2009年05月26日

地産地消の時代

●甘い×しょっぱい。魅惑の納豆を食す
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1242920431124.html

新潟の老舗納豆製造会社、大力納豆さんから販売されている“国産糀入味付納豆”。
納豆にコウジや塩、ミリンを練りこんで納豆に味を付けた「納豆の漬け物」です。

商品の元になったのは、魚沼地方の郷土料理のひとつ、“夏なっとう”と言う食べ物。
コウジと塩でしっかり納豆を漬け込んだ納豆の粕漬けだが、保存ができ栄養も高いとあってなかなか優秀な食品で、その名のとおり夏に食べられていた健康食だそう。


●国産糀入味付納豆│新潟県魚沼の大力納豆
http://www.dairikinatto.co.jp/goods/kokusanajitsuke.html

商品特徴 弊社「糀入味付納豆」の新商品です。大豆は北海道産すずまる大豆中粒、糀は山崎醸造様・国内産米糀、塩は笹川流れの塩、みりんは住乃井酒造様・本みりんと原材料の細部にまで拘りました。どなた様にも喜んで頂ける事、間違いなしと思います。
味付もよりシンプルにより美味しくなっております。是非一度ご賞味くださいませ。

・・・いや〜、新潟にずっと住んでいますが、この食べ物ははじめて知りましたよ。
地元で作られた食べ物や商品って、意外と知らないものが多かったりします。
テレビや雑誌のおかげで、「お取り寄せ」と称し、他県の名産・名物を買ったりはするのにね。

最近、「地産地消」という言葉を良く耳にします。
「地産地消」とは「地域生産、地域消費」の略語。
地域で生産された農林水産物等をその地域で消費することを意味する概念です。
土地の食材がそこに住む人の健康にとってよいという「身土不二」の思想や、イタリアの食文化保存・復権運動であるスローフード運動などと関連して用いられることもあります。

地産地消を進めることで、地域に根ざした生産者と消費者の結びつきを生もうというのも目的なんだろうと思います。
中国の餃子事件等によって、「生産者の顔が見える」という事が大切な要素になりました。
コインロッカーみたいなところに野菜が入っており、お金を入れて購入する仕組みってありますよね。
まあ顔は見えませんが、農家の方が直売している為、安心して買うことが出来ます。
スーパーでも、「この野菜は私が作りました」という文字と生産者の写真が入ったポップが、その野菜の横に飾られている事があります。
値段がちょっと高くても、生産者・・・特に地元農家の方が作ったものだと、ついつい買ってしまいます。

「地産地消」は何も食べ物だけではないと思います。
例えば新潟ですと、「Negicco(ねぎっ娘)」という三人組アイドルが新潟の各イベントで活躍しています。
また、全国初の地方お笑い集団「NAMARA」も活躍中。

●Negicco -ねぎっこ- オフィシャルサイト
http://negicco.net/

●新潟のお笑い集団:NAMARA
http://www.namara.tv/index.html

演劇集団みたいなものだけではなく、こういった地元を中心に活躍する芸人、タレントもいます。
関西だと当たり前のように、ローカル番組に吉本の芸人さんが出演していますが、新潟のような一地方でも存在しています。
舞台の上に立つ人も、それを見る人も同じ土地に住んでいる人。
これもまたある意味、地産地消でしょう。


以前にも紹介しましたが、いろんな地方で発刊されつつある「美少女図鑑」は、新潟が最初でした。

●春間近・・・&「美少女図鑑」は新潟発のフリーペーパーです
http://kanzaki.sub.jp/archives/001817.html

●新潟のフリーペーパー「美少女図鑑」のテレビ版「美少女図鑑TV」がオンエア開始
http://kanzaki.sub.jp/archives/001832.html

内容は、その街に住む「普通の女の子たち」をモデルに、誰もが見覚えのある「そのエリアの街並み」をロケーションとして撮影するファッション誌。
作品を発表するクリエイタ−達による出資で運営されているのも特徴。
その趣旨に賛同し、「撮影地協力」「衣裳協力」などのご協力をして頂ける企業に支えられ年2回(エリアによって異なる)発行しています。
これもまた、地産地消と言ってよいかと思います。

インターネットの世界を誰もが扱えるようになった時を境に、日本・・・否、世界の距離は縮まりました。
新潟にいても東京の情報はすぐさま手に入るし、その場所でしか扱っていないものを通販で購入もできます。
この10年ぐらいは、そういった便利さを体感できる年でした。

そしてこの数年ですが、自分の住む町を見直す風潮を感じます。
自分にあった街で暮らすことの良さの再認識。
そこへきて不況の風です。
特に地方の打撃は大きい。
売る側と買う側が一体になり、地方の活性化を考え始めました。
「共に生きる」も地産地消のワンピースかと思います。

東京の模倣、縮小版ではなく、その土地ならではの良さを全国にではなく、まずは地元の人達で感じあいたいものです。

私のできることなんて、このサイトで新潟の良さをアピールするぐらいしかありませんが、こうやることで自分自身が地元を好きになっていっているのが分かります。

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Posted by kanzaki at 2009年05月26日 22:44