2005年05月25日

ドコモ FOMA M1000を一瞬だけ使ってみる【1】

FOMA M1000 スペシャルサイト
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/products/foma/m1000/special/index_flash.html

DoCoMo Net -M1000-
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/products/foma/m1000/index.html

写真で見るビジネスFOMA「M1000」
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0504/14/news045.html

ドコモブースは「M1000」を展示、星澤氏は「携帯のPC化」を語る
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/23912.html

FOMA(R)向けモバイルインターネット接続サービス「mopera UTM」を提供開始
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/05/whatnew0524.html


Palm大好きっ子には、Life Drive(http://www.palmone.com/us/products/mobilemanagers/lifedrive/)が関心の的かと思われますが、私には語れることなんて全く無いので、よそ様のサイトを見て羨ましがっていようと思います。

ところで海外では、携帯電話機能内蔵PDA「Treo」シリーズとか、世に云うスマートフォンなるものがあります。
日本に持ってきても残念ながら電話が使えません。
そこで、日本の携帯電話業界ナンバーワンのドコモさんが作ってくれました。
それが、FOMA M1000。
「えむ せん」と云うのか、他の携帯電話みたいに「えむ いちまるまるまる」と云うのか分かりませんが、とにかく発表してくれました。
日本の携帯電話業界で、法人向けの商品やサービスを積極的にやってくれているのは実質、ドコモさんしかいないので、こういう商品を作ってくれたのは非常に嬉しいです。
しかも、初号機なのに、それなりに完成度が高いのも嬉しいところです。
幸運なことに、使わさせてもらう機会がありましたので、軽くレビューしたいと思います。

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表面積は予想していたよりも小さく(特に幅)、厚さは予想通りに厚いと云う感じです。
持ち歩くのには、まあ何とか大丈夫かと。
そんなに重いと云う感じはしません。
それよりも、表面が割とツルツルなので、毎日持ち歩いていると、すぐに傷が目立ちそうです。
もっと、シボ処理等をして、長期間の使用に耐えうる表面処理にすれば良いかなあと思いました。
また、巨大な液晶画面が剥き出しなので、何かの衝撃で破壊してしまいそう。
CLIE TH55のようなフリップカバーが欲しいなあと思いました(あったらあったで、電話する際にどう扱うのか考えてしまいますが)。
液晶ですが、最近のノートパソコンで流行っているようなツルツル液晶ではありません。
CLIE TH55に近いですね。
つまり、白色の部分が薄水色っぽく見える感じです。
見ての通り、ボタンの数があまり多くありません。
数字キーもありません。
下部には十字キーと、オフフック、オンフックボタンがありますが、特に十字キーは全く使いませんでしたね。
タッチパネルのお蔭で、様々な機能を使う際も必要ありません。
アドインアプリ(特にゲーム)を使用しない限り、無くても大丈夫かもと思いました(贅沢を云えば、昔のCLIEのように左側面にジョグダイヤルを設けてくれれば嬉しい)。

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タッチパネルの数字をタップして電話することになります(スタイラスを使わなくても指で大丈夫)。
スタイラスは本体右下に収納されています。
収納時は本体と同化し、一瞬、どこにスタイラスがあるか分かりませんでした(紛失はしなさそうで良い)。
スタイラスは伸び縮みするタイプ。
ヘビーPDAユーザーが嫌うタイプですね。
丸い棒タイプではなく、それを押しつぶした平べったい形です。
羊羹を食べる際に使う楊枝みたいな感じ。
スタイラス自体には特に不便は感じませんでしたよ。
それよりも私は最初、どうやって電話を掛けたら良いか分かりませんでした。
普通の携帯電話のように感覚的には電話できないかも。
いや、使い方を覚えれば誰だって出来るんですけれどね。
ただ単に、説明書を見ない私が悪いのですが。

電話にしても他の機能にしてもそうなのですが、画面にアイコンが幾つか表示され、それをタップする事によって機能が働くようになっています。
ただですね、そのアイコンが何を意味するかが、説明書を見ないと正直分かりません。
日本の一般的な携帯電話は、そこら辺がよく出来ていて、アイコンだけではなく、文字で説明した方が分かりやすい場所は無理してアイコンを使わずに文字を列記してあります。
その方が説明書が無くても使えますしね。
特にパナソニック端末は、沢山ある機能の中から自分が使いたい機能を誰でも何とか自力で探せるように工夫してあります。
その工夫の一つにアイコンを乱用せず、テキスト表示も併用している事があげられます。
PDAを普段から使い慣れている人ならば、案外、M1000のアイコン多用の方が楽かもしれませんが、普通の人の場合は、文字による機能の解説の方が便利かもしれません。

電話としてですが、ちゃんと使えましたよ。
電話なのですから当たり前ですけれどね。
日本でスマートフォン型で電話が出来るのは革命的かも。
確かM1000は、901iSシリーズと違って800MHz帯は使用できないんでしたよね?
けれど、海外でもそのまま使える国際ローミングサービス対応ですし、そういう意味ではアドバンテージがあるかと。
けれど、海外から電話を掛ける際に、国番号などを自動的に付加する「プリフィックス機能」を登載していないのは、実際に海外で使う人にとってはどうなんでしょうね?

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上記はいわゆるホーム画面。
未読メール、新着留守電、未読SMS、予定、ToDoの数などが表示されています。

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パソコン用のサイトをフルブラウジング可能。
本体を縦にするよりも、やはり横にして見る方がいいですね。
Opera7.5搭載なので、タブブラウザで複数画面を表示可能。
今回、新しい端末を前にして緊張と興奮をしていたせいか、タブの概念をすっかり忘れていた為、試していませんが。
表示速度なのですが、正直、爆速とは云いません。
PDAを使って無線LANによるADSL接続をしている人ならば分かると思いますが、幾ら回線速度が速くても、端末がそれをパソコンのように処理出来る訳じゃないので、どうしても体感速度は遅くなります。
とは云っても、ストレスがたまる程ではありません。
むしろ、パケット料金の課金にストレスがたまるかも・・・。
実際、ブラウズするのは、自宅や会社の無線LAN環境がメインになるのではないでしょうかね。
それならば課金されないし。
そうするとPDAで十分になってしまいますね。
外出先はメールが中心になるのかな?

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本体後ろの蓋を外してみると、巨大で白い平坦な電池が現れます。

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電池をどかすと、FOMAカードとTransFlashが本体に固定されているのが見えます。
下の黒いのがTransFlashと呼ばれるメモリーカード。

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TransFlashを取り出してみる。
SanDisk製の32Mの奴が付属していました。
恐ろしく小さなメディアです。
できれば、miniSDカードの方が嬉しかったですね。
サイズの理由もあるのでしょうが、端末を買うたびに新しいメディアを買うのは効率悪いですしね。

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このメディアをパソコンで読み書きするにはどうすればいいのかと思っていましたが、付属のSDカードアダプターを使えば、パソコン等でも使用が可能です。
基本は、M1000に取り付けたままにしておき、M1000とパソコンをシンクケーブルで繋いでデータを流してやるのが一般的かと。

続く。

次回の記事:FOMA M1000を一瞬だけ使ってみる【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/000670.html

Posted by kanzaki at 2005年05月25日 00:22 | トラックバック (1)