2008年09月24日

効率よく生きるということ

雑誌「DIME 19号(2008.10.07号)」に、美容家IKKOさんのインタビューが記載されていました。
非常にポジティブ思考な方のようでして、怒られたり失敗した時はくよくよせず、実はチャンスであり、これによって自分も成長させてもらえると思うようにしているそうです。

そして、若い頃はちょっと道を外しても、先々で役に立つことがあるけれど、「30代後半になったら効率よく生きる必要が生まれる」との事。
自分が何をしたいのか、その為に何を為すべきかを考え、優先順位をつけていくべきだそうです。

とても納得できる考え方です。
30代後半になると、自分は若いと思っているつもりでも、他人はそうは見てくれません。
役職だってそれなりの地位についているし、甘ったれた事を言っている場合ではありません。
そして、一年がどんどん早く感じてきて、ぼーとしているうちに年齢を一つずつ重ねてしまいます。

そして何か心機一転をしようにも、一から何かを始めるほどの気力、体力、知力がありません。
転職にしても、企業が求める中途採用者というのは、チャレンジ精神とかそういうヤル気には期待しておらず、その人が今まで培ってきたキャリアに期待をしているそうです。
だから転職の際は、まずは「キャリアの棚卸し」が必要となります。
この言葉を検索すれば、それがいかに大事か分かります。

昨日、勝間和代さんの著書『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』を読んでいました。
そこに書かれていた事なのですが、大抵、一つのジャンルについて、それなりの事を言えるような知識を得るのに約2年はかかるそうです。
30代後半で2年と言いますと、相当なボリュームですよ。
ましてや、色々な方面に浮気して手を付けていますと、2年じゃ身にならないです。
そうこうしている内に40代へ突入・・・。
著書の中に書かれていましたが、本当に忙しい人ほど、合間合間の短い時間を有効活用して仕事をさばいたり、自分の身になる事を体得しているそうです。
飛行機のファーストクラスに座っている人ほど、パソコンや書類、本に目を通す等、何かしら行っているそうで、逆にエコノミークラスの人は何もせず、せいぜい、機内で放映されている映画等で時間を潰しているそうですよ。
また、英語をスムーズに聞いたり、話すようにしたかったら、概ね1,000時間以上の英語を聞くことが必要だとか。
これまた、30代後半の人間には厳しいボリュームですよね。

IKKOさんが言うように、物事に優先順位を付けて、効率よく生きていくのが正しいのでしょう。
定年までで考えれば、30代後半は折り返し地点目前。
そろそろ夢物語的な憧れに妄想するよりも、今後の人生にとってプラスになる方法を真剣に考えるべきでしょう。

「定年後も安心! 40〜50代から始める資産運用」という本に書かれていた事なのですが、実際に定年退職を迎えて、ファイナンシャルプランナーに老後生活の資金相談に来る人は一様に「もっと若い時から老後の事を考えておけば良かった」と言っているそうです。
また、老後の生活というのは、現役の時とは比べ物にならないくらい、個人が自由に使える時間があるそうです(だからこそ、時間だけあっても、お金が無ければどうすることも出来ないと警告しています)。


●現役の時の勤務時間の合計
1日10時間労働×1年間の勤務日数200日×38年間=約7.6万時間

●老後の自由時間の合計
1日12時間×365日×60歳時点での余命25年=約11.0万時間


老後の自由な時間が、いかにボリュームがあるか分かると思います。
上記からも、現役の時にダラダラと生きてきた人間が、老後になってから充実した生活を送るなんて考えられません。
効率よく考えて生きる事を現役時代から身に付けておきたいものです。

実は、この効率よく生きる方法を手っ取り早く得る方法があるのです。
それは「本を読むこと」です。
これは、勝間和代さんの著書『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』に書かれていた事です。
後日、この読書というものについて、この本を元にご説明したいと思います。

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Posted by kanzaki at 2008年09月24日 21:38