーバーアクションな方です。
今は、両手を合わせて話しています。
右下のテロップには「北海道では・・・大泉 洋をTVで見ない日が無いとか」。
大泉さんが話そうとするのを中居君が大きな声で割って入り、

中居(云いにくそうに)「確かに・・・全国区・・・の・・・顔立ちではないですよね・・・」

大泉(早口で手と顔を大きく動かしながら)「顔立ちね。違う違う。それは僕も良く分かっている。顔立ちの事は良く分かっている」

中居「失礼ですけれど、天然パーマですか?」

大泉(笑いながら)「いや〜、良く見抜かれたなあ〜。凄い速さで見抜かれましたね」

大泉さんは、モシャモシャの天然パーマです。

石橋「こういう感じの髪型を見たのは、ライオネル・リッチ以来ですよ」

大泉さんはウケながら大声で「そんなことは、ないですよ!  それはないよ。それは、ないない」と否定。

大泉さんの顔に、ライオネル・リッチの顔が合成されて映ります(ついでに、ライオネルの曲がちょっと流れる)。

大泉(天然パーマをおさえながら)「すご〜い褒められましたよ、メイクさんに」

石橋「どこの?」

大泉「東京のですよ! どうして?(モニターで自分の髪をマジマジとチェック)」

画面右下にテロップ「さぁ パーティーはこれからだぜ。うたばんは大泉 洋を歓迎します」

中居(メイクさんがタレントの髪をいじる仕草をしながら)「あら、あなた、ビドイですね・・・そんな事(当人に)云わないですよ」

大泉さん、再度モニターを見た後、納得いかないような顔で、ふんぞり返りながら両手を組みます。

大泉「いや違うっ! (不服そうに)東京は、ちょっと湿気が多いですよ。湿気があると、天然パーマってのは、こうなるんですよ」

石橋「クルクルっと・・・」

気にしている事を直球で云われた大泉さん、スタレビのメンバーの方へ顔を向け、

大泉「やっぱり "うたばん" 出なきゃよかったよ・・・」

遂に、大泉さん、得意のボヤキが始まりました。
「水曜どうでしょう」を見ている人にとっては、お馴染みの場面。
メンバーが、「まあまあ」と制します。

大泉(一段と大声で)「("うたばん"に出ると)こうなるもん」

石橋(笑いながら)「なになになに、"うたばん"駄目?」

大泉「"うたばん"出ると大体、いじめられるって聞いてたけれど、やっぱり・・・やっぱり、髪の事云われた。やっぱりだよ」

スタレビのメンバーに愚痴ります。
スタジオは、石橋さんも含めて大笑い。
今回の石橋さん、いつもより何だか柔らかい感じがします。友好的と云うか。
大泉さんを気に入ったのかな?

石橋「じゃあ何? あくまで北海道でだけの人気者でいたいわけ? それとも全国制覇って夢はあるわけ?」

その質問に大泉さん、しばしの間、前の方を見つめて考えています。
しばらくして、ちょっと頬を膨らませます。

それを見た中居君、開口一番大声で「かわいくないよ!」

「かわいいとがじゃないよ、別に!」と大泉さんは反論。
それに石橋さんと中居君、両方からツッコまれます。
大泉さんも、必死で抵抗。
「かわいいとか、そんなつもりは無いですよ。僕は真剣に考えたわけですよ。"俺って、どうなりたいんだろうな"って考えてただけですよ。どうなりたいのかって云われれば、僕はこのまんま・・・」

石橋「うん」

大泉「これぐらいの収入がつづけば・・・(笑)」

みんな笑っています。

石橋(小学生のいじめっ子みたいな口調で)「絶対このあと売れても、東京に住むなよ!」

大泉さんが反論しようとすると石橋さんが「約束できるか?」、中居君まで「東京、住むなよ!」とイジメっ子気取り。

石橋「北海道にいろよ! ずっと!」

中居「北海道から、ずっと通い続けろよ!」

普通の歌手やタレントならば引き下がる場面でしょうが、ところがどっこい、大泉さんは違いますよ。
何せ今まで「水曜どうでしょう」にて、「大陸縦断 〜オーストラリア完全制覇」「ヨーロッパ21ヵ国完全制覇」「北極圏突入 〜アラスカ半島620マイル〜」「合衆国横断 〜北米大陸 3750マイル〜」「72時間耐久!東京→札幌 原付東日本ラリー」「京都→鹿児島 原付西日本制覇」「ハノイ→ホーチミン 原付ベトナム縦断1800キロ」などの企画の数々を生き抜いた方ですから。
ちなみに現在、新潟では火曜日の深夜に放送しているのですが、大泉さんは、半袖短パン姿で北極圏へ向かっております(お

大泉さん、両手で後ろ髪を撫でながら聞いていた訳ですが、ついに爆発!
両手を前の方で組みなおし、「東京、なんで住んじゃいけねぇんだよ!」と大物スターを相手に反論しております。
ちょっと石橋さんも予想外の反応に、笑いながらあたふたしております。
そのまま大泉さん、両手を大きく動かしながら「みなさんに住むところまで僕は指示される必要はない訳じゃないですか。いい所があったら僕だって住みたいですよ」

そうしたら石橋・中居コンビから一斉に「ダメ、ダメ!」の反論。
石橋「もし、東京に住んでいるとか聞いたら、とってもいない天丼が(嫌がらせで)10個届くぞ!」
大泉(呆れながら)「それぐらいだったらいいですよ」
石橋(大泉さんを指差しながら)「毎日だよ!」
大泉(大笑いしながら)「毎日だよって・・・」
なんか二人して楽しそうです。

中居君が進行します。
「じゃ今も、北海道に住んでいらっしゃる訳ですね?」
大泉「僕は北海道も何も、実家ですもの。僕は」
中居「実家・・・さあ、そんな北海道。お母さんと電話がつながっています」
大泉さん、それを聞いて大笑い。

いよいよお母さんの登場ですが、それはまた次回

Posted by kanzaki at 2004年05月12日 07:00 | トラックバック (0)
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