2007年11月11日

冬支度

昼休み、自宅へ戻ろうと会社の建物から出た瞬間、私の鼻にふと、懐かしい匂いが漂ってきました。
冬の匂いです。
あの匂いの元はなんなのでしょうね。
ちょっと焦げ臭い感じのあれです。

この匂いが一気に冬の生活感覚を呼び覚まし、「ああ、冬支度をしなければいけないなあ」と感じさせます。
人間の生きる為の本能がそうさせるのでしょうか。

我が家のホームタンクに灯油を満タンにするよう業者へ依頼したら、2万円も請求されました。
確か昨シーズンは1万5千円ぐらいだったと思うのですが、原油の高騰は、こういう形で生活に影響を与えています。
この満タンにした灯油でさえ、シーズン途中で無くなり、再び給油しなければいけません。

自転車の通勤も大変になりました。
今までは、仕事をしている時と同じ格好で運転していたのですが、今ではコートと手袋をしています。
昼間はそれほど辛くはないのですが、朝と帰宅時は、痛さを覚えるような寒さです。
風邪を引いてはどうしようもありませんから、自動車通勤の人達よりも一足早く、冬の格好をしています。

もう夕方の5時も過ぎますと、新潟市内は当たりが一面、夜に包まれます。
ちょっと早すぎやしないかと思うのですが、これも冬に向かっている証拠。

食べ物や飲み物でも、「温かさ」を欲するようになりました。
今日は、鍋焼きうどんを食べましたよ。
「熱さ」・「温かさ」そのものが、既にご馳走だと感じます。
これからの季節、鍋なんかもいいですね。
今年は、「カレー鍋」なる珍種がブームの兆し。
早速、メーカーも関連商品を販売しはじめました。

●永谷園 | カレー鍋
http://www.nagatanien.co.jp/topics/curry_nabe/index.html

チゲ鍋だと、小さいお子さんや辛いのが苦手な人は箸が進みませんが、カレーという国民食を利用した鍋ならば、みんなが楽しく食べることが出来そうですね。
ただし、カレーうどん同様、汁が飛んで服に付きやすいので、白い服での食事は要注意です。

雪国に住む人間にとって、必ず準備しなければいけないのが、自動車のスタッドレスタイヤ交換です。
自分でやる人も多いでしょうが、私はディーラーでやってもらっています。
シーズンインを前に、タイヤ交換とあわせて各部の点検をしてもらうからです。
新潟市内に雪が本格的に積もるのは来年1月になってから。
私は殆ど自動車に乗らないので、今からやっても別段、タイヤが消耗するとか関係ありません。
そのため本日、タイヤ交換を終わらせてしまいました(あと、一年ぶりにオイル交換も実施)。
各部を点検してもらったら、バッテリーやワイパーの交換が必要だったので、あわせてやってもらいました。
その辺は、今すぐやらなくてもいいとの事でしたが、滅多に運転しないからこそ、本当に自動車が必要になった時に満足に使えないのでは困るからです。
本日、全てあわせて1万5千円かかりましたが、自分の命を預ける訳ですから、仕方が無いことです。

冬は、いろいろな準備が必要な季節です。
冬から春に向かう喜びとは違い、ある意味「戦い挑む」感覚に近いものがあります。
気を引き締めて、冬に負けないようにしなければいけません。

エコロジーと言う言葉が使われて久しいのですが、この冬という季節に関しては、エコと言う言葉は二の次になってしまいます。
何せ、「死ぬ」わけにはいきませんから。
「地球に優しい」なんて言葉がありますが、地球は我々に対して厳しい面もあるのです。

自然は、我々を殺そうとしているんじゃないかと思う時があります。
新潟にいると、それを幾度と無く体感できます。
特に、冬の季節。

自然が我々に与える冬の脅威。
それに対して、何が何でも生き抜き、春を待ち望む人間。

過去からずっと繰り返し、人間は冬と戦ってきました。
この戦いはある意味、自然との共存なのかもしれない。
つまるところ、これこそエコなのかもしれません。

最近、風邪も流行っております。
どうか皆さん、ご自愛ください。

Posted by kanzaki at 2007年11月11日 20:49