2004年07月01日

株主総会へ行って来ました

特撮の話しばかりでも何なので、今日はちょっと仕事の話しなぞ。

先月29日は、多くの会社で定時株主総会がとり行われました。
三菱自動車、カネボウ、武富士などは終始、役員が株主に対して平謝りの状況でしたね。
同日、私も株主総会へ行って来ました。
会社は、私の住む県内でも有数の大企業で、全国でこの名前を知らない人は、まずいない会社です。
そんな会社の株主総会へ、何故わたしが出席できたのか?
それは、私が余りある資産家な訳でもなんでもなく、私の勤めている会社が株主だからです。

自分の会社で株主総会関係の担当をしている立場上、世間一般の株主総会へ出席して実状を確かめるのは勉強になります。
そんな訳で私は毎年、様々な会社の株主総会へ出席しています。

一応、どんな事情であろうが、相手の会社から見れば、私は株主。
多少なりとも身なりは良くしていかないとね。
私は内勤なので、特にこの暑い夏場はスーツなど滅多に着ないのですが、仕方無しに着てみたり。
会場へ向かうのに自分の軽自動車じゃ格好もつかないから、社用車の黒のマーク兇能个けました。

開始は10時なので、9時過ぎに出かけました。
道に迷うのも恥ずかしいので、実は前日の晩に、車で下見に行って来ていました。
おかげ、渋滞は多少あったものの、すんなりと到着。

その会社は、ものすごく広大な敷地、巨大な建物です。
あまにも大きすぎて、幾つも入り口が存在します。
最初に通りかかった入り口の所に、男性が二人立っていました。
手を振って「ここの入り口ではなく、向こうの入り口へお進みください」と伝えてきました。

その指示に従って進むと、やはり何人もの人達が立って、車を誘導してくれました。
その誘導をする社員の数は半端じゃなく多かったです。
敷地が広いですからね、株主が迷わないようにとの配慮でしょう。
その方達は、私の車を見るや、深々とお辞儀されます。
そういうのを受けて、ふんぞり返っていられるほどの大物でもなく、ただの一般市民なので、どうもこそばゆいですね。

駐車場にて、一応自動車関連の仕事をしている立場上、「駐車する際に、何度も切り返ししたりするのは恥ずかしいよなあ」と思い車庫入れしたところ、一発で納めることが出来てホッと一安心。

車を降りると、やはり会社の人達がお辞儀して「ご苦労様です」と云って来ます。
うーむ、私はこの数分のうちに、何人の人に頭を下げられたのだろう・・・。

そして案内されて建物の入り口へ。
自動ドアが開くと受付に5人ばかり奇麗な女性が立って「いらっしゃいませ」とお辞儀攻撃。
ちょっと、たじろいでしまいました。
議決権行使書を渡す私の手は、プルプルと微妙に震えていたような(我ながら恥ずかしい)。

エレベーターの所へ行くと、エレベーターの中にも女性の社員の方がいまして、デパートのエレガーよろしく、上へ連れていってもらいました。
私は心の中で、「エレベーターがある会社って、いいなあ・・・」。

会場は大会議室。
掃除も行き届いていて、まるで新築みたい。
「劇的ピフォー・アフター」のリフォーム後の建物を見た依頼主の心境ですよ。
エアコンも正常に働いて快適温度。
それに比べて私の会社は、暑くなった時に限ってボイラーが故障して、ウチワ片手に仕事なんてザラですよ。

私の会社の総会会場との大きな違いは、株主側には椅子はあるものの、机等がないことです。
それと私の会社では、株主様に飲み物(オレンジジュース)をお出しするのですが、そういうのもありません。
むしろ、議案を審議する「会議」なのですから、こういうシンプルなスタイルで充分じゃないかと思いました。
招集通知なんざ、A5サイズの小さな冊子ですから、机も必要ありませんし。

かなりの株主が来られました。
私が見た限り、殆どが企業の代表で来られた人ばかりですね。
個人株主は、あまりいません。
そう思うと、私も同じ立場なんですから、もっとドッシリとしていても構わないのかもしれません。
・・・でも、やはり周りが自分のお父さん、おじいちゃん世代の人ばかり。
同年代なんて一人もいやしない。
どうやら、私が一番若いようです。
やはり、「浮いた存在」には間違いないわけでして。

そんな感じで待っていると、会社の役員がゾロゾロと入ってきます。
この会社は、執行役員制度を採用しているので、取締役はその中の一握りだけです。
んっ? 何かやけに若い女性が一人混じっていますよ。
招集通知を読み返してみました。
今年は取締役の改選の年なので、議案の中に、取締役者候補の一覧が表示されています。
各人の生年月日と略歴が掲載されているのですが、その女性の生年月日を見て驚きました。
「私と同じ歳じゃん!」
同じ時に生まれても、生まれた環境によって、株主側に座る人もいれば、役員側に座る人もいる。
私は株主側の座席の一番後ろに座っていたのですが、彼女と私との間には、物理的距離以上の何かがありました。
なかなかの美人なのですが、更にお金をお持ちですから、かなりご自身の顔などに投資をしまくっているみたいです(整形とかそういう意味じゃなくて)。
そんな事を会社の子に話したら、「私達なんて、そこまでお金を回す余裕がない。回すにしても、チラシを見て、買いたいモノが底値になるのを待つ!」と云ってました。

株主総会が始まりました。
議長は社長のようです。
監査役の報告、社長による会社の営業概況など、淡々と進んでいきます。
営業概況を説明する際、スクリーンが降りてきて、プロジェクターを投影。
パワーポイントで作成したと思われる文字と図が、社長の説明に合わせて代わる代わる映しだされます。
社長の説明は台本通りですね。
でなければ、あんなに社長の説明にぴったりの図解が映しだされることはありませんもの。
当社の場合は、会社の概況などは経理部長が説明します。
監査報告は監査役。
各議案の細かい説明は総務部長。
議長である役員は、その司会進行+ご自身のアドリブの入った説明。
そんな感じで役割分担しています。
当然、各人が云う言葉は事前に決まっています。
だから、今回行って来た株主総会みたいに、パワーポイントで図解をやる事も可能ですが、「面倒くさい」。
こちらの会社のプロジェクターは、かなり性能の良いものらしく、スクリーンの周りだけ軽くする程度で、私達株主はちゃんと見ることが可能です。
当社にあるプロジェクターは性能が低く、会議室全体のブラインドをしっかりと締め切って、ようやく見える感じです。
暗幕もしたいぐらいですよ。
やはりお金のある会社は違うなあ。

議長より、今回の議題を提案。
利益処分案、定款一部変更、役員の改選、退任取締役への退職慰労金など、お決まりの内容です。
株主から質問もなく、拍手によって全て決議されました。
実際な話し、当日の総会で否決されることなんて無いんですよね。
一部の株主が反対したところで、当日欠席して議決権行使書を会社宛に郵送した人達の分だけで、既に決議可能な数になっちゃいますから。
更に当日出席した人達は、この会社とお付き合いのある会社の代表者達。
お互い分かり合っている仲ですから、この場面で変な行動をする訳がありません。

そういや2年前に行って来た会社は凄かったなあ。
この5年ほど無配当が続き、当日出席した株主の多くは個人株主。
しかも、融通の効かないジジババなので、「何で無配当なんだよ!」と、ネチネチと質問攻め。
おかげで2時間以上の総会となりました。
個人株主の人に云いたいんだけれど、ここは株主総会であり、質問する内容は報告事項と議案についてのみ。
個人の損得のことは、他人様もいる会場で話す内容ではありません。
どの道、そういう内容については「本日の総会の内容とは別なので、回答を控えさせていただきます」と云われるのがオチです。

今回の総会は、「大人の人達」ばかりで場をわきまえていました。
おかげで30分程度で終了。
帰りに、巨大なお土産をいただいて帰りました(食べ物でしたので、当然、会社の人達に差し上げましたよ)。

内容的も、進行的にも、いたって平均的なものでしたので、特別、勉強になることは無かったのですが、ある意味、「何事も無く、つつがなく進行するのが100点満点の株主総会」と云えましょう。

しかしあれですね。
冒頭でも説明した通り、相手の会社がとても礼儀正しく、物腰の低い方達でしたので、私のような人間にとっては、却って辛いところもありました。
相手様が悪いんじゃないですよ。
あくまで、私の心の中の問題。
この会社とお付き合いのある会社の代表や、法務関係担当の代表などが揃っている場所。
かなりの面子が揃っており、私は身を縮めこめるばかりでした。
私も一応、大会社に区分される会社の本社で、こういった法務関係をやったり、総会も私にかなりの権限を持たせてもらっている訳なので、周りの人達と何ら変わることは無いのですが、やはり性格の問題かなあ。
頭を下げられると、「いや。私はそんな立場の人間じゃありません」となってしまう。
やはり頭を下げられるような人物は、それなりに、ふんぞり返られる程のワガママな性格の方が良いのかもしれません。

さて、私の会社の総会も近づいております。
現時点では招集通知を校正している最中なのですが、無事に終わることを祈るばかりです。

Posted by kanzaki at 2004年07月01日 12:30 | トラックバック (0)
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