2006年07月24日

勝ち馬に乗る

総裁選のニュースが連日報道されている訳ですが、どうやら安倍氏優勢と云う感じらしいです。
面白いことに、そういう流れが出来ると、どのメディアも安倍氏の考えに否定的な発言、ニュースを報じなくなるんですよね。
何でかって云うと、勝ち馬に乗りたいから。
まだ結果は出ていないけれど、勝ちに乗じようとするには、その結果が出る前からアクションを起こすもの。

もし安倍氏が総裁になった際、それまで彼に否定的な報道をしていると、総すかんをくらい、自分の所に情報が入ってこなくなるのです。

メディアと云うのは事ある事に、「報道の自由」とか「言論の自由」等と云ってはおりますが、実はクラブみたいなものでして、そうそう自分だけなりふり構わず報道する訳にはいかないようです。

テレビが電波を使って各家庭に情報を送るには免許が必要。
新聞社は再販制度なんてものがある。
どちらも、政治家が態度を変えれば権利を奪われてしまうものです。
だから、大それたことなんて出来ません。

我々の受け取る情報は、本当に正しいものばかりなのでしょうか?
みんな忘れ始めている北朝鮮のミサイル発射問題ですが、最初に発表されたミサイルの着地地点は稚内沖でした。
いかにも、日本に向けて撃ってきたぞって感じにメディアは報道し、我々の恐怖を仰ぎました。
なんだか日本も対抗して攻撃するぞ! 民衆のみんなも賛同してくれ! ってな感じ。
それが時間がたつにつれ、私の住む新潟沖にある佐渡島よりももっと向こう側に着地したと修正されました。
そこまで遠くだと、ミサイルの破片の一つも日本の領土内に入りやしない。
この報道の変化って疑問を感じませんか?
そんなに着地点を間違えるものかなと。
だって、ミサイルに給油する時からずーと監視していた訳です。
いろんな設備・機材を使って監視し続けていたので、そんなに誤差が出るわけがない。
最初に稚内に落ちたと報道した理由はなんだったんでしょうか?
どうも誤報と云うよりも、何か情報操作みたいな巨大な力が働いていたと考えてもおかしくありません。
けれど、そんな事をテレビや新聞で現在も問いかけているところなんてありません。
これもまた、勝ち馬に乗るためなのでしょうかね。

さきほどラジオを聴いていたら、上記のような話しを展開しており、非常に興味があったので抜粋+加味して書きました。

昔と違い、インターネットのおかげで、巨大な力が及ばずに情報を入手する事も大分出来てきました。
けれど、いかんせん小さいコミュニティ発の情報と云うのは信憑性も薄いし、伝わっていくにつれて尾ひれが付いて元が何なのか分からなくなることもあります。

結局何だかんだで、我々は大きな力に頼らなければいけないところがあります。
頼れる人から発信して貰わなければ、我々は正しい情報・有益な情報を得ることが出来なくなります。
だからこそ、我々は選挙と云うものを通じて、政治と接していかなければいけないと思います。
選挙で誰に投票するかはご自身で決めてくださいね。
親戚だとか、知り合いから頼まれたからとかはやめた方がいいと思います。
その人の話しを聞いて、納得できればまだいいのですが、ただ単に頼まれたからとかはいけないと思います。
メディアが勝ち馬に乗るような報道をしても、それを素直に受け止めず、その情報も選択枠の一つだと冷静に考えたらよいかと思います。

日本はまだ選択をする権利がある国なのです。
だから、自分からその権利を放棄せず、あなたなりの選択をしてみてください。

Posted by kanzaki at 2006年07月24日 22:47