2007年10月27日

「死のエラー」〜C0000218(UNKNOWN HARD ERROR)

今週も仕事が忙しかったです。
そして仕事の忙しさだけでなく、他にも苦労することがありました。

昨日、会社で使用しているノートパソコンが死亡しました。
ただし、データの消失によるダメージはありません。
ワードやエクセル等で作成した書類は、会社のサーバーに置いてあるからです。
また、メールなどのパソコンの中に入っているデータは、サーバーのデータと共に、毎日帰宅前にバックアップを取っています。
今回みたいな事がありますと、日々バックアップを取っておいて良かったと思います。

日立製のノートパソコンを使っていたのですが、私と同じ日、別の部署でもノートパソコンの死亡が確認されました。
別の部署で使っていたノートパソコンは、私と全く同じ機種です。
全く同じ日に導入し、全く同じ日に死亡するなんて、なんて精度の高い「ソニータイマー」・・・ではなくて「日立タイマー」なんでしょうか。

新しく、DELL製のパソコンを貸与してもらいました。
しかし、このノートパソコンが地雷でした。
データを移行して、必要なアプリを入れた後に再起動したところ、OSが全く立ち上がりませんでしたorz

電源ボタンを押してしばらくすると、黒い画面の上に「C0000218(UNKNOWN HARD ERROR)」と出るのです。
ご存知の方もいると思いますが、「C0000218エラー(UNKNOWN HARD ERROR)」は、別名「死のエラー」と呼ばれています。
この「死のエラー」については、下記をご参照ください。

●C0000218エラー(UNKNOWN HARD ERROR)を考える記事
http://park12.wakwak.com/~iktryc/diary/2004/c0000218.html

Windows最凶クラスのエラー。
まさかこれを私自身が体験するとは思いもよりませんでした。
会社のパソコンを管理する部門の方も、このエラーを見て焦っていました。

レジストリをいじるアプリを入れたせいかもしれません。
ともかく、復旧しなくては仕事になりません。

まず、DELLのサポートセンターへ電話しました。
日本人の若い女の子が出ました。
以前、DELLは、日本語の出来る中国人等がサポートしていた時もありましたよね。
あの当時のビジネス雑誌では、かなり酷評されていました(実際、一般ユーザーからの評判も悪かった)。

日本人の女の子で、ほっとしました。
日本人同士でないと分からない微妙なニュアンスを汲み取ってもらえますものね。
ちゃんと教育されており、喋り方が親切丁寧でした。
私は、「死のエラー」をパソコン貸与初日に出してしまった事や、仕事が遅れてしまっている事から、しどろもどろで話していました(自分で自覚していました)。
声も震え、覇気もありません。
そんな声で説明している私に対し、ちゃんと耳を傾けてサポートしてくれる姿勢は、精神的にも助かりました。

電話でのサポートに従って色々と試してみましたが、残念ながら駄目でした。
ただし、ハードウェアの故障では無い事だけは分かりました。

電話が終わったあと、リカバリ作業を始めました。
仕事をやりながら、リカバリ作業を同時に行うのは正直、泣きたくなりましたよ。
既に夕方を過ぎていましたし。
何時に終わるのだろう・・・。

自分自身でリカバリ作業は出来るものの、ネットワークの設定やメーラーの設定等、パスワードが必要なものは、私には出来ません。
そういったデータは、別の専門部署が管理しており、他の従業員は知らないし、知ってはいけないのです。
その為、その部署の人にも残っていただき、残業してもらうことになります。
週末だと言うのに、プライベートの時間を犠牲にしてしまい、大変申し訳ないと思いました。
「死のエラー」の威力は大きかった・・・。

ネットワークの設定等をしてもらった後は、一人会社に残って、いろいろと復旧作業を行っていました。
夜遅くにようやく終了しました。
慎重にアプリをインストールしたところ、今回は「死のエラー」も出ず、以前のパソコンで使用していた全てのアプリをインストールできました。

そして本日、休日を返上して出勤。
昨日の仕事の遅れを何とか取り戻しました。

初日にいきなり、Windows最凶クラスのエラーをくらってしまいました。
そんなパソコンをこれから何年も使うかと思うと、ちょっと不安。
けれど、これから毎日使う相棒ですから、大切にしたいと思います。

Posted by kanzaki at 2007年10月27日 23:24