2004年09月07日

ニンテンドーDS用手術ゲー「研修医 天堂独太」公式サイトオープン

任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」が今年中に発売予定です。

ニンテンドーDS公式サイト
http://www.nintendo.co.jp/ds/

従来のゲームボーイアドバンスとの大きな違いは、上下に二つ用意された液晶画面、そして下の液晶画面がタッチパネルだということです。
タッチパネルは、PDAユーザーには御馴染みですよね。
画面に直接、指やスタイラスペンで触れることで、処理を実行できます。
例えば、「実行」と表示された文字を触れれば、何かしらの処理が実行されますし、ソフトウェアによっては、液晶画面に絵を描いたり、文字を書いたりも出来ます。
キーボードやマウスのような入力デバイスを介さず、直接画面に触れて実行することで、感覚的なオペレーティングが実現されています。
割かし今までは、PC、PDAともに「真面目」なことにタッチパネルを使ってきました。
そして今回、任天堂は、その真面目なインプットデバイスをゲーム機に搭載しちゃいました。
これによるゲーム内容の広がりは、我々を非常に期待させてくれます。

同時期に登場するであろうソニーの携帯ゲーム機「PSP」よりも期待感が高まっています。

PSPのプレスリリース
http://www.playstation.jp/news/pr_040512_psp.html

私はソニー信者ですが、ことゲームに限って云えば、任天堂信者です。
PSPはゲームだけでなく、マルチメディアプレーヤー的なものとして売る模様。
今までソニーは、プレステで同様な手法でゲーム機を売り、大ヒットさせました。
プレステ2は、DVDも見ることが出来るという付加価値。
PSXは、テレビ録画や記録型DVDを焼くことが出来る付加価値(PSXは、大コケしましたが)。
そしてPSP。
ソニーはCLIEというPDAにて、電子手帳的な使い方だけでなく、マルチメディアプレーヤー的な用途を提案しました。
その最終バージョンが、ある意味、PSPなのかもしれません。
(ソニーさん、CLIEの新モデルはまだですか?まだですか、そうですか)
携帯ゲーム機市場は、任天堂がほぼ100%のシェアを占めています。
そして、ポケモンのような、メガヒットソフトを有している。
ニンテンドーDSは、従来のゲームボーイアドバンス用ソフトも動くそうですし、最初からソフト不足で困る事もない。
更に、タッチパネルを使った新しいゲームも出せる。
携帯ゲーム機市場は、どっちかというと、子供の方がユーザー比率が大きいです。
ポケモンのせい?
シンプルで分かりやすいソフトの多さも魅力。
PSPは、「手のひらに乗るPS2」みたいなもんですから、かなりオーバースペック。
対象も、大人なんでしょうね。
正直、勝敗は見えているような気がします。

まあ、ゲームボーイアドバンス時代から思っていたことなんですが、正直な話し、「新しい魅力満載のゲーム」というものが出現していません。
モノクロ液晶のゲームボーイ時代にリリースされたソフトのリメイクが多いですよね。
ゲームボーイアドバンス時代になってから新規でリリースされて、社会的にも認知されているソフトって、どれだけあるでしょう。
私はゲームをあまりしないので、アンテナが狭いこともありますが、唯一思い浮かべるのは「逆転裁判」のシリーズです。

逆転裁判
http://www.capcom.co.jp/newproducts/consumer/gbasaiban/index.html

逆転裁判2
http://www.capcom.co.jp/saiban2/

逆転裁判3
http://www.capcom.co.jp/saiban3/

基本的にアドベンチャーゲーム。
殺人事件を解決していく訳ですが、そのメインとなるのは法廷シーン。
嘘の証言をする人達へ、証拠品を突きつけたり、矛盾を指摘したりして、問い詰めていきます。
タイトルの通り「逆転」の連続。
一度は「バッドエンドか?」と思わせておいて、ピンチから新たな光を見つけ、立場が逆転する。
非常に面白いストーリー展開。
そして、魅力的な登場人物達。
これは面白いので、是非ともお試しあれ。
公式サイトに、PC用のデモがあるので、雰囲気を確かめられますよ。

アドベンチャーゲームは、無数にあるゲームのジャンルの中でも、私が特に好きなもの。
最初に面白いと思ったのは、確か「ポートピア連続殺人事件」かな?
もう記憶が曖昧なのですが、このゲームでまず思い浮かべるのは「*15(こめいちご)」だったり、「右5」の意味が最初、壁に5回連続で体当たりするなんて思いも付かなかった事や、犯人が意外な人物だったこととか(ショッキングでした)、生まれて始めて3D迷路を体験したのはこのゲームだったよなあ・・・なんて事でしょうか。
その後、「ファミコン探偵倶楽部」「新・鬼が島」などの任天堂がリリースした良作アドベンチャーを体験。
「ファミコン探偵倶楽部」は、ホラー感がもの凄く、ゲームをしているうちに自分が呪われてしまうのではないかと、金玉が縮み上がる思いでした。
案外、「弟切草」みたいなサウンドノベルには関心はありませんでした。
アドベンチャーゲームとは趣向が違うし、何となく自分の中では、「お洒落で斬新だったけれど、これはアドベンチャーゲームの本流ではないよなあ」と思いました。
そして現代。
「逆転裁判」は、アドベンチャーゲームの王道システムに、更に斬新な法廷バトルを組み込んだ内容は、私をくぎ付にしました。

そんな私が気になるアドベンチャーゲームが、ニンテンドーDS用としてリリースされます(やっと本題に入れた・・・)。
「研修医 天堂独太」です。

「研修医 天堂独太」公式サイト
http://www.spike.co.jp/tendo-dokuta/brief/index.html

スパイクという私の知らないメーカー。
病院アドベンチャーだそうですが、どっちかというと、手術ゲーというジャンルに位置するかと。
「逆転裁判」は法廷バトルがウリですが、「研修医 天堂独太」は、タッチパネルを使った触診・手術シーンがウリとなります。

プレイヤーの目的は、助けを求める患者さんを救ってあげることです。
アドベンチャーパートでは、患者さんを触診したり、先輩ドクターから助言をもらいながら、患者さんのカルテを作成していきます。
患者さんとコミュニケーションをとることで、症状を詳しく知ることができます。
ニンテンドーDSの新機能、タッチスクリーン入力。
本作では、様々な形でタッチスクリーンを使用していますが、そのひとつが、“触診システム”です。
触診とは、読んで字のごとく、患者さんに触れて、体温・浮腫・圧痛・脈拍などを診断する方法。
本作では、タッチスクリーンで患者さんの体に触れることで、様々な病状が確認することができます。
公式サイトの画面を見ますと、女性の患者を触診していますね。
ブラジャーとか見えていますし、下腹部もドアップで表示されています。
それをタッチパネルで触ることにより、いろいろと症状を知ることが出来ます。
もし患者の顔が萌え系だったら、正にエロゲーです!!
体を触ると反応があるんですからね(ハァハァ)。
ひょっとしたら、タッチパネルを活かせるのはエロゲーのジャンルかもしれませんなあ・・・。
必ず、どこかのメーカーが、アングラで発売しそう。

手術シーンも、タッチパネルを使ったもの。
アドベンチャーパートでカルテを充実させておくことで、的確な執刀が可能となります。

ただの手術ゲーではなく、病院内の確執とか、様々なことに巻き込まれていくようです。
まさに、「白い巨塔」。
もしくは、「ブラックジャックによろしく」。

既存のゲーム機は、グラフィック能力・処理能力の向上に力を注ぎ込んできました。
パワーゲームな展開。
いつしかそれが過剰となり、開発費の高騰や、複雑すぎるシステムによるユーザー離れとなっていきました。
ニンテンドーDSは、そんな今までのパワーゲームの路線上にはありません。
その路線は、ソニーのPSPの方でしょう。
タッチパネルとデュアルスクリーンという、ある意味「枯れた技術」・・・他の分野では存在し、既に安定した技術を携帯ゲーム機に搭載したところに意味があります。
また、無線を使ったネットワークで対戦も出来るそうですね。
そういう、思いついても誰もやらなかった技術は、面白そうなゲームシステムが飛び出てきそうな期待感があります。
今年の流行語大賞を「ヨン様」と争えるぐらいになってほしいものです。
そして、DSの代表ソフトとして、「研修医 天堂独太」が上がってくることを期待しています。

・・・逆転裁判が、タッチパネル&デュアルスクリーンで操作できたら、面白そうだなあ。
「意義あり! くらえっ!」と、証人をタッチパネルでドつきまわしたいものです。

Posted by kanzaki at 2004年09月07日 12:49 | トラックバック (0)
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