今日は「母の日」ですね。
私は昨日のうちに母へ、母の日仕様のケーキをプレゼントしました。
弟は郵送で、花を贈ってきました。
「母の日」は穏やかに過ごしたいところですが、G8労働相会合のせいで、新潟市内はヘリコプターの音が非常にうるさいです。
さて本日は、昨日に書いた記事に関連する内容です。
●昨日の記事: なぜか、「仕事がうまく行く人」の習慣
http://kanzaki.sub.jp/archives/001653.html
今回用いる資料は、「日経ビジネス アソシエ(2008.01.15版)」です。
特集は「実行計画2008 カレンダー活用と心理ハックがあなたを変える」です。
その特集で書かれている実行のコツというのは、「すぐやること」「先延ばしにしないこと」でした。
ケリー・グリーソン著【なぜか、「仕事がうまく行く人」の習慣】でも書かれている事と同じです。
これだけ色んなところで言われるのですから、真理なのでしょうね。
記事の中で、「ちょっと後回し」が積もれば「大きな遅れ」となり、結局は「夏休みの宿題」型になる危険性を言っています。
つまり、切羽詰ってから行動を開始するスタイルは危険だと。
崖っぷちを渡り歩くような仕事は、上司や取引先も冷や冷やしながら見ています。
一方、何事もきちんと実行できる人は、危険の無いルートを選ぶ余裕があります。
だから、仕事の完成度が高まり、評価が上がり、自分のやりたい仕事に近づけます。
「追い込み型」の仕事にならないように、「すぐできる」「速くできる」という「先行逃げ切り型」になりましょう。
本気で仕事の完成度を追求する人は、仕事を速く進めて前倒しで仕上げ、そのうえで修正を加えています。
特集の中で、「オフィスZero」代表の板垣康子さんの語る、「好きな仕事が回ってくる仕組みを作る方法」が書かれていました。
その中でも初歩的でありながら大切なことを二つご紹介します。
(1.仕事を頼まれたら内容をメモする)
何をしたらいいのか分からないようでは、実行力を発揮しようがありません。
その状況を解消するためにも、上司から仕事を頼まれたらメモを取る習慣を身につけましょう。
人は自分に都合のいい話ししか耳に入らないものです。
興味の無いことや都合の悪い内容は忘れがちです。
しかし、メモをとることにより、相手の意図がはっきりして実行しやすくなります。
ポイントを押さえた仕事は、実行意欲も上がることでしょう。
(2.とにかく手をつける)
期限まで時間がたっぷりあるのに、いつもギリギリになってしまう人が多いです。
こういう人は、締め切りまで時間があったとしても、頼まれた時にすぐ着手するようにしましょう。
資料を見たり、企画書を読んだり、ちょっとしたことで構いません。
誰かに依頼するのならば、「この時期にこういう仕事を頼みたいと思っている」と一声かけるだけでもいい。
期限間近になってとりかかると、問題が発生した時に対処できない恐れがあります。
資料を事前に見るだけでも、その仕事が自分にとってどういうもので、どのぐらい時間が必要か分かります。
心の準備があるので、実行ができやすいのです。
カレンダーに必ず守らなければならない期限と、できればここからスタートしたいという日を書き込めば、実行力がアップします。
心理カウンセラーの林 恭弘さんは、「できない理由を根本的に取り除く方法」を説明しています。
生物には、心身が健康でいられるように一定の状態を保とうとする機能があります。
これは恒常性(ホメオスタシス)と呼ばれるもの。
行動を起こすことは、状態を「変化させる」ことです。
実行に移した方がよいと理解していたとしても、変化はストレスになります。
安定を維持しようとする力が働き、実行できなくなるのです。
いつでも実行に移せるはずなのに、なかなか一歩を踏み出せない原因は、生活リズムを崩したくない等の今を安定に保とうとする思いが根底にあります。
しかし一歩でも動くことで、今まで恐れおののいていたものが、角度を変えて認識できます。
角度を変えることで気持ちも変わる。
気持ちを変えてから動くより、先に動いてしまう方がはるかに簡単なのです。
人間は置かれた環境に同調する習性があります。
その性質を利用し、実行力を発揮できる環境に身を置くのも手です。
圧倒的にポジティプな人と組んで仕事をするのもよいでしょう。
失敗体験がある事は、なかなか実行に移せないもの。
しかし、自分の過去に関するイメージというのは、現在の意識によって変えられます。
現在が幸せならば、「あの失敗があったからこそ、今の成功がある」と思えるのです。
過去が今の自分を作っているのではなく、今の過ごし方によって過去の意味づけは変えられます。
そのことを知っていれば、恐れも無くなり実行力も沸いてきます。
「抽象的で大きな夢」を持ちましょう。
メジャーリーガー達が言う「子供達の夢をかなえたい」のようなものです。
これは、自己実現を超えたところにある抽象的な目標であり、こういうものはモチベーションが下がりません。
単に事故の夢を実現させるだけを求めている人は、自分が良い環境にいても、どこか幸せではなく、強い実行力を発揮できません。
自己の幸福とは、脳幹と言われる最も原始的な脳の欲求を満たしているだけで、それは魚や犬猫が欲求を満たすのと同じレベルなのです。
人間の感じる幸福は、他者との関わりの中で初めて生まれます。
真の幸福感やそれを原動力とするモチベーションは、自分だけでなく周囲の人も同じように幸せになって初めて得られるものです。
まずは家族や恋人など、自分の周囲にいる人を幸せにする目標からはじめてみましょう。
以上です。
行動することによって、いろいろな経験を得られ、人間的にも幅が広がります。
私は、下種な話題に花を咲かせ、人間的な成長をしようとしない人が大嫌いです。
話していても面白くありません。
相手にそういったものを求める前に、自分が理想の人間に近づけるように磨きたいと思います。
そうすれば自ずと、下種な人間は離れ、良識ある人が近づいてくるものだと思うからです。
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