今は殆ど使われていない会社の古い建物には、学校の教室みたいな部屋があります。
机や椅子などが、中学や高校で使っているものと同じものなので、まるで学校にいる気分になります。
小学校から大学に至るまで、私にとって学校とは何だったのだろう・・・。
恥ずかしい話しですが、あまり自我とか自尊心とか、とにかく自分の考えというものを持ち合わせていなかったように思います。
教えてもらったこと、指示されたことを素直に受け入れて、その通りに実行する。
きっと大人にはウケのいい子供だったと思います。
反逆しようなんて、そもそもそういう考えは自分の心の選択肢になかったです。
狭い空間と限られた人とで作られた世界が、自分にとっての全て。
今思い返してみると、非常に詰まらないですねえ。
そんなもんですから年齢を重ねるに連れて、10代の頃の記憶が薄れていってます。
それほど印象的なこともあまりありませんから。
でも、その記憶の薄れから、自分がどんなものを眼にしていたのかまで覚えていないのは残念です。
どんなに小さな世界であろうと、その年齢だからこそ見える景色というものは必ずあるはずですから。
去年の9月中旬から写真撮影をはじめました。
デジタルだから撮影枚数を気にしなくていいので、シャッターを切った回数はかなりの数になりました。
撮影したものは、神ナナに掲載したり、印刷したり、パソコンのスクリーンセーバー「マイピクチャースライドショー」に入れたり、フォトフレームで見たり、いろんな形で見返す機会が多いです。
今の自分だから見える景色を残せておいて、とても良かったなと最近は思っています。
神ナナでは写真だけではなく、文章も書いているから、その時の自分だから書ける文章・考えというものが残っていきます。
これもまた、薄らぎゆく自分というものを残せる手段として良かったかなと思っています。
よかったらあなたも、今の自分の「視線」と「考え」を残してみませんか?
Posted by kanzaki at 2009年05月28日 20:39日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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