2008年03月30日

免許の更新をしてきました

今日は、免許の更新をしてきました。
実に5年ぶりの更新です。
平日に行くことは出来ないし、何故か土曜日は免許センターが開いていないので、せっかくの休みである日曜日に行くこことなりました。

自動車に乗り、バイパスを使って免許センターまで行ったのですが、10キロ以上の距離を走るのは久しぶりです。
普段は自転車で移動しているので、滅多に自動車は使いません。
昨年12月20日に給油して以来、まだ半分しか消費していません。
このままですと、次の給油は初夏でしょうか?

そんな久しぶりの運転で大丈夫なのだろうかと心配でしたが、特に事故なども起こさず無事、免許センターへ到着しました。
9時30分ぐらいに到着し、実際に新しい免許証を受け取ったのは、午前11時40分頃でした。
無事故無違反で過ごしてきましたので、講習も簡単なものだけで済み、あっという間でした。
まあ私の場合、ゴールド免許を維持し続けているのは、単に自動車を運転していないだけなのですけれどね。

新しい免許証を見て、今までと違う事に気がつきました。
免許条件欄に「中型車は中型車(8t)に限る」と表記されていました。
法改定のためです。

●中型自動車・中型免許の新設について :警視庁
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/chugata/chugata.htm

平成16年6月に公布された道路交通法の一部を改正する法律が平成19年6月2日に施行され、これにより、普通自動車、大型自動車に加えて、車両総重量5トン以上11トン未満等の自動車が新たに「中型自動車」として定義され、これに対応する免許として「中型免許」、「中型第二種免許」及び「中型仮免許」が新設されました。

施行されてから、まだ免許の更新をされていない人は、次の更新で上記の通りとなります。

講習の際にもらったテキストで一番気になったのは、平成19年6月20日に公布された改正道路交通法です。
主な推進内容は、
・自転車利用者対策の推進
・被害軽減対策の推進(後部座席シートベルトの着用義務付け)
・警察署長が移動保管した放置車両に関する規定の整備
・高齢運転者対策などの推進

やはり私としましては、日常からレジャーまで広く利用している自転車の利用者対策推進に目が行きます。
具体的な推進内容は以下の通りです。

(1)普通自転車の歩道通行可能要件の明確化

普通自転車は、ある一定の要件を満たす場合に歩道の通行が可能となります。

・道路標識などで指定された場合
・運転者が児童、幼児の場合
・車道または交通の状況から見てやむを得ない場合

そして、歩道を走るときは車道寄りを徐行し、歩行者への十分な配慮をします。


(2)乗車用ヘルメット着用努力義務の導入

児童または幼児を保護する責任のある者は、児童または幼児を自転車に乗車させるときは、乗車用ヘルメットをかぶせるように努めなければなりません。


(3)地域交通安全活動推進委員の活動内容の見直し

地域交通安全活動推進委員の活動に、「自転車の適正な通行の方法について住民の理解を深めるための運動の推進」が加えられ、自転車の通行ルールに関する広報啓発や街頭活動が活性化されます。


特に注意しなければいけないのが「(1)普通自転車の歩道通行可能要件の明確化」です。
文章としては平易に書いていますが、荒く書けば「よっぽどの事が無ければ、お前らは車道の横を走れ」という事になります。
自転車は原則的に、車道の左側を通行しなければならなくなるのです。

自転車専用の道路なんて殆どありません。
自転車と歩行者が一緒に通れるように、広く・綺麗に整備された道も殆どありません。
だから現実問題、車道の横に白い線で引いてある狭い部分を走ることになります。
自動車が猛スピードで、自転車の真横を走ることもあるでしょう。
トラックやバス等の巨大な車両が、自転車の真横を走ることもあるでしょう。
どちらも危険ですし、常に怖さを感じることになります。
もし何かのきっかけで自転車が横転し、自動車の走っている道へ倒れこむと、自動車に追突されることもあります。

自転車の中でもロードバイクと呼ばれるものは、タイヤの幅が非常に細く、溝が全くありません。
ちょっとした段差、小さな石などでスリップして横転しやすいです。
横転はすなわち、自動車に引かれることを意味します。
私もロードバイクに乗っていますが、本当にちょっとした事でタイヤがスリップします。
なまじか、30kmとか平気でスピードが出るだけに、かなり怖いです。

ロードバイクを乗る人は、スポーツとして運転しているので、ママチャリに乗っている人達に比べて技量が高いですから、事故にあわないように五感を研ぎ澄まして走っています。
しかし、ママチャリに乗ったオバチャンまでもが、自動車の真横を走らなければいけないのは、非常に危険です。

確かに最近、自転車で無謀な運転をして、歩行者との追突事故が増えています。
マナーの悪い人も確かに多い。
しかし、明らかに危険度の高い車道の横を普通の人がママチャリで走るのは危険ではないでしょうか。
自動車を運転している方から見ても、危険を感じるように思います。

おそらく実際に、この決まりごとがスタートしても、実際に罰則を受けるようなこともなく、せいぜい注意程度でしょう。
自動車と違って、あまり厳密なルールを押し付けにくいですから。

ただし、こういう決まりごとがあろうが無かろうが、譲り合いの心とか、もし事故を起こすと自分の身内や相手の家族も全て巻き込んで不幸になることを肝に銘じることとか、交通安全の大切さを常に意識するのことは必要ですよね。

Posted by kanzaki at 2008年03月30日 23:05