2005年10月25日

幸せの、はひふへほ

本日放送の「ぴったんこカン★カン」に、綾小路きみまろさんが出演していました。
沢山のおばちゃん達の前で漫談をしていたのですが、その中でこんな事を話していました。

「幸せは、はひふへほ」だと。

は・・・半分幸せならばいい
ひ・・・人並みの幸せならばいい
ふ・・・普通に幸せならばいい
へ・・・平凡な幸せならばいい
ほ・・・ほどほどに幸せならばいい

上記を後ろ向き、消極的だと捉える人もいるでしょうが、私はこの言葉こそ真実であり、殆どの人が実は願っていることなのではと思いました。
人生って、「等価交換の原則」で成り立っていると思うんですよ。


はてなダイアリー - 等価交換とは
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C5%F9%B2%C1%B8%F2%B4%B9

『鋼の錬金術師』に於いては「何かを得るためにはそれと等価値の代償が必要である」ことの比喩として用いられる。


テレビで見ていて、「こんな人生凄く羨ましいなあ」と思う事があるのですが、きっとその凄い羨ましい人生は、それと同等のリスクを負っているんじゃないかと。

自分の親戚で会社の社長をしていた家族がいまして、その生活たるや羨ましいものがありましたが、会社が倒産してしまい、その後の転落たるや悲惨でした。

凄い人生をしていくには、それ相応の才能や技術・能力、そして大きなリスクが必要ですよね。

そうすると、自分のような人間の場合、そんな凄い人生・・・私はそれを「視聴率の高い人生」だと比喩するのですが、とても等価値の代償を払うことなんて出来ません。
と云うか、そんな人生を望んでいないのだと思います。
端から見ているからいいのであって、自分がその立場になりたいとは本当は思わないのではないかと。

今の自分を否定して、新たな道を進み幸せを求めるのもいいかもしれませんが、私は今の自分を肯定し、「幸せの、はひふへほ」を求めるのも素敵な事ではないかと思っています。

Posted by kanzaki at 2005年10月25日 23:56 | トラックバック (0)