2008年08月15日

「時間のゆらぎ」「時間の流れ方」を作り出す方法

雑誌「PRESIDENT」を読んでいたら、「男の夢を買うなら所有か、会員制か? プチ別荘・週末別荘」というページがありました。

記事をまとめますと・・・

1.別荘の最大の特徴は「ステータス」を得られること。

2.自宅の購入と違い、セカンドハウスの購入主導権は妻より夫の方が強く、本人の趣味性や夢の実現が大きく反映される。

3.会員制リゾートクラブは手軽にセカンドハウスを所有したい人向き。
入会金・預託金を支払って会員になり、一室の利用権・所有権を年1週間単位で割り当てられる「タイムシェア型」がメジャーな運営方式で、会員は権利を持つ週なら、予約なしで施設を利用できる。
また、値段も手ごろ。

4.所有にしても会員制にしても、大事なのはセカンドハウスを持つことで「何をしたいか」を明確にして、自分にあったスタイルを選ぶこと。
雑誌やネットでの情報を活用し、慌てずゆっくりと探すことをお勧めする。


・・・確かに別荘というのは、なかなか良い響きです。
大人が実用性よりも、遊び心とか趣味性を考慮して買ったり、所有するものってありますよね。
例えば靴、鞄、カメラ、自動車等。
最近だと自転車もそうでしょうか。

デジタルカメラですと、価格を重視すれば2万以下でも購入できます。
それでも十分に機能がいい。
画質等に拘るならば、デジタル一眼レフカメラを視野にいれる人も多い事でしょう。
しかし、そこで「あえて別のものを選択する」という人もいます。


●コンパクトデジカメ旗艦機の性能に迫る! - LAPITA - X BRAND Presented by Yahoo! JAPAN
http://xbrand.yahoo.co.jp/magazine/lapita/325/1.html

キヤノン『PowerShotG9』は、どこか懐かしさを感じさせる、クラシカルな雰囲気を醸し出しているデジカメである。堅牢なアルミボディには、全面に手間のかかるレザートーン塗装が施されている。銀塩フィルムカメラを彷彿とさせるボディ上部のふたつのダイヤルも、アルミの塊からひとつひとつ削り出されて作られたもの。最近のデジカメは液晶モニターを見ながらボタンを押すという操作がほとんどだが、『G9』ではあえてダイヤル操作にこだわり、ISO感度の設定などもこのダイヤルを合わせることで行なう。銀塩フィルムカメラ時代の作法に通じている人なら、カメラを自分で操作しているという喜びを味わうことができる。
「2000年に登場したGシリーズの初代モデル『G1』は、カメラマンや新聞記者など、仕事で写真を撮る方のために生まれました。ですから、画質や堅牢さなどあらゆる点で妥協することなく作られていました。その伝統は最新モデルの『G9』にも受け継がれていますが、『G9』ではそれに加え、“もつことの喜び”も感じられるカメラに仕上がっています」
『G9』のデザインを担当した鳴島さんは、そう語る。
「開発時の想定ユーザーは50代のアクティブ・シニアだったのですが、“自分の父親にあげたいデジカメ”という思いも込められていました。デジカメは機能も盛りだくさんになり便利になりましたが、ただ便利なだけでなく、道具としての存在感や操作の充実感を追求することにこだわったのです」


カメラ好きだと上記の機種以外に、「RICOH GX200」とか「シグマDP1」みたいな機種を選択する人も多い事でしょう。
「満足感・所有感」という言葉の為に追求された道具には、やはり単純な数値的性能にはあらわれない魅力がありますよね。

この不景気ですから、こういったモノを手に入れて、更にそれを維持していくのは難しくなってきました。
私だってその一人です。
ただし記事に書いてあるとおり、ネットや雑誌によって、以前よりも購入前の事前調査がしやすくなっていますし、他人のためではなく他ならぬ自分のために買うものなので、何も無理して慌てて買う必要もありません。
ゆっくりで良いのです。
そうやって下調べをする時間もまた、楽しいひと時ですしね。

大人になると、自分の為の時間が減っていきます。
そして死ぬまでの時間が短くなっていきます。
体力・気力も低下し、若い時と同じことをしようと思っても、なかなか出来なくなってしまうものです。

仮に一日のうち、1時間だけ自分の時間があったとします。
絶対的時間の量は、誰にも等しく1時間しかありません。
しかし、その1時間の中に漂う「時間のゆらぎ」「時間の流れ方」は人それぞれ、工夫を凝らすことによって変化できるものです。
その為の道具として、上記にあげた「モノ」を活用するのは、何も不景気だからといって否定する話しじゃありません。

私の場合、モノを所有し過ぎると、本当に精神的重荷となってストレスとなってしまいます。
だから大抵、いただきもの等もお気持ちだけいただき、お断りする事が多いです。
だからどちらかと言いますと、「時間のゆらぎ」「時間の流れ方」を作り出すために、形の無いものを活用します。
手っ取り早いのは、自分の頭の中から生み出す事。
その一つが、この神ナナというサイトです。
毎日やっていると面倒なのではと思われる方もいると思いますが、実はそうでもありません。
むしろ、つい最近まで仕事のせいで全く更新できなかった時の方が、よっぽど辛かったです。

皆さんも「時間のゆらぎ」「時間の流れ方」を作り出す方法をゆっくりと探してみてはいかがでしょうか。

Posted by kanzaki at 2008年08月15日 13:47