外食をした後、レジでお金を支払いますよね(そりゃ当前だ。払わなければ食い逃げです)。
お金を支払い、お釣りを返してもらった後、私は必ず「ご馳走様でした」と言うようにしています。
更に、格別の美味しさを味わえた場合は、「大変おいしかったです」とも言います。
大抵、お店の人は笑顔で「ありがとうございました」とか「また、おこしください」と返してくれます。
コンビニのレジでの支払いの場合ですが、私は基本的にレジ袋は断っています。
その為、「袋はいいです」と断りの言葉を言いますと、「ありがとうございます」と返してくれますね。
そして、お金を支払ってお釣りをもらったら、必ず「どうも」と言います。
「はい、ありがとう」と言う事もあるけれど、それだと言葉が長くて言いにくいので、「どうも」の言葉でそれを表しているつもりです。
お互いに声を掛け合いますと、その場限りとはいえ、やはり気分がいいものです。
どこのお店や銀行、役所の窓口の人にも、基本的には「ありがとう」「お世話になりました」「ご馳走様でした」等の感謝の言葉を最後に言うようにしています。
やはり、その場の雰囲気が良くなるんですよね。
相手もこちらも人間。
一瞬の出会いでも、嫌な雰囲気を味わえば、しぱらくはその気分を引きずるものです。
逆もしかり。
良い気分でいると、しばらくの間、他の事に対しても気持ちよく行動が出来ます。
ロボットじゃないのだから、何かしら行動をする際、今の気分がそのまま行動に現れてしまいます。
会議で嫌な事があり、戻った直後に電話応対をすると、やはり口調が厳しくなってしまいます。
当然、そうならないように意識はしていますけれどね。
良い心は自分だけではなく、身近な人に伝わるもの。
悪い心は自分だけではなく、身近な人に伝わるもの。
自分の心の中の問題は、自分で解決する事が出来ますが、相手に伝わったものを修復するのは容易ではありません。
こんな話しを聞いたことがあります。
成績の悪い営業所に、新しい所長が就任しました。
所長は営業所を覆っていた暗い雰囲気を払拭しようと、毎朝、おはようと声をかけ始めました。
ところが、部下は誰もあいさつを返しません。
普通ならば別の方法を模索したくなるところ。
しかしその所長は諦めずにあいさつを続けたそうです。
次第に返事が返ってきて、一週間後には部下同士であいさつを交わすまでになりました。
もちろん、その営業所に活気が戻り、成績が回復したことは言うまでもありません。
日本ゼオン相談役 中野克彦さん曰く、仕事を遂行する上で、最後に頼りになるのはヒューマンスキル、人間としての器だそうです。
仕事上のアドバイスにとどまらず、人生の意味や人間の幸せについて部下と真正面から語りあう。
それができる上司の言葉はどんなものであれ、部下の心に深く染み入るものです。
才能は天から与えられるものですが、人格は日ごろの行動の総和であり、普段の心がけ次第で誰でも磨くことができるのです。
そうしますとやはり、外食したり、コンビニへ行った時のレジでの言葉のやりとりも、その人の人格を磨く上で大切なものだと思います。
もしあなたが、そういう事をした事がないのならば、気分が良い時でいいですから、一言を店員さんに伝えてみてください。
その後におとずれる気分の良さに続けたくなりますよ。
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