フリーライターの橘ジュンさんは、カメラマンの夫ケンさんとフリーペーパー「VOICES」を発行しています。
●VOICES
http://bondproject.jp/voices/index.html
VOICESは、様々な表現者たちの『ありのままの視点で、リアルな声を伝えたい』という想いから2005年、秋、デザイナー、フォトグラファー、ライターなどが集い、生まれたフリーペーパーです。
昨今、社会問題となっている、ニートや引きこもりをはじめ、依存症やリストカット、非行など、生きづらさを抱えた青少年たちの姿が多く取りざたされています。
彼らの行動の背景には、自己肯定感の希薄さや、自分の気持ちや考えを表現する方法を見つけられていない状況があると考えます。
『そのままの自分で生きていていいんだ』と、思えるようになるためには、自分らしさを表現できる手段を見つける事、ありのままの自分で人と繋がっていく事と・・・。VOICESは紙面を通じて『こんな人もいるんだ』と、読者が知る事によって視野を広げ、多様な生き方がある事を知ってほしいと思ってます。
●VOICES〜語り場BLOG〜
http://voices-blog.jugem.jp/
●bond Project
http://bondproject.jp/
街をさまよう、心に悩みを持つ少女たちの生の声を伝えるため「VOICES」を創刊したそうです。
更に今年3月には、渋谷に24時間営業のカフェをオープンさせました。
相談に乗る大人が常駐し、少女たちの助けをしています。
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本来、10代の少年少女たちが活躍する場は「学校」です。
しかし、
本人に関わる問題(ex.極度の不安、緊張、無気力など)、
親子関係(ex.親からの叱責、親への反発など)、
友人関係(ex.ケンカなど)、
学業不振、
家庭環境の急変(ex.父親の単身赴任など)、
病気など、
様々な要因によって不登校になる子供達がたくさんいます。
子供達が不登校になるきっかけとして、本人の心理的な要素が大きいそうです。
そんなことから、例えば群馬県の中学校では、2001年度からスクールカウンセラーの配置をはじめました。
2007年度には全174校へ配置が完了し、現在は小学校への配置が進んでいます。
スクールカウンセラーの設置により、30年間増え続けていた不登校の数が減少へ転じたそうです。
また、不登校児童達の約3割が、スクールカウンセラーによる相談・指導により、登校できるようになりました。
この成果を踏まえ、現在は子供達だけではなく、教論や保護者とも連携しながら問題解決をはかるスクールソーシャルワーカーについても配置を進めているそうです。
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他県、例えば横浜市では、2010年度の新規事業として、市立小学校へ「児童支援専任教論」の配置を行います。
通常、いじめや虐待などの問題を抱える児童に対し、学級担任が対応をします。
しかし、あまりにも担任に負担が集中しすぎて、担任による問題の抱え込みを改善しようというのが狙いです。
●いじめや不登校などに対応する専任教諭、小学校に配置へ/横浜市(カナロコ) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100215-00000001-kana-l14
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自分自身も子供時代があったはずなのですが、少しずつその記憶も薄れ始めています。
数少ない思い出せる記憶は、楽しい思い出よりも、辛かった思い出ばかり。
きっとそういう大人は多いはずです。
あれって何でなのでしょうかね。
そういう辛い思い出が反面教師となり、生活する上でプラスへ利用できれば良いのですが、なかなかそうもいかないものです。
幸いにして私自身、不登校はありませんでした。
けれど、とりあえず登校していただけで、果たして充実した学園生活を過ごしていたかと考えますと、そうは決して言えません。
ただし高校生までと、大学生以降の人生では、考え方がすこし違うような気がします。
高校までは閉鎖された空間の中で、自分自身は何も決定権が無いまま生きていたのに対し、大学生以降は、自分で問題の解決をしようという姿勢に変わったように思います。
勿論、大学生といえども子供ですから、完璧な判断・選択が出来ていた訳ではありません。
しかし、解決方法には幾つもの選択肢があり、誰かがその選択肢の一つを選んで進んだとしても、自分も同じように進む必要はない事を知りました。
自分で選んだ選択肢には、楽をしたいからと「逃げ」の選択もあったでしょうし、自分自身を高めようという「積極的」な選択もありました。
大学生になって、自分が生まれ育った環境以外で一人で生活するようになったのは、非常に良かったと思います。
例えれば、高校生までは350mlの水を350mlのペットボトルへ詰めて、ギリギリの中でやっていたのですが、大学生以降は350mlの水を1.5lのペットボトルへ詰めているような感じ。
詰めている水の量は同じでも、それを詰める容器が大きくなったように思えます。
一般的には、視界が広がったと言うのでしょうかね。
もしくは「大は小を兼ねる」かな?
「大は小を兼ねる」という言葉は、実際に「大」を体験してみないと理解できません。
子供達にそれを理解させるには、概念だけを伝えたって無理です。
実際に体験したものからしか人は学べないと思うのです。
けれど、それを子供達に理解させるのは難しい。
私がもし、子供達を助けるような活動をするとしたら、「とにかく話しを聞いてやること」しか出来ません。
体験からしか学べないのであれば、幾ら私自身が生活の中で悟った内容を話したって、相手には理解できないからです(大人になってから気づくとは思いますが)。
人生には幾つもの選択肢があるけれど、選ぶのは本人。
いきなり大人が答えを提示しては、本人が考えをまとめられなくなる。
話しを聞いてあげることで、相手は自分自身の考えをまとめ上げる事ができるのですから。
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