前回の続きです。
●前回の記事:佐渡島をロードバイクで走ってきました(その2)
http://kanzaki.sub.jp/archives/001645.html
65号線をまっすぐ走っていたのですが、唯一見たいと思っていた場所へ向かうことにしました。
65号線から190号線へ曲がります。
途中、上記のようなものの横を通り、山道を走ります。
着いた先は、妙宣寺です。
●妙宣寺 (佐渡市) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%99%E5%AE%A3%E5%AF%BA_%28%E4%BD%90%E6%B8%A1%E5%B8%82%29
妙宣寺(みょうせんじ)は、日蓮聖人の弟子阿仏房日得が自宅を寺として開基した日蓮宗佐渡三本山のひとつ。山号は蓮華王山。本尊は釈迦如来。
場所は、新潟県佐渡市阿仏坊29
ここの敷地内にあります「五重塔」を見たいと思っていたのです。
理由は、国の重要文化財指定であり、新潟県内唯一の五重塔だからです。
日光東照宮の五重塔を模したとされるその姿を生で見たいなあと思いました。
すぐに到着しました。
ここまで、ほぼ一本道なので、私のような方向音痴でも迷うことはありません。
上記の門は「仁王門」と言い、延宝5年(1677)、ここの山で最古の建造物。
漆塗りの跡を残しています。
左右の格子の奥に、仁王像がありました。
この門をくぐらずとも、右手に五重塔が見えました。
下記の写真は、門をくぐってから撮影したものです。
思ったよりもコンパクトでした。
とは言え、造形の情報量が凄まじく、小さいが故に全体をつぶさに見ることが出来て良かったです。
解説を見てみますと、この五重塔は、文政8年(1825)に地元相川の棟梁茂左衛門父子によって建立されたもので、初重の総間3、49メートルの小型の塔で、塔身部が長いのが特徴。
この塔は、現在残る江戸時代に建てられた数少ない五重塔の一つで、比較的保存がよく、全体の比率や五重軒の扇垂木などに、時代の特色があらわれており、組物に和様、禅宗様の肘木を混用し、心柱と四天柱を緊結するなど、独自の手法も見られます。
・・・と書いてありました。意味はよく分かりませんが、こんなに手の込んだ建物が、姿かたちを当時のまま残してあるのは珍しいようです。
塔の一番上から、なにやらビームでも発射しそうな雰囲気です。
他にも色々な建物がありました(これ以外にも幾つかあります)。
ぐるっと境内を歩き、そのまま退散しました。
帰りのフェリーは午後4時に出航。
乗船手続きやお土産を買う時間などを考えると、あと2時間ぐらいしかありません。
その為、その後は猛スピードで走りました。
しかし、ふと「トキの森公園」という看板を発見しました。
左折して数キロ行くようです。
住所:新潟県佐渡市新穂長畝383−2
時間が無いのに、ついつい寄り道。
でもまあ、こんな風に気の向くまま走ることができるのも自転車の旅らしくていいです。
やはりここは、観光客が多かったです。
何せ佐渡島と言えば、金山かトキですものね。
トキを観察できるコースがあるのですが、時間もありません。
有料ですし、もっと時間のある時に再び来ることにしようと思いました(有料と言っても200円程度。しかも、協力金みたいな形です)。
有料コースの入り口から、ほんの少しだけトキを見ることが出来ました。
上記は、その写真です。
その後は本気で走っていたのですが、いつの間にやら逆風となり、更には空腹感でフラフラ・・・走るのが、ちょっと辛くなってきました。
意識が少し朦朧としていたのですが、何とか到着。
フェリーのチケットを購入した際、係員の人に、この辺で美味いお店は無いかと聞いたら、「ありません」と冷静に言われてしまいましたorz
それに、午後2時を過ぎると、どこの店も閉めてしまうのだそうです。
仕方が無いので、フェリー乗り場でお土産を購入し、その館内にある食堂で食べました(土産については後日、書きます)。
海鮮丼です。
格別の美味さと言う訳ではありません。
この旅行で唯一、「蛇足」だったと思いました。
これに1,300円出すならば、地元のB級グルメを食べれば良かったですよ。
食事をしたら、ちょうど乗船の時間となりました。
私以外にもこの日、ロードバイクで佐渡島を走っていた人達がいたようです。
写真に写っている3人組は、定年退職したぐらいの年齢の人達でした。
しかし、筋肉とか凄かったです。
そして、乗っているロードバイクも値段が高そうです。
本格的に取り組んでいる人たちです。
一生、私はこういう人達と交わって走ることはないでしょう。
どうでもいいのですが、終始ガヤガヤと話していて、非常にうるさかったです。
隣にいたバイク乗りの人達の方が、よっぽど静かに待っていました。
佐渡島の余韻にひたらせてくださいよ・・・。
フェリーに乗り、30分ほど爆睡しました。
その後、フェリーの後部へ行き、夕焼けに染まる佐渡島へ別れを告げました。
うーむ・・・そういや、一緒に佐渡島へ行った仲間はどうなったのでしょう。
電波が繋がりにくい場所らしく、後半は全く連絡がとれませんでした。
次の日の昼、ようやくメールが届きました。
山の中で一泊し、今は帰りの船の中との事。
本気で、ほっとしました。
生まれてはじめて、佐渡島へ行きました。
しかも、ロードバイクによる海外初遠征(?)
それほど体力に自信がある訳でもありませんので、距離も短めの設定で旅をしました。
それでも、フルマラソン以上の距離を数時間で走る事が出来たのは嬉しいですね。
自転車の力を借りたとは言え、自力でこれだけの距離を走破できたのですから、満足感があります。
今月5月18日には佐渡島で、大きなイベントがあります。
●2008スポニチ 佐渡ロングライド210
http://www.sado-longride.com/
ロードバイクで、佐渡一周210キロを走るのです!
毎年あるので、いずれは出場したりして・・・・・・否、やはり私は、風景をカメラで撮影しながら、トロトロと走るのが一番好きです。
また近いうちに、この佐渡島を走りたいと思います。
あさってから、ゴールデンウィーク後半となります。
天気も良いようなので、どこか旅へ行くつもりです。
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