2004年07月03日

ラーメンバトルin新潟

新潟駅前の笹井線をまっすぐ通って堀之内へ行きますと「清水フード鳥屋野店」というショッピングセンターがあります。
その横の大きな駐車場に、なにやら怪しい建物が出来て、人々が集っているそうです。
怪しい・・・。
そこで我々取材班は、現場へ直行したのでした。

正面は笹出線に面していて全体図が撮影できなかったので、駐車場側から撮影。

一つの建物に、ラーメン屋の看板が複数見えます。
「大門」とか「やじろ兵衛」等と書いてありますね。
なんで?
それにしても、鉄パイプを組み合わせた骨組みに、ピニールシート等の簡素な外装。
怪しすぎます。

そこで我々取材班は、正面の方へ向かいました。
店の前に、なにやら看板が立てかけてあります。

どうやらここは、一つの建物ではなく、幾つかの建物で構成されていることが分かりました。
イメージとしては、小学校の時の運動会にて、中央本部として屋根の高いテントがあったかと思います。
そんなテントが三つ寄せ集まったものだと考えてください。
お店は、「やじろ兵衛」「醤天」「大門」の三つ。
ここでは、その三つのお店が競争をしているのです。
期間限定ラーメンイベント『ラーメンバトルin新潟』。
実際に食べた人達にアンケート用紙を記入していただき、どのお店のメニューが美味しいかを判断してもうのです。
その集計結果を逐次、店の前の看板に貼り出しているのです。
集計結果によると、売上は熊本豚骨ラーメンの「大門」の方が、魚系和風醤油ラーメンの「醤天」より人気が高いようです(「やじろ兵衛」が、どんなラーメンかは調べませんでした。後日、行った人によると、「醤天の方が美味しかった」との事)。
しかし、メニュー毎で集計すると、「醤天」が人気。
その集計結果を元に「醤天」へ行くことにしました。

このお店は、魚系和風醤油味・自家製チャーシューがウリのようですね。
横に「TV・雑誌等でお馴染みの”はんつ遠藤”プロデュース」と記載されています。
どんな方か調べたら、ご自身の公式サイトがありました。

はんつ遠藤 公式ホームページ
http://hantsendo.com/

はんつ遠藤さんの職業は、フードジャーナリストだそうです。
1966年東京都葛飾区生まれ。
早稲田大学教育学部卒業。
主な著書として、
『風水ラーメン占い』(主婦の友社 1400円税別)
『取材拒否の激うまラーメン店』(廣済堂出版 1400円税別)
『うまいラーメン屋の歩き方』(生活情報センター発行 1200円税別)
等を執筆しています。

下記に、長野で同様に出店した際の模様が書いてありますよ。
http://hantsendo.com/shouten/shouten.htm

さて店内に入ってみました。

店の側面はビニールで覆われていて、台風や暴風になったらお店は大丈夫なんだろうかと心配してしまいました。
店員は男性二人のみ。
お客は、時間が早いこともあって一人もいませんでした。
静かな空間の中、注文する為にメニューを見ます。

ここは一つ、一番人気である「味玉ネギチャーシュー香麺」(あじたまねぎちゃーしゅーこうめん)を注文することにしました。
一杯1,140円(高っ!)。

水が出ないなあと思ったら、コップと水の入った大きな容器があるので、自分で勝手に飲むみたいです。
愛想も悪いし、どうもサービスもイマイチだなあ。
しばらくすると、「味玉ネギチャーシュー香麺」がやって来ました!

ちなみに下記が、スタンダードの「味玉香麺」(一杯740円。妥当な値段)

さっそく試食してみましょう。

「中太のモチモチ麺に、スープは今、流行の、行列のできる魚系。決め手は煮干し、カツオ、そして「あごダシ」(トビウオ)。そして味付半熟玉子に、ジューシーなチャーシュー」
と云うのがウリのラーメンです。
この太い麺にスープが大量に絡みます。
なかなか食べごたえのある触感です。
魚系のスープは、新潟だと「三宝」等でも御馴染みですね。
漁港の街に相応しい味ではないでしょうか。
しっかりと「魚」と分かる味ですので、魚嫌いな人には向かないかもしれません。
あっさりしていて、中華というより和食に近い感覚です。
ネギが大量に盛られていますが、そんなに細かく千切りしていないので、シャキシャキ、パリパリ感がありません。
ネギというと、その上に辛い調味料がかかっているのが普通だと思っていたので、何もかかっていないこのラーメンにちょっと物足りなさを感じます。
卵は中が半熟。
醤油付けにした味は、満点ではないてすが、そこそこ食べられました。
チャーシュー自体はトロトロで美味しいのですが、かなり薄くスライスしてあり、食感を楽しめませんでした。
あっさりしているので、簡単に平らげました。
美味しかったと思いますよ。
誰でもお勧めできますね。
けれど私達の感想としては、「美味しいけれど、何だか自分で作れそう」というものでした。
私達ラーメン好きが寄り合って、社内で「ラーメン事業部」を設立しようという壮大で馬鹿げた構想を抱いております。
だから、それなりに食べ歩いたり、自作しています。
そんな私達でも、「何か作れそう」と思うのは、何となく家で食べるラーメンに近いからだと思います。
それ故、親しみやすくて良いのですが、圧倒的なプロの技を見せ付けられるほどの迫力はありませんでしたね。

ついでに餃子も食べたのですが、かなり小さめで、私好みではありません。
その店独自のタレというものはなく、醤油・酢・ラードで普通に食べます。
普通の餃子。

お会計の時、「美味しかったです。また来ます」と云いましたら、こちらを見ずに愛想の無い返事が返ってきたのが、ちょっと残念でしたね。
基本的に明るい従業員がいるお店の方が好きなので。

新潟は、小さな街に何故か大量のラーメン屋があります。
それこそ、街をあげてのラーメンバトルを展開しております。
その街にやってきたこれらのお店。
確か8月までの期間限定ですので、話しのネタがてら、行ってみてはどうでしょうか?

Posted by kanzaki at 2004年07月03日 12:30 | トラックバック (0)
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