2004年07月27日

DoCoMo P506iC【ファーストインプレッション】

今月10日に、ドコモからP506iCが発売されました。
手元に実機があるので、簡単にレビューしたいと思います。
「ITmedia」の関連記事は以下のとおり。

進化したフレックススタイルにストロボ付き〜「P506iC」
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0406/16/news084.html

「P506iC」のカメラは、メカシャッター付き
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0407/08/news058.html

50xシリーズ最高峰のカメラ性能〜「P506iC」
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0407/26/news012.html


以前だと、50×iシリーズは、ドコモのフラッグシップ機でしたが、その地位はFOMA 90×iに譲ることになりました。
低価格でもない、最高性能でもないとなりますと、世間からの関心度というのは低くなるものでして、実際、売り上げランキングTOP10には顔を出していません(506iは各機種とも全滅)。
PDCは今後、デザイン、軽量化、シンプルさ等を売りにしたもので攻めて行く方が良いのかなあと思ったりします。
それを顕著に現した「premini」は売れているみたいですしね。

P506iCのウリというと、新機能である「Felica搭載」かと思われがちですが、実際な話し、現時点では使い物になりません。
使えるお店が新潟市ですと、ドンキホーテと、もう一店程度だからです。
こういうのは環境のインフラが重要なのですが、このまま1年近く環境が整わないと、赤外線を使った構想の時と同様に、尻すぼみになってしまう恐れがあります。
電車やバスの切符として使えるようになると、かなり便利なんですけれどねぇ。
そういう訳で、まだFelicaは注目に値するものではありません。
そうなると、前機種のP505iSと殆ど違いがありません。
両機種を使ってみても、インターフェースに大きな違いはありませんでした。
まあとりあえず、本体を見ていきましょう。

本体後ろに、Felica機能搭載だと分かるマークがあります。
「P506iC」という文字の横にある変なマーク。
この部分を読み取り機械にかざすように利用するそうです。
横にカメラがあります。
P505iSとの大きな違いは、フラッシュを搭載したことに尽きるでしょう。
今までのカメラ付き携帯電話は、ちょっと明るく照らす程度のピクチャライトしか搭載されていませんでした。
このP506iCには、デジカメと同様にフラッシュが付いています。
ますます、デジカメに近づきましたね。
当たり前と云えば当たり前なのですが、撮影の際に周囲が暗いと、自動的にフラッシュが焚かれます。
フラッシュを焚く際、フラッシュ部分から機械的な音とかは一切せず、非常に静かに、そして確実に撮影できましたよ。
P505iSは、オートフォーカスだったのに、今回は、通常モードとマクロモードは、切替スイッチで替えるようになりました。
ここは退化していますね。
ただ、前機種のオートフォーカスは、撮影スイッチを半押しして機能させるものだったので、普通の人は、マクロ撮影の時以外は使ってなかったんじゃないでしょうか(私の母親はそうでした)。
195万画素のCCDを搭載ということで、前機種よりパワーアップしていますが、2Mピクセルを使う機会というのは、携帯電話の場合、どれほどの頻度なのかな?
メールで送信する際は、小さな写真しか送れないし、2Mピクセルだと、メモリーをすぐに圧迫して、撮影枚数も少なくなってしまいます。
実際に使えるかどうかと云うよりも、宣伝文句としての意味合いの方が強いかもしれません。
カメラについては、また次回の記事で書きますので、ここでは省略。


私の愛用するF212iと並べてみたところ。
大人と子供のような違いです。
厚みは、F212iが13mm、P506iCが26mm。
ジャスト2倍!
ちなみに私が以前使っていたSO505iは33mm!!
小さくて薄いものを使っている私には、いくら高性能でも巨大な端末は、持っているだけでストレスとなってします。
ただ、P505iSよりもラウンドフォルムにして、なるべく威圧的、カクカクした冷たい感じは払拭しています。
P505iは男性的でメカニカルなデザインで、三菱のランエボとかガンダムチックな感じ。
対してP506iCは女性的です。
写真は、シルバーの端末なのですが、多くのパーツがホワイトで塗装されており、非常に清潔感があっていいですよ(シルバーの端末というより、ホワイトの端末と云っても間違いではないぐらい)。
見た目は重そうですが、思ったよりは軽いです(長時間は嫌ですが)。


上記は、折り畳んだ状態と、本体を開いて詰め切りのように稼動しているところ。
P505iSと違って、サブウィンドウが廃止されました。
着信等の情報等を端末を開かないと確認できないのが面倒ですが、プレーンなデザインが好印象で、これもアリかもしれません。
最高性能端末では無くなったのですから、何でも詰め込む必要はありませんし。
端末の開き方は、P505iSと同様に、液晶ディスプレイを裏返すことが可能です。
詰め切りみたいな動きをします。
カメラ機能を使う際、巨大なディスプレイで確認しながら撮影するのは便利ですね。
蓋を開くと、最大180度展開できるわけですが、160度ぐらいで一旦止まるので、通話の際はその状態で使います。
ただ、耳に当てていると押されて、勝手に180度になっちゃいまして、あまり押し付けない方が良いです。
まあ、180度に開いても差し支えないんですけれどね。

50×iシリーズですので、iアプリが使えます。

ダンジョン探索ゲームみたいなものと、パワプロのホームラン競争、あらいぐまラスカルの育てゲーみたいなもの、その他にもテレビのリモコン、フォトアルバム、電子マネー Edyのアプリなど、たくさん収録。
しかし、パナソニック端末なのに、テトリスが無いのが寂しいばかり。
正直、使いたいなあと思うアプリは一つもありません。

とりあえず今日はここまで。
次回は、カメラ機能を紹介します。

Posted by kanzaki at 2004年07月27日 23:32 | トラックバック (0)
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