2007年01月01日

こんなはずじゃなかった

新年、明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。

初日の記事にしちゃ、偉くネガティブなタイトルを付けてしまいました。
理由は後ほど。

メジャーリーガー・田口 壮さんが、ラジオ番組の対談に出演されていました。

<田口 壮さん>
2007年の野球の注目は、なんといってもメジャーリーグ。そんなメジャーリーグで2006年世界一の王座についたセントルイス・カージナルスの田口壮選手が登場。メジャーリーグでの生活を支えた家族との絆、親として、野球人として、社会人としてこれから子供たちへどんな夢を与えてゆきたいかなどお話を聞きます。
兵庫県出身。92年にドラフト1位で関西学院大からオリックスに入団。3年目の94年に故・仰木彬監督によって外野にコンバートされてレギュラーに定着すると、打率3割7厘でベストナインに選出され、以降はゴールデングラブ賞も5回受賞。2001年オフにFA資格を取得すると、カージナルスと契約。チーム事情からマイナーとの行き来を繰り返しながらも、3年目の2004年には109試合の出場ながら打率2割9分1厘をマークしてワールドシリーズにも先発出場。2005年は初めて大リーグでフルシーズンを過ごし、自己最多の143試合に出場したほか、勝負強さを見せてチームの2年連続地区優勝に貢献。2006年のシーズンで、カージナルスは世界一に輝く。

●田口壮さん オフィシャルサイト
http://www.taguchiso.com/

彼が異国の地において活躍できたのも、奥様の支えがあったからだそうです。
メジャーリーグに挑戦するためアメリカへ渡る際、奥様に一緒についてきて欲しいと伝えました。
その際に奥様が、一つだけ約束して欲しいと条件を出しました。

それは、「決して、"こんなはずじゃなかった"とは云わないこと」だったそうです。
マイナー落ちをしたり、日本にいた時には味わったことの無い辛さを経験しました。
けれど、奥様との約束だけは守ったそうです。
その結果、所属チームの優勝に立ち会う事が出来たのです。

恥ずかしい話しですが私は最近、「こんなはずじゃなかった」と云う言葉を頭の中で呟いてしまいます。
どうも自分が描いていた未来(理想)と現実が一致しないからです。
けれど、事あるごとに選んできた選択肢の先にあったのが、今の自分なのです。
だから原因は自分にある訳ですから、仕方が無い。
それが分かっているので、実際に会う人達には云わないようにしています。

人は多かれ少なかれ、現状に不満を持つもの。
それに対して愚痴を云いつつ耐えるほうがいいか、それを課題として現状打破をしようと前へ進むかは本人次第です。

私は有言実行と云うタイプではありません。
基本的に誰にも云わずに黙々と進めていく方です。
今年は自分の中にある目標に対して、具体的に実践したいと思います。
そして大晦日に「こんなはずじゃなかった」なんて云わず、「よく頑張った」と自分に云えるようにしたいと思います。

Posted by kanzaki at 2007年01月01日 22:03