2006年11月19日

言葉づかいで恥をかいたこと

新潟は雨が降り、今ひとつな一日でしたが、みなさんのお住まいの地域はどうでしたか?
この休暇は、ほとんど自宅でのんびりしていました。
来月の忙しさに備えて、たまった疲れをリセットさせるのには、ちょうど良かったです。

私はまだ紅葉を鑑賞していません。
出かけようかなあと思っているうちに、なんだか街の匂いは冬に変わってきました。
昨日、少し早いのですが、車のタイヤをスタッドレスタイヤに交換しましたよ。
来月には確実に雪が降りますし、降ってから交換するのは辛いですからね。

目で秋を楽しめなかった分、舌で秋を堪能しようかなと。
そんな訳で、焼き芋を作りました。

imo01.JPG

imo02.JPG

芋を割った瞬間ものすごい湯気で、カメラのレンズが曇ってしまいました。
焼き芋って、何であんなに甘くなるのでしょうかね。
調味料を中に浸透させている訳じゃないのにね。
焼き芋を食べていると、この国に生まれて良かったと思ってしまいます。

この国、日本の言葉が好きです。
一つの事柄を表現するにしても、どこの国よりも様々な表現で言い表すことができるからです。
毎月はじめに私の会社では、神社の神主様を呼んで祈祷をしてもらうのですが、いつも控え室で、様々な言葉の由来を教えてもらっています。
普段、何気に使っている言葉にも実はちゃんと意味があり、昔の人々の生活様式をうかがうことができるのですよ。

それ故に、言葉づかいが難しいのも確かです。
私もこうやって文章を書いていますが、ちょくちょく言葉づかいを間違えてしまい、メール等でご指摘をいただきます。
そうやって教えていただくことに、本当に感謝しています。
なかなか自分では気づかないものですから。

この前、「NIKKEIプラス1」と云う新聞に「言葉づかいで恥をかいたこと」のランキングが掲載されていました。
プライベートでは間違ったところで、さして影響はないものですが(冠婚葬祭は除く)、仕事上ではそうもいきませんよね。
調査会社を通じて、全国の社会人を対象にアンケートをとった結果が以下のとおりです。


1位:外の人に上司を「○○部長」と肩書付きで呼んだ

社外の人向けには「部長の○○」が正しいです。
けれど、電話で社外の人と話している際に、○○部長の事が話しに出た場合、その○○部長が自分の目の前にいたりすると、どうもためらってしまいます(結局は使いますけれどね)。
なんとなく、呼び捨てにしているような気がしまして。

社外の人と云っても、いろいろな関係があるものです。
たとえば相手が、自分の会社の関係会社だったりする場合。
他社の人と仕事をしていると言うよりも、場所が違うだけで、同じ会社の人のようなものです。
その場合ですと、自分の会社の上司を「○○さん」と云っています。
これが本当に正しいとは思いませんが、このような場合は「部長の○○」なんて使うと、同じグループ会社なのに、相手との間に線を引いているように思えてしまうからです。

私の会社ではあまり、社内の人を役職名で呼ぶことはありません。
「○○さん」が多いです。
割と社内の平均年齢が低く、上下関係と云いましても、年齢に差が無いからだと思います。
私はこの社風は好きですよ。
それ故に社内の風通しが良く、人間関係でそれほど辛いと思うこともないので良い会社だと思っています。
だから、ついつい社外の人に向かって、自分の上司を○○さんと云ってしまうこともあります。
これは改めないといけませんね。


2位:帰宅する上司に対し「ご苦労さま」

「ご苦労さま」は相手をねぎらう言葉で、上司が部下に使う言葉であり、「お疲れさまでした」を使うのがよいそうです。

さすがに、これは間違えたことがないです。
私は仕事柄、自分の会社の会長、社長などの重役と接する機会が他の従業員よりも多いです。
ですので、こればかりは最初から気をつけていました。

思い返してみると、「ご苦労さま」を使った事って殆どありません。
1位の部分でも書きましたとおり、社内の年齢差があまりないことから、社内の人の誰に対しても、上からものを云うような事がありませんから。
多分これからも、「お疲れさまでした」「ありがとうございました」と云う言葉を使い続けると思います。


3位:「全然大丈夫です」

全然は本来、否定を伴って「全然問題はありません」などと使います。
どうやら今の辞書では、否定以外の言葉を使う事例も掲載されており、一般化しつつありますが、やはり違和感を持つ人も多いですよね。

別の言葉で、食事をしている時に「普通に美味しい」と云う人がいますよね。
この場合の「普通」は褒め言葉として使われているのですが、受け取める側によっては、「せっかく作ってあげたのに、大したことがないのか・・・」と落胆させる可能性があります。
これだったら、「すっげえ、ウメエ!! おかわり!」の方が、よっぽど相手は喜んでくれますよね。


4位:目上の人に差し出す文章に「○○殿」

殿は一般的に目下の人に使い「○○様」が正しいそうです。
そうなりますと、社内で上司の机にメモを置いておく際、そのメモの冒頭には「○○部長様」と書くのでしょうかね?
この場合は「○○部長殿」で良いような気もするのですが、どなたかご存知でしょうか?


5位:けんそんする際に「とんでもありません」

正しくは「とんでもないことです」とするそうです。
これ、知りませんでした。
もう一般化した言葉になっていますしね。


他にもいろいろと掲載されていたのですが、こういった間違いをなおす方法はないものでしょうか?
専門家によりますと、普段から言葉づかいが上手な先輩や同僚、友人の話し方に耳を傾けるのが重要だそうです。
そして、思い切って使ってみることだそうです。
間違えても一時の恥。
少しずつ、自然に正しい言葉を使えるようにしていきましょうね。


(追記)

上記の記事を書いたところ、KITT大好きさんからも投稿がありましたので追記させていただきます。
以下、KITT大好きさんの文章です。
KITT大好きさん、ありがとうございました。

さて、言葉がテーマで書かれていたのでこちらも
間違った日本語
最近なになにの方(ほう)と言う使い方が良く聞かれますが
会社でも ちょっと名前使いますが
岩本の方は今 会議の方に入っております
これおかしいです 正しくはただいま岩本は会議中です
こうではないでしょうか?
また 壱岐部長は只今出張の方でして とか
この”ほう”ってのは誰が作ったのか蔓延してますね
コンビニでも 千円からお預かりします とか お弁当のほう
温めますか とか 
レストランでこちらメニューのほうになっています とか
コーヒーのほういつぐらいにお出ししましょうか とか
聞いていて何か変です
良く人に注意しますが聞きませんね

関西弁で同じ言葉で違う意味にも取れるのが
いい と ええ
そんなんええわ いらないって意味ですね
これええわ   良いって意味ですね
いいって    いらないって意味
いいやんか   別に良いだろうって意味
ええか     良いかって意味
もうええ    もういらない

何かプレゼントあげようか
ええわ     この場合はいらないって意味

何か聞きようでどっちにでもとれるのである意味怖い

こわいなあ これも固いと怖いと2通りで使います
ねとぼける まだ完全にめざめてなくて半分寝ている状態

良く会社や家に勧誘がかかってきますがその時の対応で

「ああその話なら結構です」と言うと思うんですがこれやめたほうが良いです 結構というのはいりませんと良いですねのどちらにもとれるからです 会社では特にあまりきつく断れないので

言いにくいと思います。

自分ははっきりとそのような話には興味が無いのでとか仕事が忙しいので申し訳ありませんがお断りしますなどで断っています 自宅にかかってきた時も同様ですが

1度息子はまだ戻ってませんがと嘘付いた事もありますがあまり効果はなくまた違う日に

かかってきました 会社で違う人宛に電話がありそれが勧誘だったとします

その時は大体 「悪い今会議って言っといて」や「出張中」「もう退職した」「今日は休んでいる」など色々と言い訳考えると思いますが一番いいのは当の本人がはっきりする事です さっきの結構のところが ああその話ならいいです これでも相手はOKだと受け取るかもしれないのでくれぐれもご注意を

Posted by kanzaki at 2006年11月19日 22:18