2007年01月09日

新・新潟市のシンボルマーク決定

新潟市は今年4月に政令都市になります。
やはり、それに対して象徴的なもの、「シンボル」が欲しいところ。
戦国時代の武者達が、背中に家紋の入った旗をさして戦ったみたいに、やはり意識が違いますもの。
そんな事を思っていたら、本当に出来るのね。

●新・新潟市シンボルマーク決定!
http://www.city.niigata.niigata.jp/info/promo/jigyougaiyou/simbol/index1.html

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平成19年4月の政令指定都市移行を記念し,本市の魅力を国内外へアピールする際の「顔」となるシンボルマークがご覧のものに決定しました。
デザインは一般公募し,応募総数1,706点の中から市内在住の小林成人(こばやし しげと)さんの作品が大賞に選ばれました。
このシンボルマークは,市で作成するポスター,パンフレットなどの広報媒体で積極的に活用するほか,市民,法人,その他団体が本市のイメージアップにつながる活動を実施する際にもご利用いただけます。
行政のみならず広く市民・企業の皆さまから使っていただきたいという意味を込めて「新潟市民のシンボルマーク」という名前にいたしました
。  

とてもシンプルなのですが、ちゃんと意味があるのですよ。

いつの時代も変わらないにいがたの大地を包む雄大な夕日をもとに,大小の赤い月の形はアジア大陸と新潟を,白い扇の形は日本海を表現。マーク全体でアジア大陸の国々をはじめとする海外へ向かう新潟を表しています。

よくまあこれだけシンプルな中に、新潟をギュッと凝縮させているのが見事です。
候補になった他のデザインを見ますと、緑・青・黒などと割かし暗めなカラーなんですよね。
日本海側の都市だし、農作地のイメージがある地域ですから、確かにそっちの方が連想しやすいのですが、そんな中、あえて最も明るい色の組み合わせ「赤と白」を使ったのが良いですね。
このデザインならば、新潟市の子供達もすぐに覚えてくれそうです。

私は絵を描くのが好きなのですが、こういった抽象的なデザインは苦手です。
沢山書き込んで、情報量を増やすことでリアルさを目指す方ですから。
だから、これを考えた人は凄いと思います。

そして、新たに新潟市の「木」と「花」の選定が行われました。

●市の木は「ヤナギ」,花は「チューリップ」に決定
http://www.city.niigata.niigata.jp/info/kouen/sinoki-senntei.htm

政令市移行に向けて,市では新しい木と花を選定しました。 
制定は4月1日で,今後,新潟市の緑化のシンボルとなります。
市の木と花の制定にあたり,市民の皆さんから公募した結果,木と花それぞれに2,200通を超える応募がありました。
市はこの結果を新潟市緑化審議会に諮問。
同審議会から市の木を「ヤナギ」,花を「チューリップ」に選定するとの答申を受け,この度の決定となりました。

投票の結果、木の「ヤナギ」、花の「チューリップ」が、他の候補をぶっちぎって一位になっていますね。
まあ既に、この二つが市民に根付いた植物ですから、今さら他なんて選べませんよ。

1950年代まで、市街の新潟島中心部には堀が張り巡らされ、それに沿って柳が植えられていたことから「水の都」、「柳都(りゅうと)」などと呼ばれています。
こんなところからも、柳と新潟市は深い縁なのです。

2002年5月19日、萬代橋の慢性的な渋滞を解消するため、信濃川に開通した橋の名前を「柳都大橋」と名づけました。
新潟市民でも、「柳都」と云う呼び名を耳にし始めたのは、この橋が開通してからではないでしょうか。
この単語の語感がいいなあと思いました。
新潟ってどうしても、雪国のイメージが強く、あまり明るい雰囲気は感じ取れないかと思います。
また、米などの農作中心で、ど田舎のイメージもあるのではないでしょうか。
新潟市の中心部って実は、「田舎」と云うよりも「都」のイメージの方が強いんです。
だから、なんとなく粋で流暢な雰囲気の「柳都」は、良い単語だと思います。
今後、この単語が観光アピールに使われていくことでしょう。

チューリップの栽培ですが、国内では新潟県や富山県で大規模に行われています。
日本でのチューリップの大規模な栽培拠点でありますし、チューリップそのものが日本人の好きな花の一つとして必ず上げられるものです。
だから、チューリップが市の花になったのは嬉しいですねえ。

そういえば、新潟市のシンボルマークも赤、チューリップも最もメジャーな色は赤。
暗いイメージを払拭する上でも、非常に良い選択でした。

来年2008年になりますと、日本で5回目の主要国首脳会議(サミット)が開催されます。
そのサミット誘致に横浜市が名乗りをあげています。
そして、パートナー市として同じ開港都市である新潟市を選びました。
太平洋側と日本海側の共同開催。
多分、実現するのではないでしょうか。
その時、シンボルマークと市の「木」と「花」が、メディア等に沢山映し出されるのではないでしょうかね。

自分の住む街が新しいスタートを切ろうとしています。
私自身もそれに合わせ、新たな一歩を踏み出したいと思います。

Posted by kanzaki at 2007年01月09日 22:21