2008年05月20日

あなたはどっち 無くて困るのはパソコン?携帯?

今朝は久しぶりの大雨でした。
皆さんは無事に会社へ着きましたでしょうか?
先ほどニュースを見ていましたところ、東京は大変な事になっていたようですね。
公共機関が麻痺して、2時間遅れになっていたとか。
都会は便利ですが、雪や雨、強風に対しては非常にモロいですよね。
四川の大地震のような事が起きた際、東京はどうなってしまうのでしょうか。
ちなみに私は大雨の中、「ワークマン」で買った2,980円の雨合羽を着て、自転車で爆走。
公共機関や自家用車に頼らず、自力で会社へ行きました。
やはり職場が近所だと、本当に助かります。

地元ネタですと、新潟・佐渡島在住の中学生デュオとしてデビューした「平川地一丁目」が解散することに驚きました。

●平川地一丁目、8月ライブで解散…弟「大学行く勉強したい」
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200805/gt2008052012.html

兄弟ギターデュオ、平川地一丁目が、8月のライブツアーを最後に解散することが19日、分かった。都内で取材に応じた2人は、今後の人生を前向きに考えるための決断と強調。兄、龍之介(20)は「やりたいことをゆっくり考えたい」と話し、弟、直次郎(17)は「大学へ行く勉強もしたい」と進学を明言した。

まだ弟の方が変声期を迎える前、新潟市内のライブを見に行ったことがあります。
MCがうまく出来ないので、リングを使った手品をやったりと、非常に初々しかったです。
こういうデュオは、サラリーマンでも何でもいいから社会人として普通に働き、いろいろな事を経験しながら地道に活動していくと、30代になった時、とても良い味のアーティストになれると思うんだけれどなあ。
本当に勿体無いです。


さて、本題。

日経PLUS1(5月17日号)の一面に、面白いアンケート結果がありました。

「あなたはどっち 無くて困るのはパソコン?携帯?」

結果は、パソコンが2776人、携帯電話が1953人で、パソコンがなくなる方が困るという結果でした。
6割がパソコンを選んだことになります。

選択の理由を見ますと、パソコンの場合は「パソコンが無いと仕事にならないから」という意見が多かったです。
一方、携帯電話の場合は「人間関係を円滑にするための道具が無くなると困るから」という意見が多かったです。

仕事のパソコン、コミュニケーション(主にプライベート)の携帯電話。
まあ、どちらか一つしか選べないのならば、やはりパソコンを選んでしまうでしょうね。

コミュニケーションの手段の一つであるメールに関しては、リアルタイムな送受信は携帯電話に軍配があがるものの、そこまで時間的なものを追い求めさえしなければ、パソコンでも十分で対応出来ます。
パソコンはその代わり、容量の大きいメールや、様々な添付ファイルの送受信、その添付ファイルの編集加工が出来て便利です。

私の場合、仕事用のメールアドレスもプライベートのメールアドレスも、メールボックスに着信があると、携帯電話へ転送するようにしてあります。
これにより、パソコンを開かずとも内容が分かりますし、即時性も向上します。
これにより、出先ですぐに対応できるので助かります。
更に、仕事用もプライベート用も、一つのWebメールへも転送し、そこで一括閲覧等が出来るようになっています。
出先でネットを使って閲覧できますし、パソコンがクラッシュした時のバックアップにもなります。

パソコンと携帯電話は、似たような機能を持ち合わせています。
メールとインターネットならば、どちらでも出来ます。
違いは、携帯電話だと手軽さ、パソコンだと情報量の多さでしょうか。

私の場合も、どちらを選ぶかと言えば、やはりパソコンを選びますね。
今更、仕事に使う資料や報告書、原稿等を手書きで仕上げるのは無理です。
昔、パソコンに頼らずに仕事をしていたのが、まるで嘘のようです。

メールを使って日々、社内・社外と連絡をとりあっていますが、これも無くなったら仕事になりません。
メールの良いところは、「アリバイが出来るところ」です。
いつ送信・受信したのか記録が残りますし、そのやりとりを文章で残せますから、言った言わないという不毛な争いが起きません。
また、添付ファイルとしてワードやエクセルデータを送れるのも、大変ありがたいです。

パソコンとネット(メール・FTPサーバー等)のおかげで、距離を理由に仕事が出来ないという事がなくなりました。
書籍の原稿を東京の印刷会社との間でやりとりするのも、何ら不可能ではありませんし、実際にやっています。
ニュアンス的なものを文章で伝えにくい場合は、編集者と電話でやりとりをしますが、殆ど必要ありません。

そういえば数年前の年末、新潟市は大停電になりました。
朝の8時ぐらいから午後4時ぐらいまで停電していました。
パソコンやサーバーが使えません。
その為、全く仕事が出来ませんでした。
あの時、「パソコン無しでは、全く仕事が出来ない」という事を痛感しました。

停電は、いつしか復旧します。
パソコンは壊れても、日々バックアップを取っているので、別のパソコンで代用できます。
しかし、「知識・頭脳」は復旧できません。

どういう事かと言いますと、例えばエクセルで作ったファイルがあるとします。
指定された各項目に、数字や文字を入力すると、仕事に必要な書類が作成できるようになっています。
データの入力は誰でも出来ます。
しかし、このファイルの各項目の計算式や、結果に至るまでの経緯等は、そのファイルを作成した人以外は分かりません。
一つ一つ解析していけば、計算過程は分かるでしょう。
しかし、どうしてその部分に、その計算式を使用したのか等の理屈までは分かりません。
そのエクセルのファイルは、所詮はアナログな知識をまとめただけのもの。
早く便利に集計できるようにしただけであり、それが利用出来るからといって、その仕事の奥深いところまで理解できている訳ではありません。

もし仮に、あなたが日常業務で使用しているエクセルファイルが、なんらかのトラブルで消失・破損してしまった場合、一から作成する事は可能でしょうか?
以前の担当者が作成したエクセルファイルを業務の引継ぎの際、そのまま利用しているだけで、その計算の仕組みまでは教えてもらっていない事って多々あります。

結局、アナログな部分・・・知識や理解が大事なのです。
それさえあれば、何とかなります。
トラブルが起きた場合の対処方法も、頭の中に知識や経験がある人とそうでない人では、速さや確実さが違います。

パソコンが使えるからといって、仕事を本当に理解しているとは限りません。
知識を積み重ね、今やっている仕事の理屈部分を理解しましょう。
データのキー入力なんて誰でも出来ますが、有識者の代替えは、なかなか出来ません。
それだけ、その仕事に対するプロフェッショナルとして信頼され、地位を築くことも出来ます。

こういう便利な世の中だからこそ、アナログな知識が必要なんだと思います。

Posted by kanzaki at 2008年05月20日 23:24