2009年04月16日
プレイステーション・ポータブル(PSP)でテキストを表示させる方法(txt2jpgで画像変換)
以前、スケジュール管理はPDAとパソコン上の支援ソフトで対応していました。
しかし酷使しすぎたのか、PDAが壊れてしまいました。
幸いな事に、使っていたデータを全てアウトルックへ移行できたので、10年近くの膨大なデータを今も活用し、更に毎日更新しています。
パソコン上ではアウトルックで、出先は携帯電話のスケジュール管理機能やメールで対応。
まあ、なんとかやっています。
PDAは使わなくなりましたが、その代わり、携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル（PSP）」が活躍しています。
ちなみに殆どゲームには使っておりません(お
・GPSユニットと地図ソフトでカーナビ
・ワンセグチューナーユニットでテレビ視聴&録画
・無線LAN環境でインターネット
・音楽、写真、動画の再生
などに活用しています。
私は携帯電話にはシンプルさを求めているので、こういった付加価値機能はPSPで行っています。
更にPSPでスケジュール管理ができれば、それこそ最強なんですけれどね。
テキストデータを入力できれば・・・いや、せめてテキストデータを見られれば・・・・。
そんな事をするには、以前ならば違法な方法でファームウェアをいじってやらなければいけませんでした。
しかし、そういう事はしたくありません。
実は、そんな事をしなくても、テキストデータを見る方法を発見しました(と言いますか、昔からあったんですね)。
PSPは写真等の静止画を見る事が出来ます。
ならば、テキストデータを画像にして見てしまおうという、物凄い発想の転換です。
●TXT2JPG
http://jptr.hp.infoseek.co.jp/document/txt2jpg_help/index.html
テキストファイル(txt)を形を整えて画像ファイル(jpeg,gif,pngファイル)に変換します。
使用するフォントや、背景画像など詳細な設定も可能です。
縦書きの文章も出力できます。
主にPSP(PlayStationPortable)のフォト閲覧機能で
テキストファイルを見ることを想定して作成制作しました。
一部のデジカメでも見る事ができるようです。
・窓の杜 - 【NEWS】“PSP”で表示・閲覧できるようにテキストをJPEG画像へ変換「txt2jpg」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/01/14/txt2jpg.html
携帯ゲーム機“プレイステーション・ポータブル”（以下、PSP）でテキストを表示できるように、任意のテキストを複数枚のJPEG画像へ変換するソフト「txt2jpg」v1.10が、10日に公開された。Windows XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作にはVB 6ランタイムが必要。
「txt2jpg」は、任意のテキストをJPEG画像化するソフト。PSPは、装着した“メモリースティック Duo”の特定フォルダ内にあるJPEG画像を表示することができ、本ソフトで作成した画像をこのフォルダへコピーすることで、PSPの高精細な液晶画面を使って出先で好きなときにテキストを読めるようになる。
テキストを画像にすると、認識するのがやっとじゃないかと心配していたのですが、全く逆。
ブラウザ上でテキストを読んでいるのと、全く遜色の無いものでした。
初期設定ですと、とても文字が小さくて、更に画面の端から端まで表示されており、とても読みずらいです。
ですので少し設定を変えています。
フォントサイズを12にして文字を大きくします。
そして文字の配置設定は、文字間隔や上下左右の余白の値を全て15にします。
これで文庫本に近い書式になり、非常に読みやすくなります。
ページをめくるには、PSP本体の右上にあるRボタンを押していきます。
ボタン一つを押していくだけで、どんどんページを進めていけるので、非常にストレスが無くて良いです。
通常、画面は横長で表示させますが、テキストを画像変換させる際、向きを変えてあげると、PSPを縦に持って文章を読むことが出来ます。
あと、変換設定の際、ルビの表示にチェックを入れておけば、青空文庫のテキストなどで、難しい漢字などの上にフリガナが表示されますよ。
夏目漱石の「こころ」をフォントサイズを12、文字間隔や上下左右の余白の値を全て15、PSPを縦に持って読むように画像の向きを変えるように変換したところ、778枚分の画像になりました。
枚数は多いですが、所詮、背景が殆ど真っ白で、その上に黒い文字を少しばかり表示させただけの「絵」ですから、大した容量にはなりません(夏目漱石の「こころ」だと約31M)。
このソフトは、発想の転換が勝因だと思います。
ちょっと残念なのは、小説を読んでいる最中にスリープモード状態にして、再び復帰した際、読んでいる最中のページが表示されない事です。
PSPは、ゲームのプレイ中にスリープ状態にして、再び復帰すると、スリープ直前からスタートできます。
これは非常に便利だと思うのですが、何故か画像表示に関しては適用されません。
その為、どこまでテキスト(を変換した画像)を読んだかを覚えておく必用があります。
そして、読んだページの画像を探し出し、そこから再び読むことになります。
まあ何にせよ、どんなテキストデータでも画像に変換して持ち運べるのですから、アイディア次第でいくらでも活用できると思いますよ。
桜を撮影しているうちに夕暮れになってしまいました。
ここ数日、天気が悪くて気温も低め。
桜の見ごろは終わったようです。
次はやはり、新潟ですとチューリップかなと。