2004年11月05日

車をぶつけられました

出勤の為、車に乗りこんで出かけた矢先、車をぶつけられました。
家から10メートルも無い場所での出来事。
狭い十字路にて、私の前にいた車が右折しようとしたら、右から別の車がやってきました。
この道は狭くて、とても2台が悠々と通れる場所ではありません。
十字路をある程度右折していた前の車が、バックを始めました。
慌てたのは私です。
どうやら前の車は、私の運転している車に気づいていないようで、どんどん後退してくるのです。
私はクラクションを鳴らしまくったのですが、相手は全く反応が無く、ついには私の車へ直撃。
私の車のバンパー部分が潰れてしまいました。
場所が十字路ですので、他の車に迷惑がかからないよう、私と相手の車は移動。
相手は若い青年でした(私も若いのですが、相手は学生と見間違うぐらい若い)。
これが年配で、しかも横柄な人でしたら、私も態度が違っていたでしょうが、謙虚な姿勢の青年だったので、ここは冷静になって対処することにしました。
この十字路は、小学生が通学に使う場所です。
そんな小さい子がたくさんいる場所にて、後ろを確認しないで後退したら、ひょっとしたらぶつかったのは私の車では無く、小学生だったかもしれません。
だから、その事だけは注意しておきました。

そして、名刺と携帯電話の番号を交換し、後ほど連絡を取り合うことにして別れました。
どうしてかと云うと、私が遅刻してしまうから・・・。
会社の始業時間15分前に出勤し、5分程度で到着しているので、こういうトラブルがあると遅刻してしまいます(もっと早く出勤すればいいだけのことのですが・・・)。
幸い、私の車は走ることが可能だったので、そのまま会社へ行きました(相手は商用バンでして、特に壊れた感じはありません)。

相手の青年から渡された名刺を見ますと三条市の人でした。
三条市は水害・地震と、立て続けに被害があった地域だと脳裏をよぎり、それもあったので、あんまり怒る気にはならなかったんですよね。
怪我も無かったし、相手も反省していたし、更には遠くの市から仕事でやってきていた人だったし、そんな事もあり、警察を間に挟む事はしませんでした。

車の修理代も相手が全額支払ってくれるとの事。
相手は仕事の途中に社用車で事故を起こしたのだから、会社がこの件に関して対応するのかと思っていたら、個人で現金を私の口座へ振り込むと云って来ました。
あまり会社に知られたくない様子。

翌日、自分の車を自動車会社に引き取りに来てもらい、見積りを出してもらいました。
かなり高額でした。
パジェロミニと云う車は、ナンバープレート周辺のバンパーは金属製で、左右は樹脂製の別パーツとなっています。
通常の車よりも部品数も多いため、高額になりました。
相手に電話で伝えたところ、現金で支払うと云って来ました。
保険を使う気はないそうです。
来週、私の口座へ振り込んでくれるそうです。

相手が三条市の人の為、お互いが顔を合わせてやりとりが出来ません。
しかも大きなお金が動く話しです。
でもまあ、相手も自分も勤めている会社は分かっているし、その青年の態度にも好感が持てるので、心配とかはしていません。
仮にトンズラされたとしても、自分の貯えから支払って直しますよ。
壊れた状態で運転している事の方が、私にとっては嫌ですから。

来週火曜日には修理されて私の元へ戻ってきます。
お金や修理に関しては何も心配はありません。
しかし、困った事が一つ。
それは、通勤等に使う車が無いことです。
自動車会社に代車が無かったんです。
相手の過失でこういう状態になったのですから、よそのレンタカー会社から車を借りて、その代金も相手に請求してもいいんですけれどね。
でも、若い人にあんまりお金の負担をさせたくないし、会社と家が目と鼻の先にある距離なのに、ここでレンタカーを借りて相手に請求すると、何だか自分が「がめつい人間」になりそうだから、それはヤメました。

そんな訳で、久しぶりの自電車通勤です!
ある意味、自動車よりも重宝しているファーストカーです。
折り畳み自転車に乗り、PDAで音楽を聴きながら移動しております。
幸い、天気も良いですしね。
こういうのも、まあいいかなと。

今まで自動車を運転していて、相手がいる事故と云うのは、産まれて初めてでした。
過去の自爆は、壁にバンパーをこすってしまったとか、そういうのだけでしたから。
色んな人の話しを聞きますと、もっと大きい事故になると、保険会社や警察も介入し、非常に長い間、その事故を引きずって生活しないといけないようですね。
それは、嫌だなあと思いました。

みんなが安全運転を心がけて、事故の無い世の中になるといいですよね。
現代では、戦争で死ぬ人より、自動車事故で死ぬ人の方が多い世の中です。
そんな形で人生を終わらせるのは、とても嫌です。
11月になって、携帯電話を使用しての運転が禁止されました。
とても不便この上ない規則です。
けれど、死んじゃったら、元もこうもありません。
ハンズフリーの機械とか、いろいろあるけれど、基本的には使わないのが良いのでしょうね。
ハンズフリーであろうと、運転以外の別の事に気を取られる訳ですから、事故を起こす確率は高くなります。
「それは奇麗事だ!」と云われるかもしれませんが、私は運転にかけては他の人よりも密接な仕事をしている人間です。
プロだからこそ、携帯電話の電源をOFFに出来る勇気を持ちたいと思います。

Posted by kanzaki at 2004年11月05日 18:23 | トラックバック (0)