師走ともなりますと、我々ビジネスマンは忙しい日々を過ごすことになります。
先日支給されたボーナスのことなんて、この休日まですっかり忘れていました。
ボーナスも入ったことですし、何かひとつ贅沢をしたくなるもの。
あれこれ考えた挙句、マルちゃん「赤いきつね」にお餅を入れて食べましたよ。
ちょ〜贅沢!
(寸志程度のボーナスなので、生活費に使われておしまいですorz)
さて、今年はインフルエンザの流行が、いつもの年よりも早いですよね。
お子さんを持たれている親御さんならば、子供と一緒にインフルエンザの予防接種をされているかと思います。
インフルエンザも怖いのですが、一般的な風邪も困り者です。
風邪をひいたとしても意識はちゃんとありますし、身体も動かせるので、職場へ行って仕事をしてしまいます。
しかし、咳きや鼻をすすったりしていますと周りの人に迷惑ですし、そして何より他人へ風邪をうつしかねません。
症状があらわれたら、一刻も早く治療をしましょうね。
また、風邪というものは、ある程度は予防をすることが可能です。
例えば、外から帰ってきたら、手洗いとウガイをするとよいものです。
私は手洗いとウガイをやりつづけています。
おかげで、風邪をあまりひきません。
ウガイですが、イソジンは強力すぎるので、本当に風邪になった場合だけにした方がよいです。
お勧めは、濃い紅茶でのウガイです。
イソジンは身体に大切な菌まで殺してしまいますが、紅茶ならばそういった心配はありません。
風邪の予防について調べていたら、こんな書籍を見つけました。
●「ぬれマスク先生の免疫革命」
単行本: 229ページ
出版社: ポプラ社 (2007/11)
ISBN-10: 4591099997
ISBN-13: 978-4591099995
発売日: 2007/11
価格:1,200円
風邪に対する「ぬれマスク」の効用、免疫力との関係などを平易に解説した本です。
埼玉県川口市で歯科医院を開業する臼田篤伸(とくのぶ)さんは、風邪の予防のために「ぬれマスク」を推奨しています。
先生は歯科医院を開業して31年。
風邪に伴う症状の辛さから開放されたくて試行錯誤の末にたどり着いたのが「ぬれマスク」でした。
そのヒントになったのが免疫学者の安保(あぼ)徹氏が発見した「白血球の自律神経支配」の法則でした。
自律神経は免疫細胞の白血球を支配していて、異物の侵入から身体を守っています。
交感神経は白血球の顆粒(かりゅう)球(赤痢菌など大きな細胞を攻撃)を、副交感神経はリンパ球(ウイルスなど細かい侵入者を攻撃)を活性化するというもの。
風邪はウイルス感染による上気道(鼻の入り口から気管の入り口付近まで)の炎症ですが、人が風邪をひいたと自覚する時間帯を統計学的に調べると、朝の起床時間が多いそうです。
これは寝ている間に症状が進むということ。
つまり風邪ウイルスが体内へ侵入すると、副交感神経の働きによってリンパ球は撃退しようと活発に活動をはじめます。
これが炎症反応として翌朝起きたとき、喉の腫れや痛み、咳きなど風邪の症状となってあらわれるのです。
夜は飲み下すと言う行為(嚥下・えんげ)が無いので、乾燥した上気道にはりついた風邪ウイルスの増殖を許してしまいます。
これも症状を進行させる原因となります。
この解決方法が、口にかけて寝るだけの「ぬれマスク」です。
口にかけることで自然に鼻呼吸となり、鼻を通り抜けた酸素が交感神経に働きかけ、副交感神経の活動が抑制されます。
その結果、リンパ球の過剰な攻撃が改善されます。
また、適度な水蒸気が上気道を行き渡り、風邪ウイルスの増殖を押さえて、喉周辺の扁桃も保護します。
●「ぬれマスク」の使用方法
・用意するもの:市販の木綿ガーゼマスク
・手順:
1:上方三分の一を外側へ折り返す
2:折り返した部分を水で濡らしてしぼる(全体を濡らしても可)
3:鼻にかぶらないように口にかける
一晩使ったら翌朝、顔を洗うついでに、マスクを石鹸で手洗いしてください。
生乾きは駄目です。
カビや細菌が繁殖してしまうからです。
冬は乾きにくいので予備を用意しておいた方がいいかも。
肌にやさしく何回も使え、衛生的で経済的。
安価で副作用もなく、誰でも実践可能です。
この濡れたマスクは、風邪予防の他にも、口呼吸の防止にもなります。
口呼吸は、顔の変形・歯並びの乱れ・出っ歯やニキビの原因となります。
「ぬれマスク」は、自然に鼻呼吸を促す作用をもたらします。
ぜんそくや花粉症の改善に効いた人もいるそうです。
「ぬれマスク」はあくまで予防線。
ひいたと思ったら、市販薬などですばやく対処してください。
最初、マスクは寝ている最中に外れてしまうかもしれませんが、気にしないで気楽に続けてください。
ある程度を過ぎると、慣れてはずれにくくなるはずです。
ちょっと風邪に対してきにするだけで、あの辛い症状に悩まされることがなくなります。
どうぞ皆さん、「ぬれマスク」をはじめとした予防方法で、年末の慌しさをのりきって下さいね。
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