2008年05月25日

見慣れない角度

せっかくの連休だというのに、天気が良くありませんねえ。
小雨が降ったりやんだりで、とても遠出できるような感じではありません。

昨日はロードバイクをショップへ持って行き、メンテナンスをしてもらいました。
購入して数ヶ月。
いろんな所へ走りに行きましたので、ちょっと気になる部分の調整をしてもらいました。
天気も良くありませんし、こういう時に見てもらうのが吉。

その後、図書館へ本を返しに行きました。
最近、月20冊ペースで読んでいます。
大抵は2時間もあれば1冊読めるので、乱読派の私にとって図書館は貴重な場所です。

ついに『ハリーポッターと死の秘宝』が発売されるのですが、当然、図書館でも借りたい人が続出することが予想されます。
そこで私の利用している図書館では、異例の告知。
予約受付を6月24日(火)午前10時から行うそうです。
もともと人気があり、更に最終巻ですから、借りるのは大変そうですね。
今までの傾向から言いますと、古本屋で買う方が、安くしかも確実に入手できるかもしれません。

図書館から5冊、新たに借りて帰りました。
線路の踏切を渡った際、ついカメラを手にして写真を撮影しました。

densya080525.jpg

電車が線路の上で停車していたのです。
こんな角度で電車を見るのってはじめてでした。
電車に引かれる瞬間でもない限り、こんな角度・距離で見ることはできないでしょう(鉄ヲタじゃないので分かりませんが、多分・・・)。

普通は、線路脇などからしか電車は撮影できないのですから、私にとっては非常に新鮮な角度でした。
いつも利用する場所でも、こんな風に新鮮になれるものなんですね。

人は自分のいる場所に対して不満を持つと、新鮮な場所を求めたくなるものです。
しかし、実際に行って見ると、実は大して新鮮でもなければ、以前の場所よりつまらない事もあります。
むしろ、今いる場所を違った角度から見たほうが、新鮮に感じたりするものです。

モーリス・メーテルリンクの童話に「青い鳥(L'Oiseau bleu)」という作品があります。
チルチル、ミチルの兄妹が夢の中で、過去や未来の国等、幸福の象徴である青い鳥を探しに行くのですが、結局のところそれは自分たちに最も手近なところにある、鳥かごの中にあったというお話し。
今の自分は本当の自分ではないと信じ、いつまでも夢を追い続ける人、すなわち理想の職を求めて定職につかず転職を繰り返す人のことを、青い鳥症候群と言います(wikiより)。

なぜか私は、写真を撮影した際、「青い鳥」の話しを思い出しました。
同じ場所にいても角度を変え、視界を別の方向に向けるだけでも新鮮に感じられる。
人の感情は常に変化するものですから、まずは別の場所ではなく、別の角度で物事を見てみてはどうでしょうかねえ。

Posted by kanzaki at 2008年05月25日 17:08