2005年06月06日

ジョージ・ウィンストンのピアノコンサート【1】

6月3日(金曜日)、新潟県民会館において、ジョージ・ウィンストンのピアノコンサートがありました。
まずは、彼の略歴をコンサートパンフレットを抜粋してご紹介します。

ジョージ・ウィンストンは1949に生まれ、少年期のほとんどをモンタナ州で過ごし、青年期はミシシッピ州やフロリダで過ごした。
この時期のジョージのお気に入りの音楽はインストゥルメンタルのロックやインストゥルメンタルのR&B、フロイド・クレイマー、ザ・ベンチャーズ、ブッカーT&ザ・MG's、オルガニストのジミー・スミスなど他多数だった。
毎時間ラジオニュースの前に演奏される30秒のインストも欠かさず聴いたほどだという。

R&B、ジャズ、ブルース、ロック(特にドアーズ)に影響され、1967年からオルガンやエレクトリックピアノの演奏に着手。
1971年、かの偉大なストライド(スウイング)ピアニストのトーマス・”ファッツ”・ウォーラーとテディ・ウィルソンによる1920年代と1930年代のレコードを聴き、アコースティックピアノに転向。
ストライドピアノに加えこの頃から自作の曲や規制の曲のアレンジをし、独自のソロ・ピアノ曲を創り出すようになっていった。
1972年、彼は初のソロ・ピアノ・アルバム”バラッド&プルース-1972”を偉大なソロ・ギタリスト、ジョン・フェィヒーのタコマ・レーベルで録音。
現在彼が取り組んでいるピアノ音楽は3分の2がR&B、ロック、スタンダード、スローダンス曲、そしておよそ3分の1がメロディアスな曲。
彼の録音物のほとんどがメロディアスな音楽であり、この”ルーラル(田舎風)フォーク・ピアノ”と呼ばれるジャンルにおいて、テーマ別のアルバム製作を決意したのであった。
1980年以来、ジョージは8枚のソロ・アルバムをリリースしている:オータム(1980)、ウインター・イントゥ・スプリング(1982)、ディセンバー(1982)、サマー(1991)、フォレスト(1994)、ジャズピアニスト、ヴィンス・ガラルディ作曲のヒット曲、キャスト・ユア・フェイト・トゥ・ザ・ウィンドや”ピーナッツ”TVスペシャルの曲を含むライナス&ルーシー-ザ・ミュージック・オヴ・ヴィンス・ガラルディ(1996)。
プレインズ(1999)は東モンタナでの少年期の生活にインスピレーションを与えられた。
そしてナイト・ディバイス・ザ・ディ-ミュージック・オブ・ザ・ドアーズ(2002)。
最新ソロ・アルバムはモンタナ-ア・ラヴ・ストーリー(2004)。
2001年の11月にはリメンバランス-ア・メモリアル・ベネフィット、9月11日の惨事により被害を受けた人々への慈善興行としてピアノ、ギター、ハーモニカ・ソロによる6曲構成のアルバムをリリース。
また彼は最近、インフォームド・デモクラシー社のジョージ。レビンソンと3つのプロジェクトを共にしている。
ソロ・ギターによるさだ子と千羽鶴のサントラ、ピアノ、ギター、ハーモニカによるパンプキン・サークルとブレッド・カムズ・トゥ・ライフのサントラ。
また1984年には童話ヴェルヴェティーン・ラビットのソロ・ピアノによるサントラ盤をラビット・イヤーズ社に提供している。
更に、ジョージはライブ演奏に力を注ぐかたわら、ニューオリンズの偉大なピアニスト、ヘンリー・バトラーやジェームズ・ブッカー、ドクター・ジョン、プロフェッサー・ロングヘアーらの演奏を研究している。
また彼はヴェンス・ガラルディ、プロフェッサー・ロングヘアー、ザ・ドアーズ、フランク・ザッパ、ランディ・ニューマン、サム・クック、アル・クーパー、ドクター・ジョン、レイ・チャールズ、カーティス・メイフィールド、ローラ・ナイロ、ボブ・ディラン、ヘンリー・バトラー、ジェームズ・ブッカー、ジョン・クリアリー、ジョン・ハートフォード、タジ・マホール、ブルース・コックバーン、フィリップ・アーバーグ、など他多数を含むお気に入りのソングライターの作品の独自の解釈による再現に試み、レコーディングやコンサート、R&Bやスローダンス曲他を含むソロ・ピアノ・ダンスショーで演奏する為に取り組んでいる。(上記彼らのジョージがお勧めする作品や、他にジョージが影響を受けたアーティストの作品リストを見るには、ダンシング・キャットのホームページ http://www.dancingcat.com 内、influencesのページをご覧ください)
ほとんどの時間ジョージはツアーをしており、ソロ・ピアノ公演(夏季公演または冬季公演)、ソロ・ギター公演、ソロ・ハーモニカ公演、ソロ・ピアノ・ダンス公演を行っている。

更にジョージはソロ・ギターに取り組んでおり、ダンシング・キャット・レコードのシリーズとして、ハワイアン・スラック・キー・ギターのマスターのレコーディングを多数行っている。
スラック・ギターとは19世紀初頭からつづくハワイ独自の伝統的なフィンガースタイル演奏で、スチール・ギターに実に半世紀以上先んじているものである。

ジョージウィンストンはスタインウェイ製ピアノで演奏します。

オンラインでの御注文、視聴、ライナーノーツ、ジョージが影響を受けた音楽、ハワイアン・スラック・キー・ギターについては http://www.georgewinston.com をご覧ください。
またハワイアン・スラックス・キー・ギターについての詳細、オンラインでの御注文、視聴、ライナーノーツ他は、 http://www.dancingcat.com をご覧下さい。

続く。

次回の記事:ジョージ・ウィンストンのピアノコンサート【2】
http://kanzaki.sub.jp/archives/000685.html

Posted by kanzaki at 2005年06月06日 23:09 | トラックバック (1)