2008年12月24日

2009年をどう過ごすか考える【1】

先週のドラマ「相棒」で、薫が卒業しました。
殉職ではなく、すっきりした別れでしたね。
何となくなのですが警察を辞めてはおらず、小野田さんの力で長期休暇扱いになっているのではないでしょうか。
インタビュー等を聞いても、今生の別れという感じではありません。
「まじかる☆タルるートくん」で、本丸が修行のためタルと離れていた間、名古屋の岸麺太郎(きし めんたろう)編をやっていましたよね。
そんな感じで、また復帰しそうな予感・・・・希望的観測ではありますが。

次の右京さんの相棒は誰なんでしょうかね。
来年公開されるスピンオフ映画「鑑識・米沢守の事件簿」に、萩原聖人さん(相原誠刑事役)が登場します。
映画とドラマがリンクすることになり、これが一番可能性が高いような。
年配の人には「ヨン様の声の人」という知名度もありますしね。

薫がいない元旦スペシャルはどういったストーリーの転がし方なのかが気になるところです。
元旦スペシャルは随分と先のような気がしていましたが、よくよく考えてみれば、来週の木曜日なんですね。


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来週の木曜日には2009年となります。
月日の経つのは早いと実感するこの頃です。
2008年の前半は原油高で騒いでおりましたが、秋以降は大手企業が赤字へ転落し、内定取消、派遣社員の解雇と、更に深刻な問題が広がりました。

来年の今頃、自分自身がどのようになっているのか皆目検討がつきません。
公園で寝泊りしている可能性もあります。

幸い、今年で奨学金を全額返済し終わったので、無借金生活となりました。
これは本当にありがたい。
奨学金の返済があるからこそ、嫌でも会社を辞めずに働き続けてこられたという二次効果もありました。

奨学金を高校の時から利用し、大学時代は二つの機関から借りていました。
だから返済額も半端じゃありません。
おかげで贅沢なんてしていられませんでした。
まあそのお陰で、しょうもない事にお金を使わなくて済んだようにも思えます。

去年は管理職になり、今年は奨学金の完済。
一年ごとに大きな区切りが続いています。
来年はどういった事に区切りをつけるべきか模索を始めています。

雑誌「PRESIDENT」の最新号を見ますと、2009年という新しい一年を過ごす為の秘策が散りばめられていました。
一つの質問について、それに適した人が答えるという形です。
しかも、1ページ単位で読みやすい。
自分自身が来年の事を考えるのに幾つか役に立ちそうな事が書いてありました。
今回は、それらを掻い摘んでご紹介したいと思います。


●資産形成について

NTTデータの斎藤さんは、60代以上の人ならば、新年早々に損切りを勧めています。
1月20日、オバマ新大統領が就任した直後は株価が回復するからです。
しかしその勢いは夏まで。
このタイミングで保有株を売って、手仕舞いにしましょうとの事。

20代、30代の人には、株での儲けのチャンスと言っています。
インデックスやETFではなく、個別株を推奨。
製造業、特に部品メーカーの株を買うことを勧めています。
トヨタ、ソニーなどの優良株を安く買う仕入れ時と考えてもいい(余剰資金の3〜5割の範囲内で行うこと)。

40代以上は、経験を生かした堅実な投資と、時期を見て損切りを推奨。
国際、優良企業など利回りのいい株や債券も勧めています。

60代以上にはFXを頭の体操にと勧めていました。

そんな中、さわかみ投信の澤上さんは、個人投資家へ以下のように勧めています。
長期運用を前提にした投信として、オーソドックスなものを推奨。
企業価値に比べて株価が安い銘柄を買い、株価が価値に追いついたところで売却を繰り返せと言っています。
めまぐるしい変動に一喜一憂しないこと。

経済評論家の山崎元さんは、今回の暴落を静観しています。
今回の暴落は、不動産価格の下落に伴う不良債権問題の発生であり、ただ、事の起こりがアメリカの不動産市場なので、やや規模が大きいというだけにすぎないとの事。
つまり、再び世界の株式市場は復活するのです。

彼は現在の投資方法を紹介しています。

まずはETF。
具体的には野村アセットが運用する「TOPIX連動型上場投資信託」です。
理由は最低売買単価が10株からで、他より手軽だから。
次に外国株のETFでiシュアーズの「MSCI KOKUSAI」。
日本株以外の先進国の株に投資する海外ETF。
これらを半々ないし、日本株4、外国株6程度で分けて買おうとの事。

積極的に投資したい人には、バフェット式とテンプルトン式の二つの方法を勧めています。

バフェット式は、安くなった優良企業を買って長期保有するやり方。
そのやり方で、時価総額5,000億円以上、PBRが1.2倍以下、PERで12〜13倍以下でスクリーニングした日本の優良企業を買おうとの事。
その際、最低三銘柄以上に分散投資しましょう。
また、円高を考え、輸出比率が極端に高いものは避けましょう。

テンプルトン式とは要は、ボロ株のリバウンドを狙うこと。
株価が100円以下、PBR一倍未満、自己資本比率が25%以上の銘柄をパックにして買ってみる。
100円で1,000株ずつなら300万円で30銘柄の分散投資が出来ます。
倒産して紙くずになる株も出てくるが、数年待ち続ければ、有利な運用となるとの事。

老後の資産について気になる人もいるかと思います。
夫婦二人の生活費は最低でも毎月24万円。
ゆとりのある生活の為には37万円が必要との事。
生命保険文化センターの資料にはそう書かれているのですが、これは私に喧嘩をふっかけているのでしょうか。

とりあえず37万円必要だとしまして、60歳から85歳までの25年間の生活費総額は1億1,100万円。
サラリーマン家庭の年金額は夫婦で約22万円。
25年間で約6,600万円なので、定年までに差額の4,500万円を準備する必要があります。
もし2%で運用しながら取り崩すと、当初必要な額は約3,500万円となります。

キャスター兼ファイナンシャルプランナーの生島ヒロシさんは、以下のように勧めています。
子育ての終わった50代は貯蓄のゴールデンタイム。
しかし無駄遣いをしてしまいがち。
そこで銀行引き落とし等を利用した自動積み立てを勧めています。

積立額は50歳、年収1,000万円ならば年収の2割程度。月に16、17万円を目標にしましょう。
月17万円の積み立てを10年続ければ、金利0%でも約2,000万円。
さらに積み立ては投資時期の分散が行われ、その結果、リスク低減効果が期待できるので、比較的高いリスクをとった運用ができます。

リスク資産割合ですが、40歳ならばリスク資産を4割にして、6割は国債や預貯金など、元本確保型の金融商品に回しましょう。

私は40代ではありませんが、生島さんが考える40代のポートフェリオを紹介します。

60%・・・国債・預貯金
15%・・・外債
10%・・・日本株ファンド
5%・・・外国株ファンド
5%・・・コモディティファンド
5%・・・新興国ファンド

以上です。
3か月から半年に一度は資産配分を見直してください。

いろんな人のお話しを書きました。
基本的に皆さん、ニュース等で不安を煽るような世の中で、かなり楽観視しています。

2007年のサブプライム問題は、日本で不動産価格が下落した92〜93年。
2008年のリーマンショックは、山一証券などの破綻が相次いだ97〜98年。
これらに酷似しています。
歴史は繰り返すもの。
つまり復活もあり得るわけです。

どうもですね、見識者達がはっきり言わない部分があるようでならないのです。
シロートに伝えていないブラックボックス。
表に出てこない人達の動きが来年、鍵を握っているように思えます。
銀行の中の人達、ガンガレ!

私自身の資産形成ですが、来年は投資信託に手を染めるつもりです。
ただ、今の状況から二の足を踏んでいるのも事実です。
ちょうど良い機会なので、他人の意見はあくまで意見として捉え、自分がどのように投資をしていけばよいか模索したいと思っています。

(次回へ続く)

*次回は、今回みたいなややこしい話しではなく、もっと身近なところを考えたいと思います。

Posted by kanzaki at 2008年12月24日 20:58