2005年04月12日

ものは考えようで・・・

アナウンサーが司会する朝の番組に、とあるタレントが出演しました。
その人が初司会をする生放送番組の宣伝です。
「生放送なので緊張します」と云いますと、アナウンサーはこんな事を云いました。
「生放送のいいところって何か分かる? 必ず”終り”があることだよ」

テレビのレギュラー番組は、1時間とか必ず枠が決まっており、野球中継のように延長なんてことはありません。
どんな大変な失態をしようがしまいが、必ず番組の放送枠内で必ず終了するのです。
これが収録番組だと、NGが出たり、今ひとつな仕上がりの場合、撮り直しをすることになり、番組放送枠以上の時間を費やすことになります。

とにかくやってみて、失敗したら「次回」に改善しようと考えるのです。

「作品」としては、質の高いものを追い求めようと、その回のみを突き詰めるよりも、「生放送だから仕方が無い。放送したものはしちゃったんだから」と割り切って、次回へ向かって進む方が、精神的に良いかもしれませんね。
今回の放送に時間をどんなに費やしても、それはたったの1回の放送なのですから。

私もこのサイトを基本的に毎日更新していますが、やっていますと、中には大した事を書けない日もあります。
けれど、逆もあります。
どっちであろうと、日々の積み重ねである事には変わりありません。
人生も、美味しい一日、不味い一日と様々な日があるのですが、それらを全てを合わせて「私の生きてきた道」なのです。

人生をテレビの生放送と見立て、区切り区切りをつけ、落ち込むような事があっても、やってしまった事は仕方が無いと割り切り、気持ちを新たにしてスタートしたいものです。

Posted by kanzaki at 2005年04月12日 23:36 | トラックバック (1)