私のお盆休みも二日が経過しました。
それまでの間、本当に忙しかったせいもあり、特にこの連休、どこへ行くとか予定を立てておりませんでした。
そんな訳でのんびりと自宅で過ごしています。
夕方、母におつかいを頼まれました。
素麺と茶豆を買ってこいと。
「茶豆って何?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
新潟の枝豆です。
そういや、こんなニュースがありました。
●枝豆にもブランド 産地間競争激化
http://www.asahi.com/life/update/0813/004.html
このだだちゃ豆と人気を二分するのは新潟県の「新潟茶豆」だ。新潟市(旧黒埼町小平方地区)特産の「黒埼茶豆」の中でも、食味の良い種だけを選んで育てている。
今年は珍しく不作の年なのですが、それでも特産のものに拘らなければスーパーで売っています。
私はスーパーで、すれ違う人としょっちゅう、ぶつかりそうになっていました。
邪魔だなあと思っていたら、私が邪魔者でした。
スーパーって基本的に右回りで食材を買うのですね。
私は反対周りで買っていたので、他の人の邪魔になっていたのです。
そんな事も分からないのか、私は・・・。
母からお金を預かっての購入。
これぐらい自分の財布から出したいところなのですが、実は銀行からお金を下ろしていなかったので、現在の所持金は1000円・・・・。
非常に厳しい、そして侘しい連休となっております(この前の車検代が、予想以上の出費だったせいもあります)。
レジで精算を済ませたら数百円お金が余りました。
「しまった、その余ったお金でアイスでも買えばよかった!」等と小学生並みの思考回路が働きました。
まあさすがに、この歳で母親のお金でこっそりとお菓子やアイスを買うのもなんなので、そのまま帰宅。
そうしたら、「あれ? アイスとか買ってこなかったの?」と云われてしまいました。
私「ア、アイス、買ってもいいのでありますか?(ケロロ軍曹風)」
母「いいであります」
即効でファミリーマートへジャリ銭を握り締めて、アイス(九州名物 白熊アイス)を買いに行きましたよ。
勿論、母親の分も購入。
夕食後に食べたのですが、あまりの冷たさに二人して頭がキーンとなり笑いました。
そんな、ブログに書くほどの事でもない、他愛ない一日を過ごしました。
こうやって母親との二人暮らしも、いつまで続くのかなあと、最近は不安が現実味を帯びてきました。
母はこの前の誕生日で、57歳になりました。
還暦前ですから、まだまだと思われるかもしれませんが、昨年後半に体調不良を理由に会社を辞めたぐらいですから、そうそうのん気に構えてもいられません。
母を見て「歳をとったなあ」と感じたのは、部分入れ歯を使い始めた頃かな。
小さい頃は、「入れ歯」と云えば老人がするもの。ポリデントはマストアイテム。
そんなイメージだったから、ちょっとショックでした。
入れ歯を使うと、喋るのに違和感があるとか。
普通に聞いただけでは分かりませんが、確かによく耳を凝らすと、以前とは喋り方が少し違うなあと感じます。
母が会社を辞めたぐらいから、親を大切にしないといけないなあと感じ始めました。
それまでは、母親の存在が当たり前だったせいで、ぞんざいにしていた感があります。
けれど、いなくなってから後悔したって遅いんだと思い始め、何でもいいから母親の為にしてやろうと思いました。
母は今、介護士をやっています。
会社を辞めてすぐに精密検査をしたところ、日常生活には支障が無いとの事だったので、以前から興味のあった介護の道へ進みました。
半年間の研修を終えて、今は最前線。
老人一人をお風呂に入れるってのは、実に体力がいるそうです。
ボケの始まった老人は、ここでは書けないような事も云ってきますので、ストレスも溜まります。
そんな訳で、帰宅するとかなり疲れています。
昔だったら、そういう仕事上の愚痴とかは聞いてあげなかったのですが、今は食事時などに耳を傾けるようにしています。
だって、他に云える人がいないのだもの。
私が聞かないでどうする。
母は、世のおばちゃん同様に、すっかり韓流ブームに乗っています。
極力、母の趣味にはお金を出してやろうと考え、ハングル語の学校の授業料とか、韓国語対応電子辞書、ドラマや映画のDVDなどを買ってあげています。
何も車や家を買うわけじゃないのだから、それぐらいのお金は極力出してあげようかと。
私の父は、私が小学生の時に他界しています。
既にどうあがこうが、父親には親孝行できません。
祖父・祖母に対しても生前、私は斜に構えていたせいで、全く孝行らしいことをしてあげられませんでした。
親孝行できる相手は、もう母しかいません。
そして、その母もそんなに丈夫ではありません。
ついでに云えば、私自身もあまり健康面では良い方じゃないし、いつまでこうやって身体を動かせるか分かりません。
大げさな事は出来ませんが、少しずつ親孝行みたいな事をしてあげられたらいいなあと思っています。
若い読者の方には、まだ理解できないかもしれませんね。
けれど、ある日を境に、そういう心境(切ない気持ち)になると思いますよ。
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