2004年05月13日

大泉 洋 VS うたばん【3】

前回の続き。


中居君が進行します。
「じゃあ今も、北海道に住んでいらっしゃる訳ですね?」

大泉「僕は北海道も何も、実家ですもの。僕は」

中居(真剣な口調で)「実家・・・さあ、そんな北海道。お母さんと電話がつながっています」

大泉さんはそれを聞き、大口開いて笑っています。
「何の意味があって、おふくろと電話がつながっているんですか・・・」

中居「もしもし!」

するとスタジオ全体に「もしもし」と年配の女性の声が響き渡ります。
か細く、やさしい声。
大泉さん、お母さんの声だと確認すると、両手を大きく叩いて笑っています。
画面右下には、「電話:大泉 洋の母」のテロップ。
そして、画面左下には、大泉さんの中学生時代とおぼしき写真が映っています。
学生服の大泉さんの横に、メガネをかけ、オカンパーマをあてたお母さん。

中居「お母さん、聞こえますか〜?」

母「あ〜もしもし、中居さんですか?」

中居「中居です。ど〜も!」

大泉さん、椅子に座っている脚をバタバタと動かし、その脚を手で叩いて笑いをこらえています。

母「まあまあ。中居さんって、あれ? "砂の器"のピアニストの方ですか?」

大泉「"砂の器"が好きだったんです。うちのオフクロは。そうだよ、母さん!」

石橋「"砂の器"でピアニカ吹いてた子供ですよ」

中居(笑いながら)「子供(の方)じゃないよ!」

お母さん、「はあ〜」と苦笑い。

中居「今日、息子さんとね、お話しさせてもらいまして・・・」

母「いやいや、お世話になってます。(笑いを含みながら)でも、なんか随分、イジメているみたいですね」

中居君が否定しようとすると、話しを割って大泉さんが、「母さん、イジメられてるよ!」と伝えます。
するといきなり、ゴングが「チーン!!」となり、石橋さんが立ち上がります。
石橋さんと大泉さんの下に、赤い文字で「TAKAAKI.I」、青い文字で「YOU.O」と記され、更にその下に、格闘ゲームのライフゲージが表示されています。
石橋さんは立ち上がるや、大泉さんにパンチの連打!!
その動く腕にCGを合成し、威力倍増に表現しています。
BGMもアクション系の激しいものです。
画面右上には、パンチが当たる度に、「1hit」「2hit」とカウント表示されます。
大泉さんのライフゲージは、瞬く間に0になります。
最終的には「12hit combo」まで行きましたよ。
大泉さんは身体をうずくませて耐えるばかり。
攻撃が終わると驚いた表情で「母さん、暴力です!」と訴えます。

中居「息子さん、喜んでますっ!」

その中居君の言葉と共に、再度ゴングが鳴り響きます。
またもや石橋さん、大泉さんをパンチ攻撃。
15hit comboまで行くのですが、最後には腕からドラゴンのCGが飛び出し、大泉さんを直撃(一気に残りのライフゲージを0に!)。

大泉「母さん、やられています!」

中居「なんか、(息子さんは)北海道を捨てるっておっしゃっていますよ!」

母「嘘でしょ?」

中居「東京に住みたいと云っています」

母「いやいやいや。"ローカルの星"だって、いつも云ってますよ」

全員爆笑。

大泉「母さん、明日、朝一で帰るから」

母「あっ、そ〜う?」

すると石橋さん、またもや立ち上がり、「個人的な話しをするなよ!」と一発、大泉さんを攻撃。

中居「息子さん、喜んでいます」

母「何時ごろ、明日、帰ってくる?」

それに石橋さん、大笑い。

大泉(後ろ髪を摘みながら)「飛行機7時だから、昼ぐらい」

母「明日、晩御飯は?」

会場大笑い。

石橋「お母さん、あんまり公共の電波で、あまりですね・・・」

大泉「(いつも母は)とにかく、それが気になるんですよ」

石橋「お母さん。あの、すぐですね、息子さんにギャラを振り込みますんで、口座番号を教えてください」

母「駄目ですよ。なんぼ稼いでいるか知りませんが、ウチにはね、2万円しか入れてないんですよ」

会場、爆笑。

大泉「母さん、もういいよ!」

それを聞いて石橋さん、再度立ち上がって大泉さんをパンチ攻撃。
画面右下には、「実家に2万円しか入れない 大泉 洋(31)」のテロップ。

中居「あと、お母さん。息子さんに何か聞きたいことはありますか?」

母「いや〜もう、明日、何時頃に帰ってきて、晩御飯・・・」

石橋さん、声を出して笑ってます。

大泉「そればっか・・・」

中居「晩御飯、気になるの?」

母「食べるのか食べないかによって・・・」

大泉(照れくさそうに頭をかきながら)「帰って仕事があるから、晩御飯いらない」

母「いらないですか?」

大泉「うん、いらない。うん・・・」

母「うん・・・気をつけて。あんまり、イジメられないうちに、さっさと帰っておいで」

石橋さん、手を叩いて笑っています。
みんなも爆笑。

大泉(頭をかきながら)「母さん、余計なこと云うから・・・」

中居「母さんが、一番の味方なんだ〜」

母「はい」

大泉さん、恥ずかしくって、両手で枕を作って顔をうずめ、寝たふりをしています。

中居「最後におうかがいします。息子さん、洋君の一番いいところは、どこですか?」

母「あ〜、やさしくて明るいとこですね。とっても私にやさしい子です」

大泉さんは照れながら顔を起こし、「どうでもいいよ、バカ」。

石橋「なに照れてんの? そこで」

中居「明日、帰りますんで! 晩御飯いらないって。どうも〜!」

母「ありがとうございます。はい、失礼します」

一度会話が終わった後、お母さんは、はっと気づいたように再度話しかけてきます。

母「中居さんも頑張ってくださいね(はあと)」

中居君は笑顔で深々とお辞儀をして「ありがとうごさいま〜す」。

画面右下に「お母さん、どうもありがとうございました」のテロップ。

大泉「礼儀正しいよね、母さんは。礼儀正しい人だよ」

中居「い〜い、お母さんだよね」

石橋「なんであのお母さんで、この息子なの?」

大泉「ほっといてくださいよ、そんなの。あの人はね、俺にこう云ったんだ。あんたが生まれるって分かってたら産まなかったって」

画面左に、小学校前の幼い頃の大泉さんの写真が表示され、漫画のように吹き出しが付き、そこに大泉さんが云った「明らかに、よそ行きですよ」の言葉が書き込まれています。

大泉「あんなことを云う人じゃないんです・・・」


そんな訳で、大泉さんのお母さん登場で盛り上がったところで、今回はおしまい。
まだこの後、トークは続きます。

それでは、また次回

Posted by kanzaki at 2004年05月13日 07:00 | トラックバック (0)
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