2008年03月25日

雑誌の付録も過激になってきていますなあ・・・女性誌「LOVE FASHION! JO」の付録は「ガーターベルト」、「電撃G's Festival! DELUXE Vol.2」の付録は「タマ姉おっぱいマウスパッド」

雑誌に「付録」が付くようになったのは、いつの頃からなのでしょうか。
私は小さい頃、テレビヒーロー等を紹介した児童雑誌より、学研の「科学」と「学習」が大好きでした。
なんでも1979年には、「科学」「学習」の発行部数が全学年を通して600万部を超えていたそうです。
♪まだかな、まだかな〜、学研のおばちゃんまだかな〜・・・なんて言うCMソングは、今も耳に焼き付いています。
今もまだ、この雑誌は健在です。

●学研「科学」と「学習」のオフィシャルサイト
http://shop.gakken.co.jp/kg/

・科学と学習 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%A8%E5%AD%A6%E7%BF%92

特に、「科学」の付録は魅力的でしたよね。
学研の公式サイトに、過去の付録についての紹介ページがありました。

●科学のふろくミュージアム /学研:科学と学習
http://shop.gakken.co.jp/kg/kagaku/k_furoku.html

私はこの中でも、1978年の「カブトエビ飼育観察セット」は、今も記憶に焼きついていますよ。
紹介記事の中に「カブトガニと勘違いする人が多く、"天然記念物を教材につけているのでは"と調査員が学研を訪れたことがあった」とありますが、私もその一人でした。
ダイオードラジオ、光ファイバー実験セット等、懐かしいなあ。

現在の「科学」に付いてくる付録を見てみますと、4年生版では「50・100・150倍 スーパー顕微鏡」、「天井やドームに投影できるプラネタリウム」、「三脚付き18倍望遠鏡」等、大人から見ても魅力的なものが多いです。

大人になっても、「付録」の魅力には勝てないもの。
普段は立ち読みで済ませている雑誌も、ちょっとした付録が付いている号だと、ついつい買ってしまう人も多いのではないでしょうか。

大人になってから、「付録目的」で購入する雑誌となりますと、デアゴスティーニが発行している雑誌になるのでしょうかね。

●デアゴスティーニ・ジャパン DeAGOSTINI
http://www.deagostini.co.jp/

この会社の雑誌は、新しい雑誌が刊行されると、大々的にCMを打ちますよね。
「創刊号は○○○が付いて○○○円(通常価格より安い) デアゴスティーニ♪」というアレ。

一番最新の「週刊 仮面ライダー オフィシャル データファイル」なんて、今のペースで出していたら、最新の「仮面ライダーキバ」を取り扱う頃には、軽く5年は経過しているんじゃないでしょうか。
下記の「週刊 仮面ライダー〜」の紹介記事で、キャラクターファイルのところに、主役でもないのに北條刑事のページを使っているのは、絶対にウケ狙いだろう。
そして、それを分かる私は、やはりヲタなんだろうorz

●デアゴスティーニ『週刊 仮面ライダー オフィシャル データファイル』DeAGOSTINI
http://www.de-club.net/kmr/

雑誌の付録に関しては、女性雑誌も力を入れているようです。
女性誌「LOVE FASHION! JO」では、なんと付録に「ガーターベルト」を付けたそうです。

●ガーターベルトまで登場 女性誌の付録競争エスカレート
http://www.j-cast.com/2008/03/24018178.html

付録に「ガーターベルト」の付いた女性誌「LOVE FASHION! JO」が発売された。前代未聞のセクシーな下着の付録が話題となり、発売日当日には「mixi」のキーワードランキングで2位に躍り出た。女性誌の「付録戦争」、エスカレートする一方だ。 このガーターベルトは黒いレースの「魔性系」で、ギャル系ファッションブランド「EGOIST」とのコラボレーションで生まれた。山崎みしえる編集長は、女性誌の付録の約半数がバッグやポーチなどの袋物で、差別化を図るためにガーターベルトを選んだという。また、「男性も購入したと聞いている。今後も自分で買うには抵抗感のあるような、ちょっと大人めのグッズを付録にしたい」と話している。

低迷する雑誌の売れ行き回復の為、過剰な付録戦争が勃発しているそうで、各出版社はコストとの折り合いもあり、かなり頭を悩ませているそうです。

男性の中には、「雑誌にガーターベルトを付けるなんて信じられない・・・」と思う人もいるでしょうが、男の方は更に始末が悪いです。

●タマ姉おっぱいマウスパッド付属の「電撃G's Festival! DELUXE Vol.2」発売! 「どうぞおさわりください!!人目なんて気にせずに!!!!」
http://akiba.kakaku.com/hobby/0802/21/220000.php

・『電撃To Heart2 AnotherDays』付録の「タマ姉おっぱいマウスパッド」、試作品到着。
http://blog.mediaworks.co.jp/moeoh/2008/02/gs_festival_deluxevol2.html

・電撃G'smagazine.com
http://gs.dengeki.com/

この雑誌の今回の付録には、「タマ姉おっぱいマウスパッド」「河野はるみ抱きマクラカバー」「ちゃる&よっち携帯クリーナー」という、頭が痛くなるような付録ばかり。
しかもこの『電撃To Heart2 AnotherDays』という雑誌、3,600円(税込)でして、値段が高すぎです。
私はこういうのには全く興味が無いのですが、こういう付録で雑誌の売り上げを喚起させようという心意気は、凄いと思います。
まあ、心意気の方向が、我々の予想のナナメ上を行っていますが・・・。

本屋の雑誌コーナー付近を歩き回りますと、雑誌の付録として、プラモやCD、DVD、化粧品、アクセサリー・・・そして上記で紹介したように、下着や"おっぱいマウスパッド"なんてものまで陳列されている訳です。
本屋なのかなんなのか、よく分からない状態です。

雑誌の中身だけでは売れない世の中。
昔から、雑誌や食玩なんていうものは、むしろ付録の方がメインとなっているものも多かったです。
だから、今に始まったことじゃないのだろうけれど、ネットの普及によって、ますます雑誌の中身そのものに価値がなくなってきているんじゃないでしょうかねえ。
雑誌の存在意義について、早く結論を出さないと、「付録戦争」に巻き込まれた雑誌の廃刊ラッシュになりそうです。

Posted by kanzaki at 2008年03月25日 22:27