2006年11月25日

外でコーヒーを飲む

私も人ですので、やはり仕事などでストレスを感じてしまい、精神的にまいってしまうことがあります。
皆さんはそんな時、どのような方法で解消しているのでしょうか?

私は最近、外でコーヒーを飲むのがストレス解消となっています。
外と云っても、喫茶店で飲むわけではありません。

スターバックス等、ああ云う所は正直、苦手です。
とにかく注文が面倒。
あの面倒くささが逆に優越感につながるのでしょうけれどね。
スタバは、お酒がそれほど得意でない女の子と夕食を共にした後、気軽にお話しをする場所には重宝しますが、一人で積極的に行きたいとは思いません。

ちょっと古びた喫茶店はどうかと云いますと、それもまた最近は苦手な部類です。
雰囲気があればあるほど、その喫茶店は店主の生き方で染まっており、そこに他人が踏み入れるとなりますと、その生き方を否が応でも受け入れなければいけなません。
くつろぎたくても、どうも他人のパンツを履いているような居心地の悪さを感じます(実際には履いたことはないけれど)。
ファーストフード系はお客が多くて嫌ですし、どうやら私がコーヒーを飲める場所は、街の中にはないようです。

自分の家の駐車場に目を向けますと、クロカン4WD車があるじゃないですか。
普段は通勤にしか使っていない車ですが、そういやこの車は悪路もなんのそので走破できるのです。
街でコーヒーが飲めないならば、いっそのこと自然の中へ出かけてみようと思いました。

アウトドアでコーヒーを本格的に飲むとなりますと、お湯を沸かす器具など多々必要です。
しかし、そこまでしようとは考えに至っておりません。
それはそれで、スタバでコーヒーを注文するのと同じ事になりますから。
お湯を入れた水筒、飲み口のあるプラスチックの蓋つき紙コップ(コーヒーショップによくあるもの。100円ショップで売ってました)、ご存知一杯19円のドリップコーヒー(コーヒーを一杯分ずつ包装されているもの)、用意するのはこれだけです。
現地で気軽にコーヒーを味わうにはこれぐらいがちょうどいい。

コーヒーを最初から水筒に入れていくのも手ですが、そうしますと水筒にコーヒーの匂いなどが染み付いてしまいます。
プッシュしてお湯を出す部分などは、部品を分解して掃除するのも大変なので、コーヒーを直接入れて持ち歩くのは控えたいところ。

先日の祝日は、寺泊まで車を走らせて来ました。
海岸沿いをひたすら走ればいいのですが、途中、木々に囲まれた道も通ることになりますので、山と海の風景を同時に楽しめるのが新潟のよいところ。
途中、後ろから煽ってくる車やバイクもありますが、そんな時は路肩に一旦停車して抜いてもらいます。
こんなところに来てまで人と競い合う必要も無いし、交通ルールを遵守しているのは私の方なのだから。

着いた浜辺は、以前に来たときと比べて人気が少ないです。
波の強い日でしたので、サーファーがまばらにいました。
そんな光景を見ながら、コップにドリップペーパーを取り付けて、中に入っているコーヒーにお湯を注ぎます。
現地でコーヒーをいれる事自体が楽しいし、香りもインスタントよりも香ばしい。
車のバックドアを開けて荷物室を椅子代わりにして、波の音だけを耳にしながらそこにいるだけで癒されます。
自分の住んでいる地域の海辺でもいいのですが、誰も自分の事を知らない土地の方がよりいっそう孤独になれます。
私は普段、ラジオをよく聴くのですが、J-WAVEをオンエアしている地元ラジオ局の電波はそれほど強くなく、今回来た場所では全く音が入りません。
日常からの開放と云う意味では、聴き慣れたラジオを耳に入れず、インターネットの出来ない環境に身を置くのも悪くはありませんね。

たまに写真を撮ったり、スケッチブックにラフ画を描いたり、軽い読み物に目を通したり、そんな感じで時間が過ぎていきます。
いつもの決まりきったスケジュール、ルーティンワークよりも、時間の流れが穏やかですね。

にぎやかなドライブ、旅行もいいのですが、帰りが疲れるものです。
しかし、今回みたいな感じですと、帰りでも疲労がないのもありがたいところ。

今度は山に篭りたいと思っているのですが、そろそろ冬の足音も近づいています。
篭るほどでなく、車を使った移動・滞在が中心ならば、まだなんとか大丈夫でしょうかね。

明日の日曜も、どこかの海か山でコーヒーを味わいたいと思います。

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Posted by kanzaki at 2006年11月25日 22:00