2008年05月26日

石田ゆうすけ〜世界1周を自転車で7年半かけて行った冒険家

昨日、図書館へ本を借りに行った際の事を書きました。
実はもう一つ、気になることがありました。
建物の中へ入ってすぐの所に「それ」はありました。

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「世界1周号」と名づけられた赤い自転車。
ドロップハンドル、各種キャリアパーツを装備したツーリングバイクです。
損傷が激しく、塗装ハゲや錆び、何度も巻きなおしたボロボロのテーピングが印象的です。

これは冒険家・石田ゆうすけさんが、1995年の7月から2002年の12月までのおよそ7年半、自転車で世界を旅した時に使用した自転車です。

●石田ゆうすけ・プロフィール
職業 ライター 
出身 和歌山県 ( 東京在住 )
略歴
高校時代から自転車旅行を始め、20歳の時、日本一周を達成。3年3ヶ月のサラリーマン生活の後、95年7月、世界一周の旅に出発。2002年12月30日、約7年半に及ぶ旅を終える。
現在は執筆業のかたわら、全国各地で講演活動を行っている。

チャリ世界一周の概要:
期間 1995.7.15〜2002.12.30(7年5ヶ月無帰国)
訪問国数 87カ国
走行距離 94,494
パンク回数 184回

主な著書:
『行かずに死ねるか!』2003年10月 実業之日本社 定価1,500円+税
『いちばん危険なトイレといちばんの星空』2005年1月 実業之日本社 定価1,500円+税
『洗面器でヤギごはん』2006年11月 実業之日本社 定価1,500円+税


恥ずかしながら、私はこの人を全く知りませんでした。
この日、図書館へ来なければ一生、石田さんの事を知らなかったかもしれません。
そして、神ナナを運営していなければ、ただ単に自転車を撮影しておしまいだったことでしょう。

私の利用している図書館「ほんぽーと新潟市立中央図書館」にて、石田さんのスライド&トークショーが行われるのだそうです。

●ほんぽーと新潟市立中央図書館
http://www.niigatacitylib.jp/

○石田ゆうすけ スライド&トーク 講演会
第1回 5月25日(日)13:00〜15:00「アメリカ・ヨーロッパ」編
第2回 6月29日(日)13:00〜15:00「アフリカ・アジア」編
第3回 7月20日(日)・21日(祝)13:00〜15:00「世界の食」未公開編、15:00〜16:00「対談」石田ゆうすけ×エッセイスト藤田市男<20、21は同じ内容>

会場:ほんぽーと 新潟市中央区図書館3F ビーンズホール
料金:1回 1,000円(高校生以下半額) 限定120名

電話、もしくはEメールでご予約下さい。
お申込先:石田ゆうすけ講演会実行委員会
      新潟市中央区東大通1−2−12 ホクユウビル7F
      TEL/FAX 025-243-1019 (スピークアップ内)
      E-Mail watanabesp@aol.com

この講演会についての詳細は下記を参照してください。

●新潟英会話/新潟駅前の英会話「スピークアップ」 
-茅ヶ崎方式英語会 新潟校-
http://www.speakup.jp/


石田さんについてネットで調べてみました。
関連のある幾つかのサイトをご紹介します。

●石田ゆうすけのエッセイ蔵(公式ブログ)
http://yusukeishida.jugem.jp/

●7年間ぶっ通しチャリ世界一周(以前のサイト)
http://www2.ocn.ne.jp/~yusuke1/index.html

ここで自転車世界1周のエピソード等について読むことができます。

●ネイチャーワールド
「7年半世界中を自転車で旅した石田ゆうすけさんの旅の講演会のレポートのページです。」
http://www.natureworld.jp/event/yusuke.htm

過去に行われた公演の模様をレポートしています。

●THE FLINTSTONE:チャリダー・石田ゆうすけさんの世界旅(04.09.05)
http://www.flintstone.co.jp/20040905.html

少し長めのインタビューが読めます。


上記関連サイトを読めば、大まかな事は分かると思います。
その中で気になった部分をピックアップしてみます。

○単に街を見ているだけでは何も残らないが、その地域の人と触れ合うことで,エピソードが増え思い出がとても濃くなる。


○パワーポイントを使っての解説
「これが7年半走った僕の愛車です。」
この一台が僕の家だったようなもので
生活の工夫的なものをどんどん付けていって…
一番重いときで80kgありました。
 7年半で…パンク184回
       …タイヤ37回交換


○インタビューでの一コマ:

インタビュアー
「本にも"最初の予定は半分の時間(3年半)で回るつもりだった"と書いてありますね(笑)。
でも、こういう番組を長くやらせていただくと、冒険家の方々は総じて予定通りにいかないみたいですね(笑)」

石田「そうなんですか!(笑) それが出来る人ならおそらくこういうこと(冒険)はしないんですよ」


○自転車の旅についての注意点やアドバイス:
チャリダー(チャリンコ・ライダーの略)としてでしたら、まず自分で1日に何km走って×日数=どこまでいけるという計算をしないことですね。
それをすると走ることが義務になってしまうんですよ。
『本を読んで、自転車旅行を始めました』とかメールをいただくんですけど、『キツかった』っていう印象が残っている人が多いんですよね。
みんな短期間でここまで走るというプランをたててしまって、移動手段になってしまっているんですよ。
そうではなくて、行けるところまで行けばいいという感覚で旅をするといいと思うんですよ。
むしろ、どこまで行くという目的地を決めないくらいでいいと思います。
1日大体100km走れるんですよ。
なので、10日あったら1000kmだからここまで行こうと決めるよりも、10日間をどう過ごすかという考え方がいいと思うんです。
観念的ですけど、それって凄く大事だと思うんですね。
自転車旅行は単純に疲れるので、特に決めないほうがいいですね。


○ インタビューでの一コマ:

インタビュアー
「石田さんの本に書かれていた、目的の1つとして"一番すごいものをみたくて、感じたくて"旅に出たわけですけど、見つけましたか? 」

石田
「見つけたって言うと簡単すぎますけど、自分の中ではありましたね」

インタビュアー
「私もこの本を読んでいて、"もしかしてこれかな?"って思うものを読み取ったんですけど、それが果たして同じかどうかというのは分からないんですが、私は一番最後に書かれていた"生きていることが奇跡のように見えたような気がした"っていう部分かなと思ったんです」

石田
「まさにそうです! 
生きていることが見えるってすごいなって思ったんですが、これはきっと旅で色々な思いをして初めて見られるものなんだなって感じたんです。
だから、もしかしたら私は死ぬ寸前まで、その奇跡のような感覚っていうのを見られないのかもしれないなとか、色々考えたんですよ。
生きているということがあまりにも当たり前になってしまっていると感じたので。
この奇跡を感じたら究極のものを見つけちゃったんじゃないかなぁ。次はどうするんだろう?(笑)」


本日、冒険家・三浦雄一郎さん(75)が26日午前7時33分(日本時間同10時48分)、ネパール側の南東稜(りょう)から2度目の登頂を果たしたというニュースが入りましたよね。
やはり、高齢での挑戦というところがカッコよく感じさせてくれます。

しかし往々にして、聞いていて面白い冒険のエピソードっていうのは、「情けなさ」「カッコ悪さ」だと思うんですよね。
一番分かりやすいのは、「水曜どうでしょう」とか「電波少年」とかじゃないですか?
あそこで映し出される冒険は、基本的に情けないトラブルの連続です。
身体的能力が凄いヒーローではなく、何かが起きれば愚痴をこぼしたり、泣いたり・・・。
それでも、ほんの些細な事でもいいから、必死こいてやり遂げた際の喜びというのは、我々の胸に感動を与えます。

どうやら石田さんの旅も、そんな情けなさが一杯あり、面白そうな講演会になりそうです。
次回は是非、聞きに行ってこようと思います。

Posted by kanzaki at 2008年05月26日 23:06