2008年10月09日

インターネット今昔物語、神崎今昔物語

Googleは10周年記念という事で、2001年のバージョンで検索が出来るようになっています。

●Google2001
http://www.google.com/search2001.html

2001年当時のgoogleで検索ができます。
検索したいキーワードを入力し、検索候補にある「View old version on the Internet Archive」という文字をクリックすると、その当時のそのサイトが表示されます。

似たようなサービスならば、私は下記のサイトをお勧めします。

●Internet Archive
http://www.archive.org/index.php

トップページのURL入力欄にURLを入力した後、「Take Me Back」のボタンを押すと、その該当サイトを年代順に閲覧する事ができます。
ちなみに当サイトのURLを入力したところ、2004年1月当時から現在に至るまで閲覧できます。
サイトの一番上にある画像が、何故か現在の画像なのですが、それ以外は当時のままです。

一番古いアーカイブですと、まだアクセス数が19139しか無い頃でした。
あの頃は、クリエというPDAのレビューを書いていました。

こんな風に、過去へ遡って閲覧できるのですが、現在と比較して面白いのはやはり、公のサイトです。
例えば、日本一のプロバイダー「OCN」(http://www.ocn.ne.jp/)の1997年のページを見ますと、随分とちゃっちいです。
その当時の個人サイトと変わらない技術・レイアウトです。

現在、大手のサイトはFLASH等を使い、やたらと重いところばかりです。
個人サイトには真似の出来ない技術なのかもしれませんが、回線速度とマシンスペックに頼ったサイトは、個人的には好きになれませんね。

よく考えてみますと、たかだか10年ぐらいの間に、私達のインターネット環境というのは劇的に進化しましたね。
学生の頃には想像もつきませんでした。
実は、今の世の中は、空想上の出来事なのかもしれませんよ。

仕事中にふと、「あれ? 私は一体ここで何をしているのだろう」と思うことがあります。
デジャブ現象にも似たような感覚です。
実は私は大学生で、仕事をやっている今の姿は、空想上の出来事なんじゃないかと。

入社当時は右も左も分からない状態でした。
いつの間にやら仕事が増え、日々の業務を他の人の指示を受けなくても、自分で勝手にこなせるようになっていました。
本日、上司がみんな出張で出かけていたのですが、私は自分の仕事を誰に言われるでもなく行い、普段どおりに過ごしていました。

自分は社会不適合者だと思い、絶対にすぐこの会社を辞めてしまうと思っていたのに、なんだかんだで働いています。
会社で自分だけが任される仕事も増え、責任も増え、更に胃痛を抑えるためにキャベジンを飲む量も増えました。

睡眠中によく、自分が大学生だった頃の夢を見ます。
どうも私は自分の中で、社会人という自分の姿を「仮の姿」か何かに考えているようです。
今、色々とやっている事を現実として受け入れていないようなのです。

例えば、自分がマイカーを持っていて、しかもその車が既に13年も経過している事も信じられない。
学生時代は今より更に貧乏だったので、マイカーなんてあり得なかったからでしょう。
そのせいもあって、あまり車を運転しないのかもしれません。
今だって、徒歩で通勤していますし。

全ての事にそれが言えまして、自分を学生時代のスペックのまま、この2008年という世界を見渡しているように感じるのです。
こんな風に思って過ごしているのは私だけなのでしょうか。

人は成長していくと言いますが、私は単に、環境や立場が人をそういう振る舞いにさせているだけのように思うのです。
だから、今の仕事を辞めたら、また元に戻ってしまう。
そんな事はないと思いたいのですが、どうしてもそんな風に考えてしまうのです。

もし私が今の仕事を辞めたとしましょう。
次の転職先では、その転職先の会社に合わせた自分を演じるでしょう。
しかし、その転職までの間はどうなるのか?
おそらく今までの社会人として振舞っていた神崎の姿は消え、また学生時代のスペックに戻ってしまいそう・・・。

老人になってボケが進行してくると、人は子供のような考え・振る舞いになってしまいます。
それを見ると、環境や立場が人を大人として振る舞わせていただけで、中身は子供の頃のままという考えが、間違っていないのかもと思ってしまいます。

こんな風に考えてしまうのは、自分の今の生き方に自信が無いからなのかもしれませんね。

hana20081009.jpg

Posted by kanzaki at 2008年10月09日 21:36