2004年09月28日

劇場版「特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE - フルブラスト・アクション -」の感想【3】

前回の続きです。

前回の記事:劇場版「特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE - フルブラスト・アクション -」の感想【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/000399.html

デカレンジャーロボは、ヴォルガーの乗った怪重機キラータンクを追ってレスリー星へ向かいます。
どうやって行ったのか良く分からないのですが、怪重機キラータンクの前に颯爽と登場した場面では、まるでターミネーターが現代にやってきたシーンみたいでした。
周りを覆っていた光が消えると、デカレンロボが跪いています。
そういや本編冒頭、キラータンク達がレスリー星を侵略しているシーンは、ターミネーターの未来戦争の場面を彷彿とさせていましたね。

キラータンクって一瞬、顔や全体のイメージが、「先行者」に似ていて、何とも弱っちいというか愛嬌があるというか、結構好きです。
そんなキラータンクがワラワラとデカレンロボを取り巻くように迫ってきます。
そこへ、デカブレイクが乗ったブラストバギーが登場。
デカブレイクが云うには、スペシャルポリスのマシン規格は共通なので、ブラストバキーとデカレンロボは合体できるとか。
デカレンジャーロボ・フルブラストカスタムに特捜武装!!
デカレンジャーロボの胸の部分にちょっと装甲が追加されて、左に巨大なシールド、右に巨大なフルブラストランチャーを持っています。
そしてシールドを地面に突き刺し、そこにフルブラストランチャーを乗せ、360度全周囲に弾丸をぶっ放していました。
キラータンクがあっけなく破壊されていきます。
シールドに砲門を乗せて弾を射出するシーンを観ていますと、「機動戦士ガンダムMS08小隊」の陸戦用ガンダムに見えて仕方ないです。
ガリアンも、そういう攻撃の仕方をしていたなあ。
ゴツい体形をしたデカレンジャーロボが、巨大なフルブラストランチャーを正面に構えるには、その胸にあるパトストライカーが邪魔なせいで、場面によっては胸の部分が平坦な板になっていました。
あれはかなり、かっこ悪かったです(盾もそんな感じの時があった)。

無数のキラータンクが縦一列をなして向かって来るのをフルブラストランチャーで一直線に粉砕し、その後ろにいたヴォルガーの乗った怪獣機キラータンクも倒してしまいました。
ザコのキラータンクとヴォルガーのキラータンクは同じだったのですが、せめてヴォルガー専用機だけでも、機体を赤色にして3倍早くしておけば良かったのではと思いました。

それにしても、レスリー星のマリーは、ザ・ワールドのスタンドのように時を止める事が出来て、しかもこんな強力なブラストバギーまで所有していて、よくあの程度の犯罪者達に負けたなあ。
デカレンジャーロボは強すぎ!
更にデカバイクロボとブラストバギーを上手く併用すれば、星の一つぐらい簡単に滅ぼせそうですよ。

時間のせいもあるのだろうけれど、もうちょっと、ブラストバギーの登場方法を燃える展開で演出して欲しかったです。
例えば・・・

1.先にレスリーに到着していたデカブレイクが、キラータンク達と単独で戦闘をしていている最中にデカバイクが壊れてしまう。

2.その後、デカレンロボが到着。敵の攻撃が凄まじいので、スーパーデカレンジャーロボに合体したいけれども、デカバイクが大破していて合体できない。

3.デカレンロボのピンチ!

4.ワクチンによって回復したマリーが、デカゴールドに変身し、ブラストバギーで駆けつける

5.デカレンジャーロボ・フルブラストカスタムに特捜武装!!

こんな感じの流れなら、ブラストバギーとマリーの魅力が引き立ったのにね。
それにしてもテツよ、デカバイクはどこへ?
そんなこんなで、デカレンジャーに変身してからのアクション・ロボの戦闘がメインのお話しでした。

エンディングは、テレビ版にてウメコ、ジャスミン中心で明るいお話しの際に流すED曲でした。
そのまんまじゃなく、映画バージョンとなっております。
おかげで、テツも登場。
楽器は、ギターみたいに肩からかけられるキーボードでした。
テレビ版のエンディングは女の子中心だけれど、今回は男の子達もたくさん登場しているし歌っています。
例えば、デカレンジャーのスーツを着て、首から上はマスク無しの場面では、女の子だけでなく全員そうしているし、浜辺でチアガールみたいに女の子が踊るシーンにも、男の子達が登場。
ついでに、ボスやスワンさん、そして敵も一緒に登場し、歌って踊ってお祭り状態でも良かったかもね。
テレビ版は毎回、エンディングが流れてすぐにお楽しみコーナーみたいなものがありますが、映画ではボスとスワンさんの二人だけが登場。
二人で、今回の映画を鑑賞しているというシチェエーションです。
会話からして、昔は二人でこうやって映画を観ていたようです。
元恋人関係??
そういや、テレビ版エピソード30のお楽しみコーナーでも、映画の宣伝をしていたけれど、その際、

ドギー「俺はもう見たぞ」
スワン「良かったわよねぇ」

等と云っていたのですが、これは映画のこの場面とリンクしていたのですね。
なんと芸が細かい!

映画の最初の方で、デカレンメンバー達が市民達を相手に聞き込み捜査している場面がありました。
そこに何故か、「忍風戦隊ハリケンジャー」のフラビージョ(山本梓さん)とウエンディーヌ(福澄美緒さん)が役名と同じで登場していたのに笑いました(ほんの一瞬ですが)。
今ではすっかり、善良な女子大生エイリアンみたいです。

スーツアクターの皆さんも、素顔で登場。
屋台の人 男:日下さん(ボス) 女:小島さん(ピンク)
屋台の客 左から橋本さん(イエロー)福沢さん(レッド)三村さん(グリーン)
ブルーの今井さん(ブルー)、大岩さん(ブレイク)もひょっとしたら、どこかにいたかもしれません。

そんな訳で、上映時間が短い中で、いろいろと詰め込みすぎた感のある映画でした。
オモチャを売るため、どうしても戦闘シーンを中心にしないといけない為、変身前の展開に物足りないものがありましたが、それでも色々と楽しませてもらいましたよ。

Posted by kanzaki at 2004年09月28日 11:59 | トラックバック (2)
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