2005年12月17日

相手の言動にカッとした場合の対処方法

相手の言動にカッとすることってありますよね。
その相手が、上司だったり取引先だった場合、さすがにその感情をあらわにする訳にはいきません。
さて、あなたはその時、どうやって感情を抑えますか?
日経に、そんな内容の記事があったのでご紹介します。


○カッとなりそうな瞬間に行うと良い事:

1.相手の様子を頭の中で客観的に描写する:
「顔が赤いな」「目が血走っている」など、相手の様子を細かく頭の中で描写する。
客観的に相手を見ることにより、きつい言葉をまともに受けずに済む。
ただし、別の事を考えていることを相手に悟られないように、話しを聞きつつ、相づちを打つのが良い。

2.目を閉じてゆっくり数をかぞえる:
「目をつぶって、ゆっくり5から10数えてみる」
目から入る情報を遮断し、相手からの影響をまともに受けない。

3.ゆっくり息を吐ききってから短く吸う呼吸を繰り返す


○気持ちを素早く切り替える方法:

1.甘いものを食べる:
チョコなど普段あまり食べない甘いものを口にして、食べた後は綺麗さっぱり忘れると自分に云い聞かせ、それを習慣化させる。
つまり、パブロフの犬みたいにすればよいのです。
しかし、神崎はキットカット無しでは生きていけない身体なので、これは出来ないかも。
何せ普段から食べているので。

2.信頼できる友人に話す

3.トイレで水を流す

4.外に出て深呼吸する

5.ガムを食べる

6.頭のてっぺんの「百会(ひゃくえ)」、手のひらの真ん中あたり(手でグーを作ったときに中指が当たるところ)の「労宮(ろうきゅう)」などのツボを押す

7.日光をあびる

8.バナナや豆乳、チーズなど脳内物質「セロトニン」を増やすとされる食物をとる

「セロトニン」と呼ばれる脳内物質は、気持ちをリラックスさせる働きがあります。
怒りをあらわにしている時は逆に、「ノルアドレナリン」が大量に出ている状態。
セロトニンを出す方法として、上記の事をやってみるとよいそうです。

もし、仕事の関係で相手がガミガミと怒ってきた場合、私は「怒った方が、後々後悔するものだ」と考えて、その相手からの重圧を回避しています。
人間って、よほどの大物でもない限り、相手を怒ってしまうと、怒った本人も後々までずっと引きずるものです。
どんなに喧嘩しようが、後でその関係を修復しなければ、仕事が進まないからです。
怒った方も、その関係を修復するため必ず歩み寄ろうとします。
その歩み寄りがいつかはあるものだと考えているので、私は深く恨んだりしません。
そして歩み寄りがあったら、その際は反撃しようとか、相手よりも上の立場になろうと一切考えず、笑顔で対処することにしています。
そうすれば、相手だってホッとして、関係の修復が急速になされます。

また、仕事の関係で相手を恨んだり、怒りが沸いてきても、決して相手の人格まで否定をしないようにしています。
自分の会社でもあるのですが、当人が帰った後、残った人間たちで相手の悪口を云っている光景をよく見ます。
仕事上の悪口では済まず、その人の人格攻撃までしている。
正直、そんな悪口の云い合いで結束を固めたって、ちっともカッコよくありません。
そういう輪には入らないようにしています。

なんで、仕事の事で相手の人格まで否定するのでしょうか?
私の場合、もし相手に対してカッとなっても、

「この人は今、私を思い切り怒っている。
けれど、それは神崎の為に云ってくれているんだ。
決して、この人の人格を否定してはいけない。
この人は、仕事とは違う場所で、家族や友人に笑顔を見せているはずだ。
だから、今の相手の表情で相手の全てを判断してはいけない。
たまたま、こういう形になってしまっただけだ。
このシチュエーションの中で、お互いの相性が悪かっただけ」

と思う事にしています。
だから、お互いの歩み寄りが必ずある事を信じているのです。
これも新聞記事の紹介の冒頭にあった、相手からの影響をまともに受けない為の方法の一つかもしれません。
けれど、自分としては悪くない方法だと思います。
正直、これだけ長く生きてくると、もう誰とも傷の付け合いをしたくありません。
絶対、痛み分けになってしまうから。
だから、相手を傷つけない為にも、自分を傷つけないようにしています。
人間、自分が受けた傷を倍にして返してやろうと、負の力が反発作用で起きてくるものですし。
その為にも、恨みを持たない方法を考える。

穏やかな性格の人は、相手を傷つけないようにしているから、穏やかな性格のままでいられる。
相手から受ける負の力を返そうとしないから。
世の中で一番強いのは、そういう穏やかな性格の人なのかもしれません。

Posted by kanzaki at 2005年12月17日 22:46 | トラックバック (0)