2006年01月09日

20年と云う節目

今日は「成人の日」。
全国各地で成人式が行われました。
私の住む新潟市でも、朱鷺メッセと呼ばれる会場で行われました。
昨年までの会場よりも大きな場所です。
理由は、大規模な市町村合併の為、新潟市の新成人が、昨年は6,100名だったのに対し、今年は9,200名と膨らんだからです。

成人式は、予定開始時刻の11時よりも15分遅れるトラブルがありました。
参加者が増大した為、会場周辺で大渋滞が起きたのが原因です。
セレモニーが始まっても到着できない人が多くて、会場の座席はまばらでした。
結局、成人式は予定よりも20分オーバーで終了。
渋滞の改善が来年の課題となりました。

幸い、新潟市では新成人によるトラブル、警察ざたは無かったようです。
しかし、ニュースを見ていますと、他の地域ではあったみたいですね。
コメンテーターもお約束のように「大人の自覚が足りない!」と云っています。
しかし、私自身が20歳の時を思い起こしてみますと、まだ学生でしたし、大人になったと云う意気込みも、自覚も無かったように思います。
仮に私が現在、20歳だったとしても、ケロロ軍曹を見て笑い、マリオカートで対戦にいそしんでいるだけでしょう。
だから、あまり批判めいた事は云えません。

一方、新潟県の吉田町と云う地域では、満80歳の「熟年成人式」が行われました。
還暦である60歳から20年が経過した人達を祝福するものです。
今年は、1925年1月9日から1926年1月8日までに生まれた55名が出席しました。
大正生まれの人が出席するのは今年が最後となります。
この式は、若い頃に戦争などで成人式を満足に行えなかった人達に、成人式を味わってもらおうと云うのが意図だそうです。

成人式と云うのは、一般的に20歳になった際に行われるものですが、熟年成人式みたいに、ある日を境に20年が経過した際に行うのも良いですね。
別に市町村が主催する成人式じゃなくても、自分の心の中で成人式を行うのも良いかなあと思います。
なんでも良いのですよ。
仕事を初めて20年。
ギターを始めて20年。
スポーツを始めて20年。
夢に向かい始めて20年。
20年と云えば、物凄く長い期間です。
大槻ケンジさんが昔、ラジオにて、「人間、長い間、同じことをやり続けていれば、”中の上”にはなれる」と話していたのが、やけに記憶に残っています。
やはり継続は力でしょうか。
また、その長い期間継続してやった事は、成果云々を問わず、その人の人生にとって、とても貴重なものとなります。
他人に形式的に祝われるものと違い、20年目の日に思うところはとても深いと思います。

もし、あなたが長い間打ち込んでいる事があったら、それを始めてから20年目の日に、「自分なりの成人式」を行ってみてはいかがでしょうか?

Posted by kanzaki at 2006年01月09日 20:10 | トラックバック (0)