2008年05月12日

日本でいちばん長い朝礼の会社〜沖縄教育出版

昨日の「コードギアス 反逆のルルーシュR2」は燃えましたねえ。
ランスロット・コンクエスターに撃破された紅蓮弐式が、墜落しながら飛翔滑走翼と徹甲砲撃右腕部と合体して形勢逆転!
「紅蓮可翔式」となって、敵を圧倒しました。
空中で武装合体と言うのは、男のロマンですねえ。
古くは、コンバトラーVとかでしょうか。
最近は萌え系のアニメばかりで辟易していましたが、やはりロボットものは燃え系がいいです。
コードギアスのセカンドシーズンは、前作よりパワーダウンしているかなと思いましたが、ここに来て確変しました。
ギアスは、やれば出来る子なんです。

さて、みなさんの会社では、朝礼を行っていますか?
私の会社では、各フロア毎に朝礼を行っています。
毎日一人ずつ交代で前へ出て、5分程度のフリートークを行います。
題材はなんでも構いません。
仕事の事、私生活の事、人によってバラエティ豊かで、非常に面白い。

雑誌「PRESIDENT」に、「日本でいちばん長い朝礼の会社」が紹介されていました。
株式会社沖縄教育出版(現在の屋号 沖縄自然薬草センター)です。

●株式会社沖縄教育出版
http://www.cha-genki.com/info/

出版と言うぐらいですから、沖縄に関する書籍を発刊している会社かと思いきや、そうではありません。
出版関係は創業1977年から十数年で、現在は健康食品や化粧品の通販を行っています。
従業員130名(パート含)、売り上げ18億、6期連続3億円以上の利益を達成しています。

朝礼は午前9時から、なんと1時間30分もあります!
しかも全員参加。
どんな朝礼かと言いますと・・・

・ストレッチと体操

・売り上げ、契約件数の報告(事務的なものではなく、和気あいあいな雰囲気)

・顧客からのお便り紹介

・ありがとう委員会(感謝を述べることの大切さを実感するため、仕事を手伝ってくれた社内の人間に対して「誰々さん、ありがとう」とお礼を言うコーナー)

事務職の従業員の場合、売り上げとか目に見える形で喜びが無いものなので、こういう事は非常に有益だと思います。モチベーションと結束感が高まります。

・社内連絡(社員のスピーチ訓練の場。聞き手が関心を持つように工夫を凝らして話す)

・見学者の紹介(朝礼はオープンとなっており、常に何人かの見学者がいる。見学者は朝礼の感想を発表しなければいけない)

・川畑保夫社長のあいさつ

・社内スローガンの唱和

発表者は20名以上だそうで、みんなの前で単に話すだけではなく、寸劇風スピーチやクイズ形式の業務連絡なんかもあります。

普通だったら参加するのが億劫になりそうなのものですが、それが毎日続くとなると、これはやはり従業員の皆さんが楽しんでやっているのでしょう。
そして、そういう和気あいあいとした雰囲気がこの会社に流れ、それが売り上げアップに繋がっているのでしょうね。

仕事のモチベーションを高めるには、個人個人の意気込みとか、仕事に対する姿勢が大事です。
しかし、それを持続するには、会社の雰囲気が重要です。

沖縄教育出版は、始業前に社内や地域の清掃を行い、自主的な勉強会も行っているそうです。
こういう姿勢の会社は、非常にすばらしいと思います。
きっと従業員の皆さんも、長く勤めていきたいと考えていることでしょう。

これは「馴れ合い」とは違うように思います。
馴れ合いの仕事は、惰性で非生産的なもののように思うからです。
しかしこの会社は、向上心を持っているように感じます。
朝礼がそのきっかけになっているようですね。

私が朝礼で話す内容は、主に神ナナで書いたことを要約したものです。
普段から駄文を書いているので、ネタには困りません。
私の場合、いかにも「ビジネス」という趣のものは話しません。
朝一番から固い話しをしても、聞いている方は退屈だと思うからです。
それよりも聞いている人が、「自分ならばこう思うなあ」とか考えられる身近なテーマを主に話します。
朝礼が終わってから、その朝礼で語った話題について話しかけられると、「今日の題材は、選択が良かったんだなあ」と嬉しくなります。

会社で自分の意見を堂々と話せる機会というのは、なかなか無いものです。
朝礼の際、嫌々に話すのではなく、主導権を握って話せるチャンスの場所だと思って望みましょう。

Posted by kanzaki at 2008年05月12日 21:37