2007年08月25日

自動車が無くても生活が出来るか?

目下、自分の生活スタイルを変化させようとしている日々です。

仕事方面では管理職になり、組合員時代ではネックだった事が解消され、やればやるだけ奥深く踏み込めるようになりました。
しかし、日曜日とかにも会社へ出て仕事をするのは、いくらなんでもやり過ぎ。
長い人生ですから、体調を崩さないようなペースを考えようと思います。
(管理職になったら劇的に収入が増えるかと思ったら、全然増えていないのでショックだったのは内緒です。むしろ、生活を切り詰めようと考えました)

ネット関係・・・つまりこの神ナナですが、上記のように仕事が忙しくなったせいもあり、二の次になっています。
最近、ブログやSNSと言うのは、「自慢大会」だと気づき始めました。
そう思い始めますと、熱も冷めてくるものですね。
今後は無理をせず、世間に流されず、自分流のサイト運営でやっていきたいと思います。

それでもって、お次は「自動車」。
ニュースとかを見ますと、都心では自動車を所有しない人が増えているとか。
特に、若年層に多いそうですね。
生活に必要なものでしたら、確かに所有する意味もありますが、他の交通機関や乗り物で代用できるならば、それに越したことはありません。
自動車は維持費がネックです。
そのネックを持って余るメリットが多ければ良いのですが、そうでない人が増えています。
収入が低くなっている昨今、年配のオジサン世代では当たり前の事が出来なくなってきています。
そんな事が背景にもあり、ついでに車そのものの商品的魅力が薄れた昨今、わざわざ所有しなくてもいいのかもしれません。

私自身ですが、会社が家から近いせいか、自動車の走行距離が少ないです。
12年間で5万キロ。
しかも最近では、自転車を使うほうが多くなっているせいで、1か月の走行距離が200km以下になっています。
こうなってきますと、所有していて良かったなあと思うのは、雨の日の通勤だけ。
それも、所有しているから使っているだけであって、無ければ無いでなんとかなります。
できれば・・・できればの話しですが、一年後の車検の際、部品交換等が高額になりそうならば、自動車を手放したいと考えています。

けれど、いきなり手放してしまうと、予想もしなかった事で不便を感じてしまうかもしれません。
そうならないように、この数ヶ月前から、基本的に移動は自転車を利用し、自動車が無くても生活ができるか調べているところです。

日々の生活の中で、自動車が無いと困るかもと思ったのが一点だけありました。
毎年年末になりますと仕事の関係で、支店へ現場応援に行かなくてはいけません。
自動車に乗ってバイパスを使えば、25分以内で支店へ到着できます。

支店がある場所がネックでして、基本的に自動車でバイパスを使って行かないと、かなり面倒な道順になると人から聞きました。
そうしますと、自転車で本当に行くことができるのか不安になりました。
年末になると、雪の心配も出てきます。
まあ、支店へ行く途中、本社に寄って社用車を借りて行けば良いだけの話しですが、毎回、使えるとは限りません。

そんな訳で本日、実際に自転車で行けるかどうかを検証してみました。
極度に方向音痴な私。
けれど心配はご無用。
プレイステーションポータブルと言うハンディゲーム機がありますよね?
あれはオプションでGPSユニットを装着し、地図ソフトを使いますと、ナビゲーションツールとなるのです。
私が使っているソフトは、「MAPLUSポータブルナビ」です。

●MAPLUSポータブルナビ
http://maplus-navi.jp/products/

色々とPSP専用地図ソフトは発売されているのですが、徒歩ナビが前提のソフトばかりです。
しかしこのソフトは唯一、カーナビとして使えるのが魅力です。
まあ、自動車をあまり使わなくなったので、カーナビとして使えると言うメリットは薄れましたが・・・。

目的地を支店に設定し、ルート案内にしたがって自転車を漕ぎ出しました。
最初、PSPを手に持ちながら片手運転をしていたのですが、これは非常に危険。
その為、PSPをポケットに入れて運転をするようにしました。
GPSユニットって、ポケットの中に入れていても、ちゃんと衛星からの位置情報を捕捉するんですね。
ちょっと驚き。
ポケットの中に入れているので画面は見えませんが、道がよく分からなくなった時以外は、音声ガイダンスだけで大丈夫でした。
液晶画面を常時表示しているとバッテリーの減りが早いので、2分以上本体のボタンに触れないと自動的に画面表示がオフになるように設定しました。
これで長時間使用が可能です。

PSPで目的地を設定しましたら、自宅から7km先だと分かりました。
これにはちょっと意外。
この倍はあると思っていましたから。
ルートは基本的に、自動車専用道路の横に設けられている歩行者・自転車専用道路を走りました。
車で運転するのが当たり前のルートのせいでしょうか、歩行者・自転車専用道路は狭く、走りにくい場所が多かったです。
ちゃんと舗装されていない場所も多かったです。
自動車用の道路を渡る際は信号等がありませんし、照明器具も殆どありません。
夜間の自転車走行は、ちょっと気をつけないといけませんね。
車で移動するのが当たり前の地域のせいで、歩行者や自転車用道路の整備が不十分なのには大変がっかりしました。

途中、よく休日のランチに利用している料理屋の横を通りました。
自動車の時とは違うルートなので、自分が見慣れたお店を発見した時には、ちょっと驚きました。
それと同時に安心もしましたね。

何だかんだで目的地へ到着しました。
賞味45分程度かかりました。
慣れない道ですし、小径の折りたたみ式自転車でしたが、それでもこの程度の時間でした。
来年にはマウンテンバイクを購入するので、もう少し時間を縮められると思います。

往復14km。
ちょっとした、いい運動になりましたよ。
(ベテランの自転車乗りにしてみれば大した距離ではないのでしょうが)

とりあえず、懸念されていた事が一つ解消できました。
さて、来年の今頃、本当に自動車を手放しているのか、自分自身が一番楽しみです。

Posted by kanzaki at 2007年08月25日 21:31