朝、NHKのラジオを聴いていたら、とあるお話しをしていました。
番組は男性の司会者がいて、他の男女二人が聞き手となっています。
司会者が、以下のような質問を聞き手二人にしました。
「あす」、「あさって」と云いますが、それでは、その次の日を何と云いますか?
私はそれを聴いて、「あす」「あさって」と来たら「しあさって」だろうと心の中で回答。
ラジオの方でも、聞き手の二人は、「しあさって」と回答していました。
そうしたら司会者は、「それでは、”しあさって”の次は何と云います?」と続けて質問。
聞き手の二人は、「やのあさって」や「やなあさって」と回答。
私もそう思いました。
私はどっちかというと、「やなあさって」・・・もっと略して、「やなさって」と云っています。
司会者が、これらの質問の答えと解説をしました。
東京では、「あす→あさって→しあさって→やのあさって」となるようです。
しかし、東京より北の方では、「あす→あさって→やのあさって→しあさって」となるそうです。
東京と違い、「しあさって」と「やのあさって」が逆になってしまうのです。
まだ東京より北の方は、順序は違えど理解できます。
ところが、今度は西日本になりますと、思いがけない答えが返ってきました。
西日本では、「あす→あさって→しあさって→ごあさって」となるそうです。
「ごあさって?!」・・・新潟に住む私には、初めて耳にする単語です。
司会者によりますと、「しあさって」の「し」は「数字の4」。
4の次は5ですから、「5あさって」となるそうです。
広辞苑でも、「ごあさって」を漢字で書くと「五明後日」と表記していますね。
地方によって、言葉の順序や云い方に違いがあるようです。
違う地方の人と話しをしていて、相手の地方での呼び方を知らないと、約束の待ち合わせの際、待ちぼうけを喰らいかねませんので、ご注意を。
テレビの普及や、情報伝達速度の加速化に伴い、東京と地方の情報格差はなくなってきました。
若い人も、方言を使わない人が多くなってきましたよね。
そんな理由から、地方でも「あす→あさって→しあさって→やのあさって」を使う人が増えてきました。
とある調査によりますと、東京より北の方でも、東京と同じ使い方をする人が5割程度まで増えたそうです。
しかし、西日本では「あす→あさって→しあさって→ごあさって」を使う人が未だ、8,9割を占めているそうです。
「やのあさって」は漢字で書くと「弥明後日」。
「弥」という漢字は、ゆみへん。
「弓」と云えば「矢」。
矢には昔、「多い」と云う意味があったらしい。
戦いの際、無数の矢が飛び交う様から来ているのかな?
また、数字の八は、末広がり。
八もまた、昔は「多い」と云う意味があったそうな。
数の多いさまに「や」を使うのですから、東京で使う「あす→あさって→しあさって→やのあさって」が、理屈から云えば正しいような気がします(「や」で終わる言葉が最後に来れば、それが一番最大級の意味となるので)。
言葉というのは、地域によって変化があり、調べてみると面白いかもしれませんね。
Posted by kanzaki at 2004年08月20日 12:00 | トラックバック (0)私は、青森県在住ですが、
「あす→あさって→しあさって→やなあさって」
を使っております。
長茄子さん、コメントありがとうございます。
青森でも、東京と同じ使い方の人が、いらっしゃるんですね。
キッチリ県ごとに線引きを出来るものではないようですね。
教えていただき、感謝しています。
ps.
私も浜千咲ファンです。
最近、神ナナで書いてなかったのですが、ちゃんと応援しております。
番組が終了しても、別のドラマに出演してくれるといいなあ。
年齢からいけば、10月から始まる「金八先生」の生徒役が適任なんですけれどね。
もしそうなったら、メガネ装着はデフォルトで。
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