2008年04月13日

大人の隠れ家とは?〜「わらべ園」(新潟市)

昨晩は、知人と駅前で飲むことにしました。

●わらべ園/ホットペッパー.jp
http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000032443.html

店名 わらべ園
住所 新潟県新潟市中央区弁天1−1−16(ローソン裏手)
アクセス 新潟駅前(万代口)から徒歩3分。ローソン脇の小路入る
電話 025-247-1235
営業時間 17:30〜23:00
土曜日18:00〜23:00
お問合せ時間 −
定休日 不定休
平均予算 3000円

店の選定をどうしようかと思っていました。
私はあまり、駅前で飲む機会がないので、お店を良く知りません。
こういう時は、女性に聞くのが一番。
女性は、店の雰囲気と料理の味の判定に、とてもシビアで的確だからです。

勧められたお店が、「わらべ園」というお店。
駅のすぐ横にあるローソンが目印。
そのローソン脇の小路を入った場所なので、すぐ分かります。

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すぐ分かると書きましたが、本当に「小路」でして、一瞬、ローソンの業務用に使われている裏口通路かと勘違いしてしまいました。

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ここは、仕事帰りに一人で飲みに来る人も多いそうです。
昨晩は、座敷の方で飲んでいたのですが、カウンター席の方には、沢山の人がいました。
テーブル席の人達やカウンターの人達は、フランクにお店の人達と話していました。
常連客が多いみたいです。

確かに、お店の人達は男女とも気さくで優しい感じでした。
そりゃあ、人気もあるわと思いましたよ。

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料理も一品あたり500円前後のものが多く、お財布に優しいです。
2時間飲み放題付きのコース(3500円、4500円)もありますが、このお店はのんびりしてこそ意味があるように思います。
昨晩は閉店まで4時間ぐらいいたのですが、かなり飲んだり食べたりしたのに一人当たり4000円とちょっとでした。
かなり食べたり飲んだりしたから、相当な金額になりそうだとヒヤヒヤしていたので驚きました。

ここのお店で有名な「大阪串カツ盛り合わせ」、「自家製自慢のとろとろ豚の角煮〜味玉付き」を頼もうと思っていたのですが、既に当日は品切れでした。
やはり人気商品は激戦区。
他のものを頼んだのですが、多くはやはり品切れでした。
あまりにもそんな事が続いたせいでしょうか、お店の料理を作ってくれている男性が直接、料理を運んできてくれました。
お詫びにと出された料理は、通常よりも多めにしてくれました。
こういうのは嬉しいですねえ。

料理ですが、居酒屋レベルを超える装飾の細かさでした。
目と舌で二重に楽しめます。

●新潟産下田豚の韓国風焼肉〜サンチェ包み(650円)
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普段はお肉を食べないので、久しぶりに食べると胸焼けをする方なのですが、サンチェの効果と、新潟産の豚のおかげで、とてもヘルシーな感じでした。
これならば、幾らでも食べられます。
女性にこそ、お勧めしたい一品。


●栃尾の油揚げ〜キムチ納豆(500円)
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新潟の居酒屋と言えば、卵焼き・栃尾の油揚げ・黒崎茶豆が三種の神器。
黒崎茶豆(枝豆です)は時期ではありませんし、卵焼きは品切れ。
しかし、唯一の希望である「栃尾の油揚げ」はありました。
新潟の栃尾という地域で生産されている油揚げは、通常よりもとても大きいのが特徴です。

・栃尾あぶらげとは?(新潟県旧栃尾市公式ホームページ)
http://www.city.tochio.niigata.jp/kankou/aburage/index.htm

納豆を挟んで焼いたものが好まれています。
私は更に、キムチまで入ったものを頼みました。
普通の居酒屋ですと、巨大な油揚げを横一文字に切り、そこに納豆を敷き詰めて焼いたままのものを出される事が多いのですが、ここのお店のものは、非常に品の良い盛り付けがされていました。


●佐渡さよりの造り/天然金目鯛お造り/活〆ひらまさ造り(700円)
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ほのかな酸味を効かせており、酒に非常にあいます。


●佐渡牡蠣のフライ(600円)
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月末に行く佐渡を感じつつ堪能。油っ気が少なく、サクッといただけます。


他にも色々と頼みましたが、女性が箸で持ち上げて、そのままパクッと一口でいけそうな大きさのモノが多いです。
そして、味付けもしつこくなく、女性に好まれる味です。

料理と店の雰囲気が良いので、トークも弾みます。
時間が経つのが、あっという間でした。

ホットペッパーに、「ゆったりとした時が流れる大人の隠れ家。手間隙かけた手作り料理の旨い店」とありますが、確かに隠れ家的な店内でした。

大人って言うのは、社会の表舞台では、大人としての態度で臨むべきです。
しかし、自分が大人になって分かったのは、「大人は子供の延長線」だと言うこと。
だから、気軽にのんびりと、自分らしくある時間が必要です。
会社や家庭を離れ、子供へ戻れる場所は必要。
今の日本では、飲み屋が一番気軽で最適なのかもしれません(個人のスキルとか経験値は、あまり関係ありませんから)。

「大人の隠れ家」と言いますと、ちょっと洒落たイメージがありますが、本当はそうじゃありません。
無理してカッコよく大人ぶる場所は、真の「大人の隠れ家」とはいえません。

話したい事を話し、笑いたい事を素直に笑うこと・・・つまり、子供の時のように、しがらみを気にせずにいられる場所が、本当の「大人の隠れ家」じゃないでしょうか。

Posted by kanzaki at 2008年04月13日 20:08